伊予国は愛比売と謂ひ

四国は伊予松山での嫁さんと息子の三人暮らしの日々と気になる出来事を徒然に綴ります。

冷凍餃子に農薬が混入

2008-01-30 23:38:28 | トピックス
 中国産の冷凍ギョーザを食べた一家5人が食中毒症状を訴え入院、ギョーザの具などから農薬成分が検出された問題で、同じ輸入元の冷凍ギョーザを食べて中毒症状に陥った人が他に千葉県内で2人、兵庫県内で3人いることが、厚生労働省の調査などで分かった。

 いずれもJT子会社の「ジェイティフーズ」(東京都品川区)が中国から輸入した冷凍ギョーザ。兵庫のケースでも、パッケージの内側から千葉のケースと同一の農薬成分が検出された。

 千葉、兵庫県警は中国での製造時に有毒成分が混入したまま消費者に流通した疑いもあるとみて、業務上過失傷害や食品衛生法違反などの容疑で捜査を開始、流通・販売ルートを調べている。

 警察当局や厚労省の調べなどによると、千葉県市川市の一家5人が今月22日午後8時ごろ、自宅で夕食として中国産の冷凍ギョーザ餃子を食べたところ、下痢や吐き気などをもよおし、病院に収容された。その後、県警で一家が食べた餃子を鑑定したところ、有機リン系薬物「メタミドホス」が検出された。
(産経新聞)
********************************************************************

またしても中国産の食品の問題。しかし、生協は独自に品質管理をしてるんじゃなかったのか?JTと生協の会見はお互いに責任をなすりつけ合っているように見えて、いやだった。どこで農薬が混入したのかちゃんとあきらかにしないと、国際問題になるかも。

ラフォーレ原宿松山、閉店

2008-01-28 10:37:17 | 伊予のまち
ラフォーレ原宿・松山(ラフォーレはらじゅく・まつやま)は、松山市の大街道商店街の北端にある商業施設でした。森ビル商業開発が運営するラフォーレ原宿の店舗のひとつで、約60のテナントが入居していました。スーパーいづみ(現・イズミ)松山店の跡地に1985年12月1日に開店したそうです。電車通りに面し、大街道電停が目の前という松山市屈指の一等地にあり、僕たちも待ち合わせ場所といえば「ラフォーレ前で」というのが定番でした。あまり、お店に入って買い物をするということはありませんでしたけど。(年齢層が違うからねえ)
しかし、建物の耐震問題により2008年1月に閉店することが決定。その最終日が本日、27日でした。ラスト・セールをしていて、地元民放の取材も見受けられました。写真はテレビ愛媛のクルーです。今後、建物は取り壊される予定で、新築するかも不明だそうです。一等地なので、またいいお店ができるのを期待しています。

愛媛県教育会館と松山地方気象台

2008-01-27 23:58:58 | 歴史的建造物
道後からの帰り道では県民文化会館のあたりから電車通りのひとつ東側の道を行き、愛媛県教育会館と松山地方気象台の横を通りました。この道は道後鉄道という鉄道の線路跡で、学生時代によく自転車で通りました。


愛媛県教育会館(国登録文化財)
竣工 1937年(昭和12年)
所在地 愛媛県松山市北持田町131-1
設計 浅香了輔(愛媛県技師)
施工 高石岩五郎
構造 木造3階建て、鉄板葺
建築面積 561m²
昭和8(1933)愛媛県教育会総会で、県内教職員研修の場を目的とする愛媛県教育会館の建設を満場一致で可決した。縦長の上げ下げ窓など洋風意匠を基調とし、和風装飾を組み合わせる昭和前期に特徴的な意匠をもつ。木材は主として栂や桜が使用され、玄関を入ると広い階段を通して2階講堂に通じている。1階は事務所、役員室、貴賓室、会議室、食堂兼応接室。3階には張り出し桟敷、教育参孝室、図書閲覧室が設けられている。総工費は76,419円で、当時県内約6,000人の教職員が毎月棒給の千分の一5年にわたって分納、その他松山市と温泉郡に住む教員の特別寄附などによって賄われた。

和風というか洋風というかという不思議な雰囲気の建物です。
ここから南へ少し行くと松山地方気象台です。


松山地方気象台
竣工 1928年(昭和3年)
所在地 愛媛県松山市北持田町102
設計 戸村秀雄(愛媛県技師)
施工 T.TOYAMA
構造 鉄筋コンクリート造2階建て、一部平屋、塔屋付
建築面積 340m²
愛媛県指定有形文化財「旧萬翠荘」(木子七郎設計)に遅れること6年。玄関ホールに見られるギリシャ風の円柱、外装用タイルに同品質、同寸法のものを用いるなど「旧萬翠荘」との共通点も多く、この強い影響力を受けている。この建物の階段室の上部に、工事に関する記録が大理石に刻んで取付けてある。それによると、建設当時、所管官庁が愛媛県でT.TOYAMAなどとなっており、英語とローマ字による記録文字から、新しい技術を学び取って、この地に見事開花させた技術者のひそかな誇りがしのばれる。

地方気象台として現役です。現在建て替えか保存かの論議が行われています。私は、一度失われたら二度と取り返せないことを考えると、全面的に保存すべきだと考えます。


愛媛県庁で映画のロケ

2008-01-27 23:54:10 | 伊予のまち
今日は道後方面に散歩に出かけました。県庁前では映画のロケが。スタッフに聞けば来年公開の「怪人二十面相・伝」だそうです。なんでも、「Allways~三丁目の夕日~」のスタッフが撮影しているそうです。ちょうど車に乗り込む憲兵隊幹部をマスコミが取り囲むシーンのリハーサルのようでした。この映画には仲村トオル、松たか子が出演しているとのこと。人だかりができたら、スタッフがその人たちを追い払っていましたが、ただ、「じゃまになるから、どいてくれ」というだけで感じ悪かったです。それにしても女子高生の「仲村トオルってだれ?」発言には引きました。愛媛県庁は昭和4年の建築ですが、結構いろいろなロケに使われています。一番有名なのは映画「世界の中心で愛を叫ぶ」で出てくる病院として使われていることでしょうか。

道後の町屋

2008-01-20 22:52:21 | 伊予のまち
今日は「道後の町屋」に行ってきました。
「道後の町屋」は道後商店街の中にあります。大正末年築の建物を店舗用に改装したもので、間口2間半(4.5m)、奥行き27間(49m)あるそうです。固定資産税の算定が間口を基礎とした戦前の名残で、京都の町屋は、「鰻の寝床」といわれますが、道後にもこんな建物があったのかと驚かされました。この建物は「松山店づくりコンテスト2006」では飲食・サービス業部門の知事賞を受賞しています。


入口はパン屋さんになっています。


通り道

通り道の横にはカフェがあります。通り道には庭があって、祠や土偶があったりします。通り道を行けば、奥座敷です。ここはギャラリーと座敷があって禁煙です。


ギャラリー


座敷

座敷からは庭が見えます。こじんまりとしていますが、なかなかいい庭です。


座敷から見える庭

さて、ここは基本的にパン屋さんですので、パンがメインとなります。
午後2時まではパンセットがあります。本日のパンは人気があって早い時間に無くなってしまうみたいですが、おいしいパンはいくらでもありますので、大丈夫です。


パンセット

またここはコーヒーがとてもおいしいです。どのコーヒーを飲んでみても文句なしです。僕は酸味があるのは嫌いなのですが、酸味もなく、コクがあってとてもお気に入りです。その他のドリンクもおいしいです。

ここで庭を見ながら食事をして、コーヒーを飲んでゆったりとした時間を過ごすのはとても贅沢です。何度も来たいお店です。ここはとてもお気に入りになりました。

「道後の町屋」公式HP



坊っちゃん列車「提携記念号」

2008-01-19 21:29:24 | 伊予のまち
伊予鉄道は2007年10月22日にアメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント市の地域交通会社(サクラメント・リージョナル・トランジット)と姉妹電車提携を結びました。これを記念して、12月20日から1号列車を「サクラメント・松山姉妹電車提携記念号」として、1ヶ月間装飾し、運行しました。

なかなか撮りに行けませんでした(実は忘れてました(苦笑))が、期間中に見にゆくことができました。見慣れた機関車もヘッドマークがつくと「きりっ」と締まってかっこよく見えますね。


松山市駅前停留所にて


客車に取り付けられたプレート


ヘッドマーク

阪神淡路大震災から13年

2008-01-17 23:13:57 | 神戸のまち
今日は阪神・淡路大震災から13年にあたります。今年はNHKが長田区の大正筋商店街からの中継をしていて、嫁さんが「なつかしかったよー」と言っていました。神戸市長田区に4年ほど暮らして私たちにとって、震災という言葉はまったく他人事とではなくなりました。実際に震災に遭った人たちといろいろ話をしましたし、住んだところは火災で個人の家が全焼したあとに建てられたコーポでした。
現在、震災の記憶をどう残し伝え、次に来るであろう大きな地震に備えるかが問題になっています。その取り組みのひとつが神戸大学の震災文庫デジタルギャラリーです。ここでは震災の被害が動画、写真等で見ることができ、その当時の新聞なども見ることができます。これを見ることで、震災を追体験し、何が起こったのか考え、どう備えたらいいのか私たちも考えなければなりません。
四国は近い将来、南海地震に襲われるといわれていますが、それに対する市民の意識はあまり高いとはいえません。いざというときにすばやく対処できる心構えを備えねばならないと思います。

神戸大学震災文庫ギャラリー

写真は神戸市中央区東遊園地。関西電力の「1.17」サインは手前にマンションが建つことで来年には見えなくなるため、今年が最後になる見込み。
(写真は「好きです神戸」のMASAYOさん撮影)

シーマックス航路廃止

2008-01-15 10:31:24 | 関門・北九州
松山市の松山観光港と北九州市の門司港を結んでいた石崎汽船のシーマックスが本日付けで廃止になりました。原油高騰に伴う、収支の悪化が原因です。燃料節約のため速度を落とし、2時間30分のところを2時間50分にしたり、値上げもしたりと、経営努力はいろいろしましたが、万策尽きました。北九州市と松山市は航路存続の要望書(だけ)を提出していましたが、支援はなし。要は口だけでした。

仕事や観光で利用する人も結構多く、いけるかなと思っていたのですが、残念です。航路再開はあるんでしょうか?

営業最終日の14日は満船飾だったシーマックス。これからの動向が気になります。


1月11日に撮影したシーマックス


「Ship of the Year 1998 特別賞」のプレート