「花まんま」という映画を観てきた。
場所は、東映最後の直営映画館の丸の内TOEI。すでに特別プログラムの「昭和100年映画祭」なる特別上映が始まっている。
それとは別に通常プログラムでの上映。
平日の最終回、近所の日比谷TOHOシネマズでも併映のためか、客入りは10名前後。ガラガラである。
感想。
つまらん。
できそこない。
SFとしてもミステリーとしてもホラーとしてもファンタジーとしても感動作としても、もんのすごく中途半端で、ギャグなのかマジなのか判断に迷うところ多数。ご都合主義の話運びが目につき、「んなわきゃないだろう(タモリ)」と突っ込みたくなるところしばしば。
なんだその「ぼく、カラスと会話できます」っていう設定は。それでなんでピンチのときにカラスと会話して切り抜けるんだよ、どこの世界のお花畑のおはなしだよ。
冒頭数分~10分くらいの、いわゆる説明セリフが沢山あって鼻につく。
ほんのちょっとだけ、クリストファー・リーブ主演の名作「いつかどこかで」を思い出したが、もちろん段違いである。圧倒的に向こうの方ができが良い。
ゴールデンウイークの谷間の平日、客入りが全てを物語っているとは言えないが、あまりにひどいご都合主義に呆れ、こんな映画、評価★一つだと思って各種映画感想サイトを見ると★5つのオンパレード。
そんなはずはないと思ってTwitterを「#花まんま」で検索すると、「感動した」「大号泣した」「心暖まる」「名作」「もう一度観たい」「タオルグショグショになった」と
おかしいのかお前ら、いやおかしいのは俺なのか・・・・と自信喪失する。
そんな監督へのインタビューはこちら。