コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

いただきます

2011年05月30日 | 日記
本当かウソか…

中国語(北京語?)には

今からご飯を食べるときに唱える呪文の

「いただきます」という習慣がないのだとか…

試しに「翻訳エキサイト」で調べてみると

「那就开始吃了」となった

英語では Let!s eat. であった

これでは さあ食べよう! ということだけで

永六輔がよく言う

「今からアナタの命をイタダキマス」という意味じゃないもんね



この折り込み広告の広告主が問題というわけでは決してありません

ただ

この値段が どう受け入れられているのか?



スゴイ! ロースがこの値段なんて安い!

家計に優しい!

良心的値段!



単純に そう考えて良いものか…?

”もー”と鳴いて四本足で歩いていた「牛」が「牛肉」になる場所

つまり 屠畜場(とちくじょう)では

われわれ獣医師が食に適した肉か否かを検査しているのであります

そういった専門知識のみならず

スーパーでパックに入って並んでいる牛肉の100g単価から推測しても

この値段設定が いかなるモノなのか

想像するに易いと思うのはワタシだけ?

ホルスタインは乳牛だけど 子供を産まないと乳が出ません

生まれてくる子牛はメスなら乳牛に育てますが

オスなら乳も出ませんから 肉牛として育てられます

子牛を沢山産んだ乳牛も 加齢とともに乳の出が悪くなります

沢山食べさせてもチョットしか乳が出ないなら

食べ物を変えて太らせて 肉牛として売ります

それが畜産です 牛は産業動物なのです

そうやって肉になった牛の中でも

肉としての価値が低いモノは 当然 安く取り引きされるわけで

口に入るときの単価は これに基づくわけです

「1頭から5kgほどしかとれない希少部位」なんて書いてあると

思わず得した気分でたのんじゃう…

本当に高級食材として美味きわまりない希少部位ならば

叙々苑游玄亭西麻布店でメニューにのるはずで

のってないなら 本当に裏メニューになるほど希少か???

どっちにしろ

この値段設定じゃぁ ワタシは▲かないなぁ…

まして●ッケがあったら 知り合いにも▲かせない と思う…

出すべきは必要最低限 あるはずだから…

広告を見て ビックリしたので…

あくまでも他意はありません









 
コメント
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