同じ関西人として、全国の皆さんにお騒がせして大変お恥ずかしいのが、
大阪維新の会が進める「大阪都構想」問題。
大阪府と大阪市のそれぞれの権限が強すぎて、同じ志を持つ首長がそれぞれのポストを抑えないと
政策がなかなか進まず、「府と市が不幸せ」な状態になる。これを解消する合区制度が「大阪都構想」らしいです。
この都構想は、橋下市長が音頭を取った2015年の住民投票で惜しくも否決。
49 vs 51の僅差で都構想はおジャンになり、橋下市長も政界引退をしてしまいました。
私は、橋下徹という人はそんなに嫌いじゃないです。
言っている事は賛同できる事も多いし、筋が通っている部分も多い。
ただ、本人が述べているように、彼は発信力が強すぎるせいか敵を作りやすく「人間関係が下手」。
これが祟って、ケンカをしてなくてもいいような人ともケンカをしてしまい敵を作ってしまう。
だから、前回の都構想は否決されちゃったのだと思います。
もちろん、大阪維新の進める改革が大阪府を元気にさせている事も事実。財政の悪化も食い止めています。
だから府知事や市長が選挙で勝てる理由もよく分かりますよ。実績があるから。
でも、だからと言って、「大阪都構想」は4年前に否決になりました。
これを再び府知事が再選され、維新の吉村市長が当選したからといって持ち出してくるのはどうなのか。
ならば、前回の住民投票は何だったのでしょうか。勝ち続けるまでやるつもりでしょうか。
その為に掛かる税金は一体いくら掛かるんでしょう。ハッキリ言って「もう終わった話」です。
維新が都構想を進める理由、二重行政の解消。確かにその意味合いはあるのでしょうね。
でもその二重行政を解消し続けたいのだったら、府知事と市長の席を維新で獲り続けたらいいじゃないですか。
これは、いずれ自民党に負けてしまう事を恐れての政策ですか?
維新で何が何でも大阪を治めていくんじゃ!という気概があれば、やっていけるじゃないですか。
わざわざ都構想を打ち出さなくてもいい。
東京都のように大阪を進化させて、第二の首都を築き圧倒的な権力を掴もうとしているのじゃないですか。
それが透けて見えているんじゃないでしょうか。二重行政の解除が最大の理由だとは思えません。
維新は、自民党や公明党に騙されたと言います。
住民投票否決後、二重行政の問題等含めて、大阪会議で議論を進めていくという事を約束しました。
これが自民党によって形骸化され議論が進まない。だから再びダブル選挙。
そして、住民投票に向けて選挙協力をしている公明党と密室で契約を交わし、
今年の秋までに住民投票をすると約束していないのを反故にされ議論が進まない。だから再びダブル選挙。
こんなに裏切られたままじゃ、死んでも死に切れません!と彼らは言うわけです。
なんじゃそら。
それに対して都構想反対の維新を除く全ての政党が徒党を組み、ダブル選挙に対抗馬を出そうとしています。
維新は当然猛反発です。そんなものは野合だと非難を繰り返しています。
都構想にそもそも反対だった公明党と裏で手を結び、選挙協力をしていた維新はどうなるんですか。
政策もまったく違う公明党と談合していて裏切られたから泣き喚ていているのはどこの誰なんでしょうか。
維新は国会でも野党を強く批判します。
少しでも万博やカジノや都構想に力を貸してもらわないといけないから、自民党に恩を着せるわけです。
これが見え見え。
そうして国政野党からの恨みを買い、都構想でも徹底的に邪魔をされるわけです。そらそうですよ。
肝心の自民党も都構想では力を貸してくれません。
二階幹事長は徹底的に選挙をやり切るつもりでしょう。ダブル選挙を「思い上がり」とバッサリでした。
維新の松井知事も、吉村市長も、大阪行政では頑張っているのにとても残念な方々です。
自分達を棚に上げて、「正義は我にあり!」とばかりにクビを懸けて選挙に突入しました。
思い上がりも甚だしいと言えます。
このダブル選挙、どちらかが落選すれば都構想は露に消えます。おそらく維新も粉砕されるでしょう。
ここまで政治を混乱させる維新。もはや粉砕されればいいと思っています。いっそ消えてもらいましょう。
ちなみに、維新の方々は、松井知事が菅官房長とよく会食をしている間柄だという事を強調して、
「安倍総理・菅官房長官は改革派だから賛成してくれている。問題は大阪自民党と二階幹事長。
あいつらが邪魔をしてくる」と謎の言い訳をします。
本当に安倍総理と菅官房長が維新の味方ならば、どうして大阪自民を黙らせないんですか?
今の安倍官邸の力があれば、大阪自民を黙らせるくらい簡単でしょう。
そうしないのは、本当は維新の事なんてどうでもいいからです。都合よく仲良くしているだけです。
だから大阪自民を黙らせるなんて勿体ない事はしない。
それを知らず、維新は「安倍総理と菅さんは味方だ」と思い込んでいるわけですね。
本当に滑稽過ぎて笑い死にしてしまいまそうです。
因みに、以下は最近の衆院選の大阪での比例得票数です。
<2017>
自由民主党 943,711
日本維新の会 934,972
公明党 553,451
立憲民主党 486,253
日本共産党 316,651
希望の党 208,550
社会民主党 25,447
幸福実現党 11,661
<2014>
維新の党 1,143,606
自由民主党 875,897
公明党 596,500
日本共産党 449,059
民主党 293,606
次世代の党 76,540
社会民主党 48,946
生活の党 36,006
幸福実現党 12,581
見て分かる通り、2014→2017では、自民党が微増し、維新が激減しています。
ダブル選挙の結果次第では、これが更に大きく減少する可能性があります。
仮にお二人が再選されたとしても今般の騒動の影響もあり、得票数は減らすのでしょうね。
そして自民党の票が戻っていくと、こうなるわけです。
次の総選挙では希望の党は無くなり、国民民主党が登場します。平野博文さんがいるわけですが。
立憲の48万票も、ここから微増するでしょう。少なくとも民主党の29万、これが国民民主のボーダーでしょうね。
大阪維新の会が進める「大阪都構想」問題。
大阪府と大阪市のそれぞれの権限が強すぎて、同じ志を持つ首長がそれぞれのポストを抑えないと
政策がなかなか進まず、「府と市が不幸せ」な状態になる。これを解消する合区制度が「大阪都構想」らしいです。
この都構想は、橋下市長が音頭を取った2015年の住民投票で惜しくも否決。
49 vs 51の僅差で都構想はおジャンになり、橋下市長も政界引退をしてしまいました。
私は、橋下徹という人はそんなに嫌いじゃないです。
言っている事は賛同できる事も多いし、筋が通っている部分も多い。
ただ、本人が述べているように、彼は発信力が強すぎるせいか敵を作りやすく「人間関係が下手」。
これが祟って、ケンカをしてなくてもいいような人ともケンカをしてしまい敵を作ってしまう。
だから、前回の都構想は否決されちゃったのだと思います。
もちろん、大阪維新の進める改革が大阪府を元気にさせている事も事実。財政の悪化も食い止めています。
だから府知事や市長が選挙で勝てる理由もよく分かりますよ。実績があるから。
でも、だからと言って、「大阪都構想」は4年前に否決になりました。
これを再び府知事が再選され、維新の吉村市長が当選したからといって持ち出してくるのはどうなのか。
ならば、前回の住民投票は何だったのでしょうか。勝ち続けるまでやるつもりでしょうか。
その為に掛かる税金は一体いくら掛かるんでしょう。ハッキリ言って「もう終わった話」です。
維新が都構想を進める理由、二重行政の解消。確かにその意味合いはあるのでしょうね。
でもその二重行政を解消し続けたいのだったら、府知事と市長の席を維新で獲り続けたらいいじゃないですか。
これは、いずれ自民党に負けてしまう事を恐れての政策ですか?
維新で何が何でも大阪を治めていくんじゃ!という気概があれば、やっていけるじゃないですか。
わざわざ都構想を打ち出さなくてもいい。
東京都のように大阪を進化させて、第二の首都を築き圧倒的な権力を掴もうとしているのじゃないですか。
それが透けて見えているんじゃないでしょうか。二重行政の解除が最大の理由だとは思えません。
維新は、自民党や公明党に騙されたと言います。
住民投票否決後、二重行政の問題等含めて、大阪会議で議論を進めていくという事を約束しました。
これが自民党によって形骸化され議論が進まない。だから再びダブル選挙。
そして、住民投票に向けて選挙協力をしている公明党と密室で契約を交わし、
今年の秋までに住民投票をすると約束していないのを反故にされ議論が進まない。だから再びダブル選挙。
こんなに裏切られたままじゃ、死んでも死に切れません!と彼らは言うわけです。
なんじゃそら。
それに対して都構想反対の維新を除く全ての政党が徒党を組み、ダブル選挙に対抗馬を出そうとしています。
維新は当然猛反発です。そんなものは野合だと非難を繰り返しています。
都構想にそもそも反対だった公明党と裏で手を結び、選挙協力をしていた維新はどうなるんですか。
政策もまったく違う公明党と談合していて裏切られたから泣き喚ていているのはどこの誰なんでしょうか。
維新は国会でも野党を強く批判します。
少しでも万博やカジノや都構想に力を貸してもらわないといけないから、自民党に恩を着せるわけです。
これが見え見え。
そうして国政野党からの恨みを買い、都構想でも徹底的に邪魔をされるわけです。そらそうですよ。
肝心の自民党も都構想では力を貸してくれません。
二階幹事長は徹底的に選挙をやり切るつもりでしょう。ダブル選挙を「思い上がり」とバッサリでした。
維新の松井知事も、吉村市長も、大阪行政では頑張っているのにとても残念な方々です。
自分達を棚に上げて、「正義は我にあり!」とばかりにクビを懸けて選挙に突入しました。
思い上がりも甚だしいと言えます。
このダブル選挙、どちらかが落選すれば都構想は露に消えます。おそらく維新も粉砕されるでしょう。
ここまで政治を混乱させる維新。もはや粉砕されればいいと思っています。いっそ消えてもらいましょう。
ちなみに、維新の方々は、松井知事が菅官房長とよく会食をしている間柄だという事を強調して、
「安倍総理・菅官房長官は改革派だから賛成してくれている。問題は大阪自民党と二階幹事長。
あいつらが邪魔をしてくる」と謎の言い訳をします。
本当に安倍総理と菅官房長が維新の味方ならば、どうして大阪自民を黙らせないんですか?
今の安倍官邸の力があれば、大阪自民を黙らせるくらい簡単でしょう。
そうしないのは、本当は維新の事なんてどうでもいいからです。都合よく仲良くしているだけです。
だから大阪自民を黙らせるなんて勿体ない事はしない。
それを知らず、維新は「安倍総理と菅さんは味方だ」と思い込んでいるわけですね。
本当に滑稽過ぎて笑い死にしてしまいまそうです。
因みに、以下は最近の衆院選の大阪での比例得票数です。
<2017>
自由民主党 943,711
日本維新の会 934,972
公明党 553,451
立憲民主党 486,253
日本共産党 316,651
希望の党 208,550
社会民主党 25,447
幸福実現党 11,661
<2014>
維新の党 1,143,606
自由民主党 875,897
公明党 596,500
日本共産党 449,059
民主党 293,606
次世代の党 76,540
社会民主党 48,946
生活の党 36,006
幸福実現党 12,581
見て分かる通り、2014→2017では、自民党が微増し、維新が激減しています。
ダブル選挙の結果次第では、これが更に大きく減少する可能性があります。
仮にお二人が再選されたとしても今般の騒動の影響もあり、得票数は減らすのでしょうね。
そして自民党の票が戻っていくと、こうなるわけです。
次の総選挙では希望の党は無くなり、国民民主党が登場します。平野博文さんがいるわけですが。
立憲の48万票も、ここから微増するでしょう。少なくとも民主党の29万、これが国民民主のボーダーでしょうね。