美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

ポスター原画の鑑賞の授業で思う

2017-08-24 09:54:31 | 日記
本校に今年赴任して、今年度初の生徒作品の鑑賞授業。

文化祭のポスターを制作させて欲しいと、特別活動指導部長さんからお願いされたので、前任の美術教師さん、他学年の美術担当者さんの意向も汲み制作させました。…夏休みを存分に活用して(-_-;)
美術の授業による文化祭ポスターの制作には幾分抵抗がある方なので、せめてもの抵抗で『原画』のみの制作としました。

さて、夏休み明けの最初の授業は、その作品を見合って鑑賞をしたのですが、「この学校の子たちはどんな態度で鑑賞するのだろう?」「昨年までどの程度鑑賞の能力が育ってるのだろう?」と心配しながらの授業となりました。
✳︎鑑賞の方法はたいした工夫もない、夏休み明けの困った時にやる方法ですから、ここでは紹介しません。

授業前は生徒たちから「今日鑑賞なんですよねー?なんで??面白くなーい。」的な声が聞かれる中、やってみると結果は上々…いや、まあまあかな。
まだ鑑賞カードは読めていませんし(文化祭準備でそれどころじゃなくて…)。
ただ、授業後に一人美術室に残った男子生徒が、「 先生、この作品俺すんげー好きっす。」とひと言僕に伝えて、なんだか満足そうに退室して行きました。
いつもは気だるくやる気なさそーに作品制作していたように見えた生徒ですが、作品との出会いにより、今まで見たこともなかった側面を見せることがあるんですね。

こんなことがあるから、鑑賞の授業は面白いです。





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