高知 きたむら動物病院blog

四国高知にて2009年1月に開院いたしました動物病院のブログです。

きてます。アレが。

2016-02-19 22:56:41 | ワンちゃん
高知県の花粉情報

・・・・・毎年のことですが、2月に入って、

「うーむ、風邪かな?アタマボーっとするし・・・」

と思ったら、だいたい、キてるんですよね。

今年もバッチリ先週あたりから来てて、ここ数日結構きつくなってきました。

当面、憂鬱です。


さて、この花粉症。実は、ワンちゃんにもあります。

ワンちゃんの場合は、目が赤くなったりという症状の場合もありますが、
実は、顔面、四肢、腹部など全身の皮膚炎として赤く、かゆくなります。

アトピー性皮膚炎のワンちゃんで、「スギ花粉にも」反応してしまう
ワンちゃんは、自分が目がかゆくなる時期と一致して、悪化したり
するんですね・・・・。これがまた最悪にかゆみの原因になります。

スギ花粉単独で症状が出るというワンちゃんは少ないように
感じるのですが、もともとアトピー性皮膚炎のワンちゃんの
悪化要因の一つになってるケース、これは結構重要で、

「犬は床・地上に近い部分で生活している」

ことから、皮膚炎の悪化要因としては相当激しいものがあります。

花粉は飛散する物質としては「重さ」があり、空中に舞っていても
地上付近に降りてきます。

2000年のものですが、福井大学での研究で、
「スギ花粉による室内空気汚染」

によると、床(地上)、高さ50㎝、100㎝、150㎝、花粉の個数の違いは歴然です。

ですので、床(地上)に近い生活をしている生物が、花粉にアレルギー反応を起こしたら・・・・

想像するだけで自分の目と鼻から大量の水が出て来そうです・・・・・


ヒトの医療では、すでに知られてきていますがスギ花粉の舌下減感作療法があります。

アレルゲン免疫療法ナビ

これは、希釈したアレルゲンを舌の下に毎日含ませて、少しずつ「慣れさせる」
治療なのですが、数年、毎日行う必要があります。
同じ会社でダニアレルギーの治療も開始されています。

当院でもこの「舌下減感作療法」を試験的に行っているワンちゃんはいるの
ですが、なかなか・・・・まず毎日舌の下にというのが難しい、などなど
手技的・根本的な面で、達成するには解決しないといけない
問題がいろいろあります・・・・

ヒトの舌下減感作療法も、3-4年は継続するそうですので、
ワンちゃんの年齢によってはこういった治療は「絵に描いた餅」になる
こともあったり、そもそもアレルギーじゃなかったり等等、
いろいろあるのですが、「舌下減感作療法」自体は効果は認められる
とのことで、将来的には何とか有効活用できないかなあと試行錯誤
しているところです。

話はそれましたが、自分の花粉症も、「のど元過ぎればなんとやら」で
結局5月にはきれいさっぱり忘れてしまうのが良くないですね。

と、いうことで、きてます、アレルゲンが・・・・・という話でした。


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