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サスペンス映画「間違えられた男」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2022-04-30 06:46:34 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
サスペンス映画「間違えられた男」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

1956年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はヘンリー・フォンダとヴェラ・マイルズなど。1953年にニューヨークで起きた事件をもとに、強盗犯に間違われた男の悪夢のような恐怖を描いている。

4月21日BSNHKで放映していました。私はヘンリー・フォンダの大ファンですが、この映画はヒッチコックが監督、実際にあった冤罪事件がテーマということで注目して見ました。誰にでも起こる事件で切実な気持ちになって見ました。犯罪は絶対許すことは出来ませんが、日本でも「痴漢・殺人・強盗冤罪」と冤罪事件は絶えません。そしてそれを口語短歌で綴りたいと思いました。

口語短歌
「冤罪は 保険会社の 受付で 見間違いでの 犯人として」



ニューヨークのクラブで働くミュージシャンのマニーは、妻ローズと共に貧しい生活を送っていました。妻のために歯の治療費を借りようと、マニーはローズの保険証書を持って保険会社のオフィスを訪ねます。しかし、そのオフィスに2度も強盗に入った男にマニーがそっくりだったため、警察により連行されてしまうのです。さらに、目撃者たちによる目視確認と、犯人の残したメモと似た筆跡から、容疑者として逮捕・拘留されます。


口語短歌
「保釈され アリバイ探し 奔走も 見つけられない 絶望の日々」



義弟のジーンらの尽力によって高額の保釈金が支払われ、自宅に戻ったマニーは紹介された弁護士オコナーに弁護を依頼します。マニーとローズは、オコナーの指示に従って事件当日のアリバイを証明してくれる証人を探しますが、既に亡くなっているなど、確実な証人を見つけることができません。


口語短歌
「妻は病み 精神錯乱 入院も 裁判不利で 審議やり直す」



そして張り詰めた日々の中で、ローズは精神を病んで入院することになる。裁判ではマニーを犯人と断言する証人らの証言が続く。オコナーは陪審員に問題があるとして審議をやり直すことを提案し、判事もそれを認める。裁判を一からやりなおすことになったマニーは神に祈ることしかできない。


口語短歌
「真犯人 逮捕のニュース 驚くも 病癒えない 妻理解せぬ」



そんな中、真犯人が同様の強盗事件を起こし、店主に取り押さえられて逮捕される。マニーを犯人と断言していた目撃者たちも捕まった男を犯人と認め、マニーの冤罪はようやく晴らされる。この吉報をマニーは入院中のローズに喜び勇んで報告するが、病の癒えないローズは事実をうまく理解できずにいる。

それから2年後、ローズは全快して退院し、一家はフロリダで幸せに暮らしていることが紹介される。

参照
https://www.thecinema.jp/program/03055

「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「ドミニクロワソー」2021年10月7日撮影



「皇居の宝物 ・盆栽シリーズ①」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2022-04-29 06:58:31 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「皇居の宝物 ・盆栽シリーズ①」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」
宮殿を飾る盆栽・南溜「五葉松」

2022年4月20日BSNHKで「皇居の宝物 ・盆栽物語〜時を語る大道庭園の老木たち〜」を放映していました。最初に断っておきますが「盆栽」に関しては何も知らないズブの素人です。唯私の友人が物凄く盆栽に詳しく自宅に何十鉢も持っていました。そして毎日の水やりも欠かさず、当時の値段で1千万以上の価値があったと思います。東京幕張であった世界盆栽展にも付いていった記憶があります。従いまして、口語短歌は、盆栽素人の短歌ですのでご理解願います。
宮殿を飾る盆栽・南溜「黒松」

4月20日の放送は私を釘づけにしました。
皇居には、大道(おおみち)庭園と呼ばれる盆栽の仕立場があります。国賓を出迎える際、皇居宮殿に飾られる高さ2mの「根上り五葉」、幹が一部枯れても生き続ける樹齢6百年の真柏(しんぱく)など、日本人の美意識を映す名品の数々を紹介されました。中でも今回の取材でわかった徳川家光遺愛の五葉松の数奇な歴史や、美術的価値の高い盆器(伊万里・薩摩焼ほか)の魅力など、ふだん未公開の、皇居の盆栽の知られざる姿も紹介されました。


「真柏」樹齢160年 樹高58cm
口語短歌
「足元の 浮き根を見れば 真柏の 細かい動き 風情を醸す」



真柏・鉢は朱泥丸鉢 
何重にも折りたたんだような幹の流れ、細部まで整然と作りこまないシャリや枝の動きは、風雪に耐えて自然の中で育ってきた樹の風情を漂わせています。

「ヒノキ」樹齢160年 樹高111cm
口語短歌
「山深い 森の風景 一本木で 凝縮された 模様木ひかる」


ヒノキ・鉢は海鼠長方鉢
力強い根張りから、まっすぐ伸びた幹と枝順の良さが光る模様木です。1世紀半の樹齢から来る時代感には、1本の木でありながら、山深い森の風景が凝縮されているようです。

「君が代」樹齢150年 樹高66cm
口語短歌
「感嘆の 宮島五葉 角鉢で 葉性樹形と 皇居の宝」


五葉松石付「君が代」・鉢は常滑長方鉢
勢いよく成長を続け、ここ30年ほどで樹高が10cm伸び、迫力をましています。石を抱いた幹が太り、葉の高さもアップ。丸鉢から角鉢に植え替えたことで、別の木とも見間違うほどの風趣になってきました。

「三代将軍」樹齢550年 樹高81cm
口語短歌
「五葉松 風格のある 逸品で 古色溢れる 自然の極み」



五葉松「三代将軍」・鉢は朱泥長方鉢
「三代将軍」は、名品中の名品とされる五葉松で、徳川三代将軍家光が愛蔵したといわれる歴史的な逸品です。 安定した姿、幹肌の力強さ、鉢とのバランスに歴史と自然が漂う風格のある大型盆栽です。 古色あふれる姿は別格というほかありません。

参照
https://bonsai.shikoku-np.co.jp/imperial/ja/post.html

「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「スウニールドゥルイアード」2021年10月7日撮影



「動物写真家小原玲・あざらし」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2022-04-28 06:10:12 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「動物写真家小原玲・あざらし」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」
4月4日BSNHKワイルドライフ「自然写真家野生へのまなざし・小原玲 命を守るかわいいは最強だ」を放送されていましたが、見た瞬間虜になりました。小原さんは報道写真の世界で活躍した後、アザラシの赤ちゃんとの出会いをきっかけに動物写真家になりました。そのまなざしの奥には命を守りたいという思いがありました。報道の魂を纏った動物写真家にとって「かわいい」は「守りたい」だったのだと思います。今日はアザラシに絞ってご紹介します。

口語短歌
「アザラシの 素顔を追いて 転身し 守りたいから 感動を撮る」



「歴史や自分の想いが曲げられる報道写真より、アザラシを撮ってみよう! 人の悲しみを切り取って共感を得るより、自分がいいな、可愛いなと思うものを撮って、人に感動を伝えたい」
と動物写真家に転身されました。

口語短歌
「雪上の 白い世界で 子あざらし ほっこりさせるも 可愛さ募る」


「動物写真家」への転身を遂げた小原玲さんは、それから29年間も流氷の海に通い、アザラシを撮り続けて来ました。そして「アザラシ赤ちゃん」をテーマにした写真集を10冊も出しています。2014年に出した写真集のタイトルには、小原さんの願いがそのまま投影されています。「好き! を美しく残したい」…。

口語短歌
「休む顔 眺めるだけで ほのぼのと 赤ちゃん寝息 聞こえてきそう」



「アザラシの写真が載っている雑誌の発売日。きれいな女性が僕の写真のページを何度も見つめていました。そして彼女は、定規を使ってページから写真を切り取って、手帳に挟んだんです。人に大事にされる写真を撮りたい、という想いを新たにしました」


口語短歌
「子供たち 世界共通 可愛いくて 喜び希望 見えるものなり」



「もっとも強い写真は、美しく、喜びや希望が見えるものなのです」
こう語る小原さんは、写真集の発売と合わせて地球の温暖化や自然破壊に警鐘を鳴らす講演会を各地で開いていかれました。沢山の出会いのなかでうれしかったのは、あるお母さんの言葉…。「私が可愛いなと思って買った写真集なんですが、子どもたちのお気に入りで、取られてしまったんですよ」小原さんは生前語っていました。「子どもたちの好奇心に応えられる写真を撮って行きたいですね」



東京都文京区生まれ。群馬県立前橋高等学校、茨城大学人文学部社会科学科を卒業。報道写真家として、天安門事件、湾岸戦争、ソマリアの飢餓などを取材。天安門事件の写真はLIFE誌のThe Best of LIFE に選ばれました。内外の雑誌で活動した後に、アザラシの赤ちゃんとの出会いを契機に動物写真家に転身。1990年の「アザラシの赤ちゃん」(ネスコ/文藝春秋)は大ヒットとなり、日本でのアザラシの赤ちゃんブームの火付け役となりました。
2021年11月17日、肺癌のため死去。60歳没。

参照
https://news.1242.com/article/166836

「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「マダムフィガロ」2021年10月7日撮影



「軽井沢プリンスホテル・ウエストの桜」

2022-04-27 05:44:46 | 軽井沢散策~春
「軽井沢プリンスホテル・ウエストの桜」

4月23日軽井沢プリンスホテル・ウエスト内にある桜見物に行って来ました。ホテル内駐車場は60分以内無料と誰でも見学することが出来ます。そしてウエストには9ホールのゴルフコースが隣接していまして広大な敷地内です。完全なる穴場となっています。ホテルの敷地内に約300本の桜があり、利用者などが花見を楽しんでいます。ショッピングプラザからも近く、敷地内にはゴルフ場やテニスコート、温泉&スパなどの施設があり、充実した休日を過ごせます。

「松本城」「高遠城址公園」「小諸城址懐古園」と続いた桜見物・掲載も、この「軽井沢プリンスホテル・ウエスト」で終わりとなります。今日はたっぷりと掲載しますので、ゆっくりとご堪能くださいませ。

「ウエスト駐車場付近」


「コテイジと桜」


「コテイジ隣接桜並木」


「テニス場望む」


「朝のハウスキーパー車」


「ヒッチコックならずcookie」


「ウエスト駐車場付近とcookie」


「コテイジと桜・好きな風景」


「桜・松・コテイジ2」


「桜と松」


「桜の古木」


「松・桜・コテイジ1」


「満開の桜」



「軽井沢の四季」オリジナルソング ギター弾き語り by じいじ


「軽井沢の四季」
作詞kencyan 作曲じいじ ギター演奏じいじ 唄じいじ


日だまりの中で
コブシの花が点々と咲いて
春の訪れを告げている
残雪輝く浅間山の眺め
笑顔で君が言った
1年でいちばん
美しい季節ね 軽井沢の春


しなの追分馬子唄道中
お祭りの季節
夏の風情を楽しむの
清流沿いのハイキング 暑さ知らず
笑顔で君が言った
活気あふれる
楽しい季節ね 軽井沢の夏


赤や黄色 色とりどりに
木々が色づいて
晴れた秋の空と澄んだ空気
まるで織物のような美しい紅葉
笑顔で君が言った
青空眺め
あなたと歩くの 軽井沢の秋


里の雪も根雪になるころ
雪化粧、霧氷
他の季節では見られない
野鳥の森でバードウォッチング
笑顔で君が言った
これが冬ならではの
楽しみなのよ 軽井沢の冬


参照
https://karuizawa-kankokyokai.jp/knowledge/26737/

口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」週間まとめ2022年4月23日~4月24日

2022-04-26 05:59:38 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」週間まとめ
口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」週間まとめ2022年4月23日~4月24日
「世界の名城・スロバキア・ボイニツェ城」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」
口語短歌
「細長い 色とラインが 繊細で 皆憧れる ロマンなお城」




口語短歌
「恋をした 無垢な心の 主人公 夢儚くも 望み叶わず」





口語短歌
「森の中 城の外観 輝いて エレガントさは 比類なきもの」




口語短歌
「中世を 思わせる城 家並みが 酔わせるような 秋こそ魅了」








参照
https://jp.trip.com/travel-guide/attraction/bojnice/bojnice-castle-23503731/

「山口県の絶景・角島大橋・元乃隅神社」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」


映画やCMにも登場、話題の絶景スポット「角島大橋」
口語短歌
「角島は 絶景ながめる 蒼い海 自然に溶けて 我を忘れる」





白浜と青海のコントラストが絶景「コバルトブルービーチ」
口語短歌
「海の色 コバルトブルーの 色彩が 目に艶やかで はしゃぐ人々」




米国テレビが日本で最も美しい場所に選んだ「元乃隅神社」
口語短歌
「世界から 注目集める 元乃隅(もとのすみ)海一望の パワフルな場所」






参照
https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/amazing/tsunoshima-motonosumi-guide

口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」週間まとめ2022年4月21日~4月22日

2022-04-25 06:47:52 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」週間まとめ
口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」週間まとめ2022年4月21日~4月22日
「シノン城・ジャンヌ・ダルク」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」
口語短歌
「ロワール川 世界遺産の 登録に 歴史ある街 シノンの古城」


ジャンヌ・ダルクが駆け抜けた街

口語短歌
「託された ジャンヌダルクは 祖国愛 獅子奮迅の 活躍示す」



ジャンヌダルク銅像

王家の要塞、シノン城へ
口語短歌
「要塞は 城壁と塔 そびえ立ち 深い空堀 堅固な守り」




口語短歌
「支配者は 戦略的な 要衝地 シノン攻略 凌ぎを削る」




参照
https://tourismejaponais.com/2017/02/28/chinon/

「レナードの朝」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

口語短歌
「昏睡を 一人の医師の 決断が 脳炎麻痺の 患者を救う」



口語短歌
「ひたむきな 医師の優しい 努力こそ 驚異の回復 母も涙ぐむ」




口語短歌
「恋をする 喜ぶ時間 未知数で 患者と医師の 気持ちのずれが」





口語短歌
「衝突で 倒れる患者 泣き叫び 見守る医師と 母苦悶する」




「ウィリアムズとデ・ニーロの名演に大感動」


参照
https://cinemarche.net/drama/awakenings-tanigawa/

「山口県の絶景・角島大橋・元乃隅神社」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2022-04-24 06:32:29 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「山口県の絶景・角島大橋・元乃隅神社」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

山口県にある日本海側の観光地では幕末の志士ゆかりの萩が有名ですが、そのほかにも実は最近SNSで話題の絶景スポットが2つあります。今回はその山口の絶景地である、エメラルドグリーンの海に真っ直ぐ延びていく橋が美しい「角島大橋(つのしまおおはし)」と、色鮮やかな朱色の鳥居のトンネルと青い海のコントラストが美しい「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」をご紹介します。

映画やCMにも登場、話題の絶景スポット「角島大橋」
口語短歌
「角島は 絶景ながめる 蒼い海 自然に溶けて 我を忘れる」



山口県の本州と角島(つのしま)を結ぶ全長1,780mの角島大橋は、平成12(2000)年に開通。通行無料の橋としては国内屈指の長さを誇ります。橋の通行は徒歩や自転車でも可能で、車だと3分ほどで角島まで渡ることができます。角島大橋はその景観の美しさから、様々な映画やドラマ、CMなどの撮影スポットとして使われてきました。映画『四日間の奇蹟』やTVドラマ『HERO』の最終回にも登場していますし、CMではトヨタ・三菱・マツダなど、日本の名だたる自動車会社の撮影場所にもなっています。


白浜と青海のコントラストが絶景「コバルトブルービーチ」
口語短歌
「海の色 コバルトブルーの 色彩が 目に艶やかで はしゃぐ人々」



「しおさいの里 角島」から道を1本挟むと、その名の通りに海の色が美しい「しおかぜコバルトブルービーチ」があります。ここは海水浴やマリンスポーツが楽しめる海岸で、SUPやバナナボートなどの体験もできます。夏の海水浴シーズンには駐車場がすぐに埋まってしまうそうなので、朝の早い時間から来るのがおすすめとのことです。シャワー室と駐車場は、「しおさいの里 角島」で借りられます。

米国テレビが日本で最も美しい場所に選んだ「元乃隅神社」
口語短歌
「世界から 注目集める 元乃隅(もとのすみ)海一望の パワフルな場所」



もう1つの絶景スポット「元乃隅神社」までは車で約40分。海沿いに「元乃隅神社」が現れます。1955年に白狐のお告げにより建立されたと言われるこの神社は、2019年1月にそれまでの「元乃隅稲成神社」から神社名を改め「元乃隅神社」に。アメリカのテレビ局CNNによる「日本で最も美しい場所31選」に選ばれた、世界から注目を集める絶景のパワースポットです。

神社正面にある鳥居から階段を上って行くと、123基もの鳥居が連なる荘厳な景観の中を歩くことができます。鳥居の間から漏れる日の光や、チラチラ見え隠れする空と日本海の青さが鳥居の朱色とコントラストを織り成し、より美しさが際立ちます。

鳥居すべてをくぐり終えて約2分で行き着く30mほどの高さからの眺めは、1番のフォトジェニックな絶景スポット。100mほども続く朱色の鳥居と、青い日本海で構成された絶景が目に飛び込んできます。

参照
https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/amazing/tsunoshima-motonosumi-guide

「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「ビエドゥ」2021年10月7日撮影


「世界の名城・スロバキア・ボイニツェ城」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2022-04-23 07:29:22 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「世界の名城・スロバキア・ボイニツェ城」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

口語短歌
「細長い 色とラインが 繊細で 皆憧れる ロマンなお城」



ボイニツェの「眠れる森の美女」城、ディズニー城の原型・ボイニツェ城は鬱蒼とした森の中にあり、細長い円筒形の塔が森の外に広がっています。繊細な色とラインのある尖塔が、エレガントで夢のような形と組み合わされて、ディズニーランドの「スリーピングビューティーキャッスル」のデザインにインスピレーションを与えているそうです。

口語短歌
「恋をした 無垢な心の 主人公 夢儚くも 望み叶わず」



ボイニツェの小さな町は非常に静かで小さすぎますが、有名なボイニツェ城があります。伝説によると、城はもともと木でできていましたが、19世紀の終わりに、バルフィ家の伯爵が城を現在の外観に改装しました。伯爵はフランス人の女の子に恋をしましたが、伯爵の住居が十分に美しくなかったため、父親は彼を拒否したためです。無垢な心を持った男性主人公は城を再建するのに前後22年かかりました。プロジェクトが完了するまでに、愛情を持っていた少女はすでに他の誰かと結婚していたのです。彼は懸命に働きましたが、手ぶらで終わったのです。この後豪華な城を守り、一人で人生を過ごしたということです。


口語短歌
「森の中 城の外観 輝いて エレガントさは 比類なきもの」



ボイニツェ城「眠れる森の美女」の城は、すべての女の子にとって最も望ましい場所であると信じられています。スロバキア・ボイニツェ城は12世紀に建てられ、もともとは木造であったと言われていますが、後に現在の外観に変わりました。ボイニツェの町はとても静かで小さいので魅力的な場所です。その建築は壮大です。城は鬱蒼とした森の中にあり、城の鋭い頂上が見えます。色はピンクで、形は夢のようなエレガントさです。

口語短歌
「中世を 思わせる城 家並みが 酔わせるような 秋こそ魅了」



スロバキア中心部の小さな都市ボイニツェ、ここの酔わせるような秋に魅了されます。その場所の黄金色、そびえ立つ城、赤い山の風景、そして中世を思わせる家並みがあります。秋の風景の中の人々は、すべてがとても静かで、秋に浸り、秋を楽しみます。ボイニツェの秋を訪れるのも良いと思います。





参照
https://jp.trip.com/travel-guide/attraction/bojnice/bojnice-castle-23503731/

「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「アルフレッドシスレー」2021年10月7日撮影



「レナードの朝」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2022-04-22 06:09:05 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「レナードの朝」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

神経科医オリバー・サックスが実体験をつづった著作を原作に、30年にわたる昏睡から目覚めた重症患者と彼を救おうとする医師の交流を描く感動のヒューマンドラマです。

口語短歌
「昏睡を 一人の医師の 決断が 脳炎麻痺の 患者を救う」


1969年、アメリカのとある病院にセイヤー医師(ロビン・ウィリアムズ)が勤務することになります。この病院は、重度の心の病や障害疾患の患者が入院していました。30年間「嗜眠性脳炎」という病で寝たきりのレナード(ロバート・デ・ニーロ)もその一人。セイヤーは患者に対し、さまざまな反射神経の動作を試したあと、ある最新治療薬を服用させることでいい結果につながるかもしれないと考え、レナードに投与しました。すると、みるみる効果を発揮したのです。

口語短歌
「ひたむきな 医師の優しい 努力こそ 驚異の回復 母も涙ぐむ」



セイヤー医師の諦めない姿勢が素晴らしいです。ひたすら観察し、ちょっとした行動をきっかけにボールを投げたり、物を落としたり、いろいろなことを試して、患者の反応から治療の糸口を見つけようとします。そして、重度の病気で寝たきりのレナードに対して、母親との意思を疎通ができていると感じた彼は「もしかしたらパーキンソン病の薬が、効果があるかもしれない」と投与。すると、ほぼ昏睡状態だったレナードが目覚めるのです。 昏睡状態で一生を終えるだろうと思われていたレナードが目覚めたときの感動は言葉に表現できません。

口語短歌
「恋をする 喜ぶ時間 未知数で 患者と医師の 気持ちのずれが」



ただレナードが目覚めたことが、全てではありません。初めて見る景色、周囲の人々との交流、レナードは恋もします。おそらく「人生って楽しい」と思ったでしょう。やがて、欲がでてきて、「外に出たい、社会に出たい」と思うようになります。しかし、それはできない。なぜなら薬の効果はいつまでなのか、副作用はないのか、完治するのか、すべてが未知数、まだまだ問題が山積みです。

口語短歌
「衝突で 倒れる患者 泣き叫び 見守る医師と 母苦悶する」



レイヤーは普通の生活ができるようになったからこそ、自由がないことを苦痛と感じてしまい、セイヤー医師とレナードは衝突。医師と患者の心のずれが出て来ます。見ていて本当に辛かったです。


「ウィリアムズとデ・ニーロの名演に大感動」

セイヤー医師はロビン・ウィリアムズ、レナードはロバート・デ・ニーロが演じ、ふたりの演技も圧巻です。患者によりそい、研究者としての目線もありつつ、苦しみから解放してあげたいという情熱が溢れているセイヤー医師。セイヤーとレナードは、医師と患者の垣根を超えて、同じ目標に向かって歩む同志になったのです。映画での説得力は、ウィリアムズとデ・ニーロの名演がなければ不可能だったと思います。医師と患者の信頼関係を描くと同時に、辛い病との闘いから目を背けずに真摯に描く映画「レナードの朝」。ぜひ観ていただきたい名作です。

参照
https://cinemarche.net/drama/awakenings-tanigawa/

「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「アナエ」2021年10月7日撮影



「シノン城・ジャンヌ・ダルク」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2022-04-21 07:30:45 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「シノン城・ジャンヌ・ダルク」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」
口語短歌
「ロワール川 世界遺産の 登録に 歴史ある街 シノンの古城」



中世の面影を残す芸術と歴史の街、シノンです。ロワール渓谷の古城と聞いて、皆さんは何を連想しますか?この地域が「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」としてユネスコ世界遺産に登録された理由はそれだけではありません。ロワール川の流域の素晴らしい景色はもちろん、トゥールやブロワなどのような歴史のある街の数々があるからです。これから紹介するシノンもその中の一つです。


ジャンヌ・ダルクが駆け抜けた街
シノン駅からまっすぐ伸びる道に沿って歩いて行くと、騎馬像が視界に入って来ます。ここはジャンヌ・ダルク広場。その名の通り、フランス国民のヒロインの銅像が建てられている場所です。実はシノンはジャンヌ・ダルクが1429年にフランス国王シャルル7世に面会した場所。この出会いによってフランスの運命は大きく動き出すことになります。


口語短歌
「託された ジャンヌダルクは 祖国愛 獅子奮迅の 活躍示す」



ジャンヌダルク銅像
当時イングランドとの百年戦争真っ只中だったフランスは劣勢を強いられていました。13歳の時にフランスからイングランド軍を追い出すようにとの神のお告げを聞いたジャンヌ・ダルクはシャルル7世に会いにシノンに向かいます。ようやく面会を果たすと少女は王にイギリスに包囲されていたオルレアンを救うために小さな軍隊を与えるように求めます。そのエネルギーとカリスマ、そして何より神に選ばれた者としての信念が状況を一変させ、オルレアンを解放することに成功させました。

王家の要塞、シノン城へ
口語短歌
「要塞は 城壁と塔 そびえ立ち 深い空堀 堅固な守り」



丘の上にあるシノン城はジャンヌ・ダルクと当時シャルル7世が滞在していた場所でもあります。イングランドとの百年戦争などもあり政情が不安定で、そのためにどちらかというと当時の城といえば要塞的要素が強いのが一般的でした。シノン城もその例外ではなく、深い空堀を隔ててそびえ立つ城壁には城の守りを固めるためにいくつかの塔が配置されています。矢狭間や石落としなど日本の戦国時代以降の城に共通する防衛システムがありました。


口語短歌
「支配者は 戦略的な 要衝地 シノン攻略 凌ぎを削る」



ポワトゥー、アンジューそしてトゥレーヌの3つの州の交わるシノンは戦略的に重要な場所と考えられ古代より常に時の支配者に渇望されてきました。13世紀初頭にはフランス王フィリップ2世の手に落ちるとその後はフランス領となります。フィリップ2世が城の敷地の中に建築を命じたクドレーの主塔は後にジャンヌ・ダルクが城を訪れた際の宿となりました。
この景色をジャンヌ・ダルクをはじめとする歴史的人物が眺めたものと思われます。

参照
https://tourismejaponais.com/2017/02/28/chinon/

「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「ポールゴーギャン」2021年10月7日撮影