昨日は「朱雀の会」の合同句会が蓮華寺池公園の畔の料亭で昼食を挟んで開催された。参加者22名予め3句提出済み、当日の席題は3題から1題選択し午前中投句終了となる。前会は男性が優勢でしたが今会の表彰者は全て女性の皆さん、一席は大畑さんの「貝寄風や日めくり一枚めくりをり」、二席に丸杉さん「貝寄風隙間だらけの浜の小屋」、三席が戸塚さんの「手捻りの皿に取り箸若竹煮」と決定しました。なお、今回初めて皆さんの披講役を務めました。
24日は静岡で「こぶしの会」、25日は「朱雀の会」と句会が続きました。こぶしの会の互選ではHさんの「花万朶ありし舞台の三津五郎」が4点、3点句にKさんの「一陣の風を一期に花の散る」、Sさんの「花辛夷朝日に力ゆるめけり」、2点句は拙句「かたくりの花の静かに地に唄ふ」を含め8句が並びました。また朱雀の会では主宰特選はYさんの「分譲地のわずかな水田蛙鳴く」、「下駄の歯に石の食ひ込む植木市」の2句、Kさんの「鍬入れる肩の重さや春の土」、「花の下ひとつ円座の空きにけり」の2句に加えてSさんの「フラスコの泡の向うに花の散る」の5句となり、拙句は並選に7句の結果で終りました。27日は朱雀の会の合同句会があります。
今月の俳句鍛錬会は出席者13名、各自席題を提出…。結果「粒、西、国、筆、空、庭、温、上、梅、白、土、海、子」の13題となりましたが、今回から提出は内10句となりましたので少々楽になりました。しかし時間制限は変わりません、結果拙句「脈々と大地の鼓動土筆立つ」が会員互選では7点句のトップでしたが、主宰の特選はHさんの「退院の日の空青し土筆摘む」、Sさん「水温むキリンの首のくねくねと」、Yさん「磯遊び地図に無い島子と作り」の3点に決まりました。次会がんばりましょう。
今月のこぶしの会は例月より一週間早い開催です、なお先月に続き全員出席です。兼題「大寒」を含め24句が出そろいました、4点句がTさんの「笹鳴きや狭庭の小枝だ揺るがせて」、3点句は拙句「土匂ふ大地の熱気土筆立つ」の他3句、2点句は拙句「大寒や山駆け下りる寒太郎」のほか4句、1点句が6句となりました。
20日静岡もくせい会館で「こぶしの会」の初句会です、毎年恒例の昼食会の後久し振りに全員揃っての句会です。Tさんの「凛として漲るしじま初座禅」が本日の高点句となり、次いでSさん「塗椀に丸餅ほのと京雑煮」、Hさん「日向ぼこ仏の如く目を細め」、Mさん「日の丸や三代揃ひ祝箸」と新年らしい選句となりました。なお、昨年の通算高得点者にYさんが決まり主宰からもくせい賞が授与されました。
12日は午後から静岡市のあざれあ会館で県現代俳句協会の総会があり出席してきました。昨年は会の30周年記念の行事や記念句集の発行など大変忙しい年でしたが本年度は関東甲信越静ブロック連絡会の当番県の他は例年の俳句大会、俳句大賞、文学散歩など通常の行事となっています。なお、役員の改選があり任期の途中ですが副会長、常任幹事、地区幹事に変更がありました。任期半ばの変更ですので若干意見を申し上げましたが会長、前会長からの説明もあり、了としました。総会に続き句会があり互選の結果、最高点句は羽田さんの「胸にまだ少年の棲み書く賀状」、杉山さんの「抱き起す恍惚の姑ちゃんちゃんこ」の2句に決まり拙句は5点にとどまりました。
昨日は今年最後の俳句鍛錬会でした、出席者11名席題は「声、日、小、花、灯、年、寺、桜、鉢、踏、柚子」です。スタートから約一時間苦闘の結果、主宰の特選が4句、「朝の日の斜めに差して初湯かな」、「ずっしりと五年分なる初日記」の二句は朝子さん、「春祭り年齢不詳の氏子達」が椙子さん「裏山の風の音聞く柚子湯かな」が拙句とでした。なお、拙句「この小路あの小路にも聖夜の灯」ほか4句が並選となりました。
毎日寒い日が続きます、16日は静岡もくせい会館で今年最後の句会「こぶしの会」に参加しました。兼題は「鍋」と雑詠です、互選の結果、「日向ぼこ落語長屋のごと並び」の拙句が最高点句となり、次点句がなんと9句並びました。「牡蠣鍋や環境談義ひとくさり」、「踊子の路に湯けむりぼたん鍋」など鍋料理の句が揃いました、その中で「社会鍋寡黙に一人佇つてをり」の拙句も次点句でした。
先週初め歯科通いで奥歯4本抜歯、以来ブルーな日続きでしたが今日NHK俳句全国大会の入選通知が届き、一挙に晴々した気分になりました。正式な発表は1月です…、最初に入選した年には渋谷のNHKホールに出かけましたが、最近は出かける元気がなくなりました。角川全国大会からも入選通知が届いていますのでいずれも正式発表が待たれるところです。
今月の俳句鍛錬会の席題は、「面、蕎麦、帰、障子、寒、根、始、水、火、年」の10題…。早速句作開始、結果主宰特選は7句S子「聞き役に徹して重し寒卵」、「鬼の面二言三言相談し」の2句、H「面取れば村長さんよ里神楽」、Y「年の暮れ読めぬ楽譜を見て唄う」、YO「お年玉あの子この子にこの袋」、SI「世の中の仕事始めを見るテレビ」、拙句「忙しなくパソコンで刷る年賀状」以下、並選に5句選ばれ終了…、大変疲れました。