気まぐれ日記とA5

Audi A5SportBackをはじめとする、輸入車の魅力や、クルマの愉しさをお伝えしていきます。

ウィンドウコートとビビリ対策

2021-02-04 21:46:41 | アウディ

欧州車ってフロントガラスコーティングすると、ワイパーがビビリますよね。

 

これが嫌でフロントガラスをコーティングしない方も少なくないようです。

 

 

そもそも、撥水コートをすると何故ワイパーがビビるのかですが、

大前提として、撥水コートをしていない通常のワイパーの役割は、

ガラス面に付着した水を均一の厚さに慣らすことです。

 

水越しに景色が見える事になります。

水の膜でワイパーゴムが潤滑され、滑るようにワイパーがスムーズに動作します。

 

一方で、ガラスコーティングを行うと、以下の図のようになります。

 

 

ガラス面に対して水が球のようになり、水同士がお互いに接触していない隙間から、

ガラス面がむき出しの部分ができます。

 

ここにワイパーをかけても、水の膜ができずに水の玉となるので、

ワイパーゴムが直接ガラス面と接触し、ゴムの摩擦抵抗が大きくなります。

 

なので、ワイパーのビビリはワイパーゴムが摩擦抵抗により、断続的に止まっている事となります。

 

以上が撥水コーティングされたガラス面で、ワイパーのビビる原因です。

 

 

 

しかし、国産車は撥水コーティングしてあったとしても、ビビリません。

国産車のワイパーが非常に優秀で、

グラファイトワイパーと呼ばれる炭素がワイパーゴムに練りこんでいるからです。

炭素は非常に潤滑性に優れた物質なので、ワイパーゴム表面に炭素があることで、

ガラス面にゴムが接触したとしても、スムーズにワイパーを動かす事ができます。

 

では、欧州車のビビリ対策をどうしたら良いのか。

 

 

1、撥水ワイパーに交換する

 

2、ワイパーゴムに専用のビビリ防止剤を塗る

 

3、ワイパーが劣化するまで待つ

 

 

 

は単純に撥水ワイパーに交換するだけなので、コストは多少かかりますが、

最も問題なく、かつ撥水性を持続させる為には非常に有効な手段です。

撥水ワイパーは、ワイパーゴムに撥水成分が練りこまれていて、

ワイパーを動作させるだけでガラス面に撥水皮膜を形成します。

おそらく撥水皮膜が潤滑性が高い理由で、ワイパーがビビらなくなると思います。

 

はグラファイトワイパーと同じ理由です。

潤滑性の高い物質を塗りこみ、ワイパーゴムに潤滑性を持たせます。

揮発性があり、乾燥後は粉っぽくなるものが多い気がします。

 

は、我慢勝負です(笑)

ワイパーゴムが劣化すると柔軟性が落ち、

ふき取り性能悪くなります。

なので、ゴム自体の摩擦力が低下するので結果としてワイパーがビビリづらくなりますが、

ふき取り性能は悪いことには変わりありません。

 

私は、ガラスコーティングを行い、撥水ワイパーに交換しています。

 

 

社外品のPIAAのものです。

撥水コーティンングをしているのでワイパーのおかげで撥水しているかどうかは分かりませんが、

ワイパーがビビらないので気持ちよく、快適です。

また、品質も純正品と変わらず、グラ付き等なく安心して使用しています。

 

BMWではBMW専門店Studieから、オリジナルブランドの撥水ワイパーが出ているみたいなので安心ですね♪

 

撥水コーティングする際は、是非撥水ワイパーへの交換をご検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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