ついこの間まで寒かったように思うんですが、4月に入って気温も上がってきました。
それとともに、季節性の皮膚病、かゆがるワンちゃんがちらほらご来院しだしました。
5月に入り梅雨になると、皮膚病や外耳炎を患うワンちゃんが非常に多くなり、その傾向は秋まで続きます。
この症状の時期ですが、気温もありますが、どちらかというと「湿度」が重要な要因で、目安として湿度が60%以上になると「皮膚病の時期」です。
冬場、湿度が50%以下の乾燥した時期は、乾燥によりかゆみが増すタイプのアトピー性皮膚炎以外は、比較的皮膚病の発生が落ち着いている時期です。
湿度が60%以上になると、いわゆる家の中のダニなども活動が盛んになります。ダニが関連する症状は人も犬も嫌なものですので、まだ気温がそこまで高くなくとも、蒸すなと感じたら除湿や布団乾燥機をおすすめします。
ちなみに、夏場で冷房を効かせた状態で気温が25度などでも、ダニには適した温度になるようで、気温を基準として考えるよりも、とにかく湿度を下げるほうが良いようです。
湿度が関連する皮膚病は、ダニ以外にも細菌性、酵母様真菌、それ以外の真菌なども関わることも多く、また湿度要因以外でもノミやマダニなども活動も盛んになるため、特にかゆがるワンちゃんにとっては受難の時期です。
「アトピー性皮膚炎」や、「膿皮症、毛包炎」、「外耳炎」などといった環境や湿度、細菌真菌などの微生物が関わる症状を少しでも発生を抑える、悪化を抑える重要な対策が「除湿」です。
それとともに、季節性の皮膚病、かゆがるワンちゃんがちらほらご来院しだしました。
5月に入り梅雨になると、皮膚病や外耳炎を患うワンちゃんが非常に多くなり、その傾向は秋まで続きます。
この症状の時期ですが、気温もありますが、どちらかというと「湿度」が重要な要因で、目安として湿度が60%以上になると「皮膚病の時期」です。
冬場、湿度が50%以下の乾燥した時期は、乾燥によりかゆみが増すタイプのアトピー性皮膚炎以外は、比較的皮膚病の発生が落ち着いている時期です。
湿度が60%以上になると、いわゆる家の中のダニなども活動が盛んになります。ダニが関連する症状は人も犬も嫌なものですので、まだ気温がそこまで高くなくとも、蒸すなと感じたら除湿や布団乾燥機をおすすめします。
ちなみに、夏場で冷房を効かせた状態で気温が25度などでも、ダニには適した温度になるようで、気温を基準として考えるよりも、とにかく湿度を下げるほうが良いようです。
湿度が関連する皮膚病は、ダニ以外にも細菌性、酵母様真菌、それ以外の真菌なども関わることも多く、また湿度要因以外でもノミやマダニなども活動も盛んになるため、特にかゆがるワンちゃんにとっては受難の時期です。
「アトピー性皮膚炎」や、「膿皮症、毛包炎」、「外耳炎」などといった環境や湿度、細菌真菌などの微生物が関わる症状を少しでも発生を抑える、悪化を抑える重要な対策が「除湿」です。

膿皮症

脂漏性アトピー性皮膚炎(治療前、治療後)
また、皮膚に明らかな赤みや湿疹が無くとも、湿度が上がると痒がるワンちゃんがおります。
犬の被毛はそのまま生えている「シングルコート」と、長い毛の下のほうに短い毛(アンダーコート)が密に生えている「ダブルコート」があるんですが、柴犬やレトリバー、パグやコーギーといった、アンダーコートが密な犬種は特に、「蒸れるだけで痒い」ということがあり得ます。
アンダーコートが多いワンちゃんは除湿も必要ですが、ブラッシングが重要で、セーターを着た状態からちょっとでも蒸れないようにしてあげるような感じです。
また、被毛の根元が蒸れると膿皮症などの皮膚病も発生しやすいですし、湿潤しやすい部位はそもそも皮膚炎になりやすいので、湿度が高い日本の環境は、皮膚病に着目すると非常に悪条件です。
皮膚病だけではなく、湿度が高いと身体に熱がこもりやすくなり「熱中症」の危険性も上がります。例年熱中症は6月あたりから発生し、夏本番の前のご家庭によってはまだエアコンを使ってない状況が要因のようです。
4月はまだ熱中症の時期ではないものの、湿度が関連する季節性の皮膚病はすでにご来院し始めておりますので、痒がる様子や皮膚が赤い、耳を振るなどのようなことがあったら「様子を見ずに」お早めに受診下さい。
様子をみて良いことってホントにありませんので・・・。
高知 きたむら動物病院
犬と猫の一般診療・内科・皮膚科・内分泌・理学療法
高知県高知市北川添24-27 088-880-5123
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