日田温泉 亀山亭ホテルのブログ

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ひたの鵜飼シンポジウム~鵜飼の魅力と伝承~

2010年03月07日 18時55分13秒 | 大分県日田市旅館 日田温泉亀山亭ホテル
パトリア日田で「ひたの鵜飼シンポジウム~鵜飼の魅力と伝承~」
がございました。仕事があるためにかなり遅刻して参りましたが
勉強になることだらけでした。

シンポジウムの時のセットは屋形船もあり、鵜飼舟もあり、
沈み橋もあり、隈町もあり凄く念入りに作られたセットでびっくりしました。

まず、昔の日田の鵜飼の写真
日田市豆田町にある戦中にも活躍した日の丸をイメージした
お薬「日本丸(にほんがん)」(心臓と熱さましなどの特効薬)の
広告でも日田の鵜飼の写真を使用していた古い写真の紹介がございました。
その当時は、篝火(かがりび)等はなくススキを
松明(たいまつ)として片手でもち火を着けていたようでした。
そのため鵜飼舟には沢山のススキを載せていたようです。

そして、日田鵜匠組合組合長のお話、鵜匠業には終わりがなく、
プロになることは絶対ないということと、いくら鵜が可愛く
なっても近づくと危ない、川で光るものを探して魚を捕る鵜は
人間の目が光の加減でキラキラ光るので近づくと目がやられると等
様々なお話を聴けました。また、年功序列で鵜は
配置も鵜が動く順番等も決まっており鵜のルールと人間は
同じように働くものだと語って下さいました。

そして、質問コーナーで、川鵜被害にあっている方からの質問に
対して岐阜県長良川鵜飼鵜匠代表は川鵜も元々海にい生き物で、
ここにいる皆様も生き物なのです。なぜ海にいた鵜が川に上って来たのかと
いうと日本人が川魚を食べなくなったから、本来、日本人は
川魚を食べていたが今は、豚や牛を食べるようになったから鵜が
川にやってきて代わりに食べている。
綺麗な川をつくると川魚が湧くように生まれ、
日本人がもっと川魚を食べるようになると日本人の食料自給率も上がり、
自然も守られていいということを仰っていました。

今日は日田の鵜飼シンポジウムに行って沢山の勉強ができました。
ありがとうございます。
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