12/27/08
8時約束なのに7時45分にバンが迎えに来ました。
グアテマラ人の時間感覚は読めません。
3時間かけてパナハッチェルへ。
まず、街の小ささに驚きました。
東西150m、南北300mといったところだと思います。
ここには世界一美しいと言われているアティトラン湖があり、世界中からの観光客で賑わっています。
確かにきれいですが、主観では芦ノ湖の勝ちです。
何度か言っていますように、箱根以上の観光地に出会ったことがありません。
遊覧ボートで他の街に行くのが流行っているみたいですが、1日しかいないので湖の畔でぼけーっとしたり、街をぶらぶらしたりでのんびりしました。
街は基本お土産街です。
先住民も英語を喋り、若いお兄ちゃんからは「大麻大麻」、「ガンジャガンジャ」と声をかけられ。
良くも悪くも観光地です。
ひたすらだんまりを決め込みお散歩しました。
夕食は宿近くのレストランで。
この量でQ30(ソーダ、チップ込)。安くておいしくて言うことありません。
12/28/08
8時約束で8時半に迎えが来ました。
遅れる分にはまあ予想してるのでいいです。
同じ宿にいた日本人の方も1人一緒でした。
1時間半くらいかけてチチカステナンゴへ。
パナハッチェルよりさらに狭いんですが、木曜日と日曜日には市場が出て凄く賑わっています(この日は日曜日)。
観光地化していますが、英語喋る人がいなくてグアテマラという感じです。
お買い物する時不便なあたり、逆に旅行してる感があっていいです。
市場での言い値はアンティグアのお土産屋さんの価格より高かったんですが、まあ高いといっても数十円ですし、
先進国の人間が後進国へ旅行するということは、お金を落としてなんぼというか、ODAの民間版的な意味合いが強いと考えているので、ここでいろいろと買うことにしました。
お買い物する時のコミュニケーションは好きですが、そういう理由から値切るのは嫌いです。
何十万円も旅費に使っといて、数十円ケチろうとする根性が気に食わないです。
結構な混雑でしたが何もすられることなく、治安いいなと思いました。
で、アイス食べながらぶらぶらしていたら、ティカルで出会ったtwinsのどっちかとママと感動の再会。
いやー偶然ですね、元気でしたかと2日ぶりの近況報告。
今はパナに滞在していて、市を見にチチまで来たと言ってました。
なんか感動しました。
お昼前には先住民の宗教儀式が見られるというパスクアル・アバフの丘まで行きました。
丘というとのんびりなイメージですが、途中休憩しないとしんどいほどの急斜面でした。
タイミングよく始まるところでした。
写真撮っていいか尋ねたら笛を売ってきました。Q50とグアテマラの感覚では結構な値段ですが、500ちょっとということで、写真撮影代と思って買いました。
神聖な儀式を見せてもらうので、ささやかなお礼みたいな感じです。
鶏を潰して生贄にした途端に太陽が差し、神秘的でした。
結構がっつり見ました。
伝統を重んじて現在まで儀式が続いている一方で、それを物珍しげに見る観光客。
儀式をする人もTシャツにジーンズ。
伝統と時代の流れ、伝統を受け継いで生きるということを軽く考えました。
街に戻って、14時のバスを待ちます。
待っていると8歳くらいの子供の先住民が何か売りに来ました。
もうお買い物は済ませていたので、no,graciasと断っても、siと言って引かなくて。
買わないならそのお菓子ちょうだい、と言われたので、持っていたチップスをあげました。
それを嬉しそうに近くで待っていた弟のところに持って行く姿を見て、べたに「日本は恵まれてるな」と思いました。
彼女たちも親に言われて必死に売っているのでしょうが、私含めて観光客は基本的に冷たくあしらってしまいます。
そういうことから社会の厳しさも学んでいるんでしょうが、そんなことを学ぶにはまだ早い子供です。
自分の幼い頃と重ねて境遇の違いを感じましたが、結局私はこうして微々たるお金やモノを落とすことしかできない無力な一個人にすぎません。
そんなことを思っていたら難しくなってきたので、考えるのをやめました。
17時半にアンティグアに戻りました。