27日は、句誌「若狭」主宰遠藤若狭男先生をお迎えし市文学館を会場に朱雀合同句会が開催されました。参加者30名、兼題「青、茶、雑詠」各一句を予め投句、選者は主宰、神山会長と私の三人、披講は矢作、森のお二人にお願いし、2時間の句会…。
若狭主宰の特選句は、椙子さんの「競り声の飛びて茶の町茶の香る」に決定、リズムが良いとの短評がありました、会長の特選句は葉月さんの「茶所の家庭訪問茶山まで」新学期が始まり家庭訪問の時期ですが、新茶の時期は先生も心得ており茶山まで訪問する事がある…、茶産地ならではの風景が巧みだと選評、私の選んだ特選句は千鶴子さんの「浜木綿に風の迷子がもぐりこむ」です、ファンタジーを感じる句で、誓子の「海に出て木枯し帰るところなし」と対照的な楽しさがあると選評しました。各選者とも入選句を9~10句発表し、特に主宰から出席者の質問に答えて頂き一同拍手で句会を閉じました。4時から「あづまそ」で懇親会を開催、若狭主宰から楽しいお話も伺いながら、有意義に初夏の夕べを満喫しました。なお25日発売の俳句総合誌「俳句界」6月号に「若狭」誌の紹介と若狭主宰のハンサムな写真が載っています。