音楽部の日記帳

開成学園音楽部の練習日記です。
近いうちにタイトル変えますよ。きっと。…といいつつ変わらないからこのままで。

銅賞とってどうしよう byツバサ

2009-07-25 23:39:33 | 練習日記
 お久し振りです。なんか現役の後輩から書けって言われたので久し振りに書きます。高3になった前管理人です。長文です。

 あまり後輩たちが練習日記に詳しく書いてこなかったのですが、3月以来“超断続的に”三輪田学園音楽クラブと第76回NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)高等学校の部東京都大会東地区予選へ向けての練習を続けてきました。昨年度、開成三輪田合同では初出場で奨励賞(参加賞)。今年は2度目の挑戦。

 音楽部は基本的に高2の最後で引退なのですが、昨年は三輪田:開成の人数比が7:5だったのに対して今回は11:5でうちの部が心許無いということで自分を含めた高三3人が“賛助出演”することになりました。

 が、6月末に成り行きで、アレンジが認められている課題曲スキャット部分のソロ(2人で三度ハモりだとソリって言うのか…?)を、引退してから運動会のおかげで長らくまともに歌っていなかった自分と高2の三輪田現部長さんでやることに。だいぶ荷が重かったです。

 Nコンの練習は出場する高校生のみなので普段の部活外。期末考査が終わったあとの練習はわずか3回の合同練習と1回の開成練習のみ…。どう考えても厳しいので、個人的に16日の練習を録音し、それを使って高3のみ、部活をやっていない時にひっそりと部室で自主練をしていました。録音を聴くとピッチが悪いところとかソロのダメなところとか歌詞が聞き取れないところとか分かるので、分かる人は自分たちの練習を録音して聴くということは非常に有用だと改めて感じました。

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 そして今日。出番は25組中11番目、昼休み明け4番目の13時20分から。お昼ご飯はもちろんお預けだけれども、それでも本番前9分間のリハ室練習だけでは不安が残るので昼休みにテナーの内の3人で外出して体を温めて声を出してきました。

 12時40分の呼び出し時刻前に戻ったものの、体が冷めるのでロビーで体を動かして万全の体調をキープ。したつもり。

 本番は…まぁあれですよ。でかいホールは本当によく響くなってことと、コンクール中に携帯思いっきり鳴らす人っているんだな…と。ありえないでしょ。とりあえずソロは歌いきれてよかったです。

 自分の予想では奨励賞88%銅賞12%。もう1人の高3、んずの予想は奨励賞100%。三輪田の部長さんは「銅いけますね!」。出番が終わってようやっとすべての音楽部活動を終えたので解放感に満たされ、んずと一緒に飛鳥山を散歩してきました。大妻中野を聴きそびれたのが残念…。

 審査待ちのステージ開放の時間には、現管理人くんが青春譜&With You Smileと2曲も弾いちゃいました。昨年も2曲弾いてたけど。で、銅賞を心の底で期待しつつまずは全体講評。一部の学校では本当に課題曲と自由曲の差が著しいなとはんずとも話していました。審査では課題曲と自由曲の採点比率は1:1。うちは課題曲にもかなり力を入れてやってきたので(自由曲は3年前の文化祭合同混声でやっていたせいもあるが)その点では有利だなと確信。スキャットの後、みんな静かに戻っちゃうってのは、自由にアレンジしていいって書いてあるのはスキャット部分だけなのだから…つまり楽譜通り歌うのだけどもっと工夫をしろということかな? あとは高校生なんだから自分達で歌え、と

 そしていよいよ結果発表。銅→銀→金→奨励賞の順に発表なので、最初の銅賞3校で呼ばれなかったら絶望的なわけです。

 銅賞1校目は、うちらの2つ前に演奏した実践学園。自由曲は昨年われわれが歌った信長貴富の「新しい歌」だったのですが(←当日配布されたプログラムにはそう書いてあったのですが、公式サイトの情報だと「かみさまへのてがみ」。でもやっぱり「新しい歌」をやったらしい…?? 9月12日追記)、2つ前ということはうちらがリハ室にいた時であり聴けなかったのが残念(冷静に考えてみると2つ前と言うのはリハ室を出て舞台袖の裏で待機していた時だからスピーカーから聞こえていたはず…???)。…そして銅賞を呼ばれた時に歓声が上がらなかったのは、昨年金賞だったし他にももっと上位の実績を持つ学校だからでしょう。逆に、昨年奨励賞だったわれわれは3組しかない銅賞の枠、次に名前が呼ばれなかったらほぼおしまいといって間違いない。緊張は最高潮に。

「銅賞、2校目です。…開成高と(ry」
「うぉ(ry」

 もはや聞き取り不能ですね。結果発表の本日初歓声はいただきました。

そのほかの結果
http://www.nhk.or.jp/ncon/entry/tokyo/result_high.html#h21_kou_e

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 正直、自分が気になるのはソロの評価だけだったので、個別講評を聞きに行く後輩にソロのこと聞いといてって頼んでおきました。

個別講評要旨。

音色がいい。
・自由曲が弱い、、、けどこういう曲をしっかり歌うのは好感が持てる。 (?)
・男声はカチッとしている。これと女声をうまく合わせるべし。
・課題曲16分音符部分で女声の喋りが少し甘い。

Q.スキャットはどうだったか。 
A.もっとやってもいい。
Q.昨年、体が揺れるとよくないと言われたので今年は動かさなかった。
A.声に影響が出ると本末転倒。一番いいのは間奏に振りを付けるとか。
 歌がおろそかにならないように、録音して冷静に聞いてみるのもいい。
Q.ソロはどうだったか。
A.学校によって細かいスキャットと大きい長い音符のアドリブがあったが、(個人的には)大きいのがいいと思う。

・自由曲(わが里程標)の冒頭、男声は少し声を飲んでいた。女声はいい声。ppがきれいに歌えるのは素晴らしい。
・普段別々に練習しているのに混声になったときにうまく溶け合う音色というのは素晴らしい武器。

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 え~っと…うちらのソロの具体的な評価は…まぁ25校もあると覚えてないのも無理ない…のか。いや、きっとスキャットに埋もれて聞こえていなかったんだ。うん。そういうことにしておこう。実際、本番後にもらった録音MDを聞いてみたが、後半はスキャットに埋もれているような気もする。うん。やっぱりピッチぶれてたし…orz

 吹奏楽連盟のアンサンブルコンテストだと、直接話を聞くことはできない代わりに個々の審査員の講評と点数が直筆の紙でもらえる。内容のレベルは人それぞれだが、もらう側としてはうれしいし、なにより多くの審査員の意見を聞けるところがありがたい。
 Nコンの個別講評は部長だった昨年は自分が聞いたのだが、審査員5人が2組に分かれて2人or3人と直接面接で話を聞ける。5分の間にこっちから質問することもできるのだが、基本的に担当の審査員の意見しか聞くことができないというのがウィークポイント。

 後輩の話を聞いていると、来年は合同でNコン出ないっぽいです。そのかわり、今年巣鴨が出ていなくて東京では消滅してしまった“男声合唱”で、開成単独でやってみたいなとI先生はおっしゃっていました。かなりハードルは高いと思いますが、後輩たちに期待したいと思います。

~~自分の音楽部での戦績~~
アンサンブルコンテスト(中3)…努力賞 (金>銀>銅>努力>奨励(稀))
Nコン地区予選(高2)…奨励賞 (金>銀>銅>奨励)
Nコン地区予選(高3)…銅賞 (金>銀>>奨励)
最後にやっと色付きの賞をいただきました。みんなありがとう。

 ではさらば、開成学園音楽部よ。本当に練習日記を書くのはこれで最後だよ? もう誰がなんと言おうと受験生なんだから。文化祭の合同混声合唱は期待しているからがんばって。あと、I先生、焼肉ご馳走様でした(笑)


↑昨年は個別でしたが今年は連名です。

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2 コメント

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お疲れ様でした (三輪田現部長)
2009-07-26 11:26:02
前日の練習では三輪田の声が枯れていてどうなるか心配でしたが、本番では声もちゃんと出て(?)賞も取れて本当に良かったです。
でも銅賞が取れたことより、皆がひとつになって歌えたことが私は何よりも嬉しかったです!

H3の先輩方はこれで引退ですね。今までお世話になりました。
(特に元管理人さんにはスキャットや昨年の混声で大変お世話になりました。)
先輩方が教えて下さったことを活かしてこれからも頑張ります。
お忙しい中Nコンに出場して下さって+今まで本当にありがとうございました。

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部活というのはこういうものなのかな? (前管理人)
2009-07-27 00:24:02
 自分はこの5年と少しの間でOBや三輪田の方々、歌唱の授業も合わせて軽く100人を越える人達(Nコンのステージ開放や全員合唱を合わせると1000人以上?)と共に歌い、伴奏をし、拙い指揮で合同混声をまとめ、音楽部の合唱活動では一番観客の多いコンクールという場でソロという経験もさせていただきました。
 中には一言も話したことがない人もたくさんいるけれども、多くの人と1つの音楽を共有し、達成感に涙を流し(昨日も危うかった)、先輩方だけでなく後輩からも様々なことを教わり…1人では絶対に成し得なかった様々な経験をさせてもらいました。
 正直、自分はこれからの将来の中で音楽を続け(られ)るか自信がないし、ともすれば40人近い人が1つになって同じ場所で面と向かって何かをするってことさえもうないかもしれない。

 これから音楽(でなくても)を続けていくうちには、時に壁にぶつかることもあるだろうけど、合同混声やNコンがそんな時にふと思い出すマイルストーンの一つになればいいかなと思います。(自分もかな?)

 文化祭は残り1回ですが、これからも悔いを残さないように頑張ってください。応援しています。そして4年間ありがとうございました。
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