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ポーをゆく

ポーランドで生活始めてみました。

ブルーベリー狩り

2010-07-18 00:39:17 | 生活

日本も暑いことと思いますが、ここポーランドも連日35℃近くまで気温が上昇する日が続いています。
蒸し暑さがないだけ日本より快適ですが、それでもすでに、うだるような暑さと言っていいでしょう。
しかも家庭にクーラーはまずありませんから、ここまで暑くなると熱中症で死亡する悲劇もヨーロッパでは結構あるんですよね。
今年は冬も極寒でしたから、夏と冬の温度差がなんと60度ほどもあることになります。
そんな猛暑の中、ブルーベリー狩りに行ってきました。

この日帰り企画は当地日本人会のもので、(私は会員ではないのですが)今回はお誘いを受けたので参加してみることにしました。
ブルーベリーというのはこちらでも高価な果物の部類に入ります。
それを採取場で食べる分には無料ということでしたので、遠慮なくバクバク食べまくりました。
こんな新鮮で味の良いものを、これだけの量食べられるというのは幸せですね。
私は最近、果物の食べすぎによる糖分摂取過多を自重しなければならない立場になりましたので、こんな果物天国でも今日は一応ちょっと遠慮しました。
もし何も気にしていなかったら、こんな素敵なブルーベリー、最低5キロは採取してたところです。
ま、欲張ってはいけないか。おいしく食べられたので満足です。

ザコパネ

2010-06-28 05:40:42 | 生活

ポーランドは平地がどこまでも続く国なんですが、実は南部にザコパネと呼ばれる山岳リゾートが存在します。
標高2000kmほどの山々が連なり、いつものポーランドとは全く違う景観を楽しむことができます。
今回突然ですが、2泊3日でザコパネへの小旅行を決行してきました。

写真はモルスキェ・オコと呼ばれる有名な湖。
直訳すると「海の目」という意味なんです。何だか宮崎映画にでも出てきそうな名前じゃないですか?
すごく引き込まれる名前です。
もちろん湖も引き込まれる美しさでした。
途中まではバスで行けますが、ある地点からは車両の進入が禁止されているため、その先に続く9kmの道のりを歩くか、馬に引かれていくかになります。
私は体調を気にしつつも、比較的なだらかな登り道程度だったため、行きは徒歩でがんばりました。帰り道は疲れ果ててしまい、無念でしたが馬車を利用しました。馬車ってホントいいお値段…(涙)。

日本人は山のある景色に慣れていますが、ポーランドのような平地に住んでいると、山のある景色は非常に貴重で新鮮で、そしてホッとします。
旅先でも食べるものといえば、いつものポーランド料理。
そこが日本とは違いますね。この土地ではこの料理、というものがあまりなくて、基本的に家庭で食べるポーランド料理と同じなんです。
でもザコパネで食べたジューレック(ライ麦を発酵させた酸味のあるスープ)はおいしかった!
また「山のチーズ」という名前のついたひも状のチーズは、チーズをぬかに漬けたような味わいで、日本人なら絶対好きな味。
質素な旅行でしたが、きれいな空気と水に囲まれて良い時間を過ごせました。

洪水

2010-05-24 17:48:28 | 生活

一週間前ほどチェコ・ハンガリーあたりで洪水の被害が出ているとの情報がありました。
隣国での自然災害は、陸続きですから国内にも大きな影響をおよぼします。
そのころポーランドも連日雨だったのですが、おそらく数日後にはポーランドでも洪水が起こるよ、という話を聞かされていました。

そして先週末から、ポーランド国内でも各地で大きな被害を出す事態となってしまいました。
ドイツ国境近くのブロツワフという街では川が決壊し、住宅地にも2m近くまで水があがっているとのこと。
人々が屋根の上にあがって救助ボートを待つ写真も目にしました。
写真はワルシャワを流れるヴィスワ川。人魚像があるので川の西側ですね。すでに危険水域を越えて人々が心配そうに見守っています。
ワルシャワも川の西側ではおそらく大きな被害は出ないと推測されますが、反対側の東、プラガ地区方面ではすでに冠水が発生しています。
また一部ワルシャワ郊外では避難退去もあったようですし、幸い私が住んでいるあたりには被害がないとはいえ、大変なことになってしまいました。

ポーランドでは、およそ10年前に大きな洪水被害があったということですが、今回の災害規模はそれ以上になっているようです。
早く事態が収束することを願うばかりですね。

氷の彫像2

2010-01-23 03:16:47 | 生活

一体いつまで続くのでしょう、この寒さ。
しばらくは-15℃~-25℃前後の日々が続くようです。
極端な低温でなくても、はっきり言って-10℃でも十分なくらい寒いんです。
ワルシャワは内陸ですのでヨーロッパの中でもかなり寒い都市なんですが、それでも豪雪地帯ではないので毎年の積雪量はそれほどでもありません。
しかし今年は予想外の降雪で、すでにワルシャワ市は今年の除雪の予算、使い切ってしまったそうです。
予算を使い切ったとはいえ、除雪しないわけにはいかないのでどこかの予算から削ってくるのでしょう。
どこから削るのかなー。来年の花火がショボくなるのかなー。クリスマスイルミネーションが寂しくなるのかなー。

ところが寒い寒いといっても、実は、他の国で過ごす冬のほうが寒いという意見のほうが多いのです。
ここではもちろん外出すれば死ぬほど寒い。顔は切れそうなほど痛い。
が。
室内はセントラルヒーティングで24時間暖かく、東京の冬の朝のように起きるのがつらい、なんてことはサラサラありません。
イギリスなどでは、セントラルヒーティングは非常にお金がかかるため、節約しつつ使用するので結構寒い。アイルランドもそうでした。
ポーランドは暖房を節約しようと思う寒さではないので、夏が終わると勝手に暖房が入ってます。そこから春が来るまでつけっぱなし。
しかもこのポーランドのはめ込み式の窓は本当にすばらしい。

また東京の冬のような中途半端な薄着をしないので、実は寒くても何気に大丈夫。
人々はとりわけ極寒地用のコートを着ているわけでもありません。まあ毛皮のご婦人は多いけれど。
違いは何かというと、冷たい外気が体に入ってこないように完全防備をする方法です。
帽子が違う!マフラーの巻き方が違う!コートに付いている毛皮も飾りではないので超豪華!コートに付いているフードももちろんかぶる!
私には小さいころからひそかに憧れていた帽子がありまして、それは極寒地で人々がかぶっているような、いわゆるロシア帽。ちょっと四角っぽくて、ふわふわモコモコしているやつ。軍人がかぶってるやつ。
時々これをかぶっている人を見かけるんです。男も女もかなりカッコイイ…。
ポーランド軍もこれかぶって除雪してました…(惚)
いつか買ってやる、と思ってます。

つらら

2010-01-14 03:52:44 | 生活

寒い日が続きます。また数日後に、とーっても寒くなるという予報でとほほ。
またダイヤモンド・ダストな日々がくるのか。
綺麗ですが、寒いです!
バルコニーにはもりもり雪が積もり、見事なつららができていました。
何だか楽器になりそう。ベルリラみたいな。
街を歩くと、あちこちにかなり大きなつららが見られます。
建物付近はつらら落下のおそれがあるので、危険区域テープがはられている場所もあります。うちのアパートもそのひとつ。
たしかにこれが落ちてきたら…自然の凶器です。
冬はよく頭上を確かめながら歩かないといけません。
危険はいつもすぐそこに!という感じ。

家にこもりがちな冬。
このつららを見ながら下らないことを妄想していました。
つらら…、きっとこれは探偵小説のネタになりそう。
ある殺人事件現場、遺体には鈍器のようなもので殴打された跡が…。
「なぜ凶器が見つからないんだ!どこかに凶器があるはずだ、探せ!」とか。
「そうか、犯人はつららを利用したんだ!これなら解けてしまえば証拠が隠滅できる!」とか。

こんな天候だと、車を仕事や通勤で使う人々は大変ですね。
どんなに寒くても、公共交通機関は普通に動いていますからさすが雪国です。
通りでは雪を解かすために塩をまいているため、街を歩くとブーツが白っぽくなります。
昔は「夏好き」だった自分ですが、今ではすっかり雪国さんになりました。

シアバター

2009-12-18 05:18:19 | 生活

最高気温が-10℃なんて日が続いています。
外を歩くと顔が痛いです。帽子をかぶらなければ頭痛がします。
毛皮のご婦人たちもあちらこちらに。
ここ数日は雪が降っていますが、外気温が低いので雪がいつまでもサラサラしていて、歩いても足元がべちゃべちゃしません。
それだけはいいですね、それだけは。
それ以外は寒いの一言につきます。

こんな冷たい外気はお肌にも悪そうなんですが、そこでシアバターです!
私のシアバターデビューは、ご存知ロクシタンのものでした。
はじめは臭いし硬いし使えない、と思っていたのですが、使いなれてくるとその保湿力が手放せなくなります。
肌につけた直後はちょっとベタつくかんじ。
しかしワルシャワの刺すような冷たい外気の中でも、乾かずに潤って肌を守ってくれる優れものです!
生活紫外線程度ならブロックしてくれるそうで、これまた重宝。
しかも添加物一切なしの、木から取れたバターそのものです。

ロクシタンのものは高いんですよね。小さいものだと7g~8g程度で950円くらい?
大きい缶だと150gで4500円くらい。
普通の化粧クリームを買うことを思えばそれほど高価ではないかもしれませんが、まだ高い!
というわけで、ポーランドでシアバター買いました。
見てください、この大容量。500gで1000円以下、惜しげもなく使えます。
エッセンシャルオイルでもブレンドして使いたいと思います。

プラガ地区のベトナム屋台

2009-11-14 23:54:43 | 生活

「プラハ」と言えばチェコの美しい古都を思い起こしますが、ワルシャワにもプラハが存在します。
ポーランド語では発音がプラガになりますが、どちらも同じ地名です。
しかしワルシャワのプラガは治安が悪い地区として有名で、とくにプラガの北部は日中でも危ないといわれています。
時々この地区にあるワルシャワ・スタジアム近くでは死体が発見されるらしいですよ…。
昔はロシアン・バザールが広がっていたあたりで、少し歩けばロシアやベラルーシ行きのバスが発着しているターミナルがあります。

さてこの物騒な地域に、規模はずいぶん縮小されたとはいえ現在でもかなり広大で大規模なマーケットがあります。
一歩足を踏み入れてみれば、「ここはどこ?」という世界。
とても歩いて回れないくらいのたくさんの商店が軒を連ねています。
食品から衣料品、生活用品にいたるまで。ポーランド人、ロシア人、ベトナム人のお店が多いのでしょうか。
私はものの品質を見極める目がないので、あまりここで買い物できそうもないですね。目利きの方なら安く良い買い物ができるのかもしれません。
今日はベトナム食品のお店で、もち米とジャスミン米を購入。
帰りにはベトナム屋台でヌードルスープを食べてきました。

2012年のサッカー欧州選手権ではここのワルシャワ・スタジアムが使用されるため、現在も急ピッチで工事がすすめられています。
ユーロカップまでにはこの大規模なマーケット、一掃されるんでしょうね。
そういうわけで、ベトナム屋台で食べられるのもそう長くないのかもしれません。
こちらのマーケットに行かれる際には、汚れてもいい服装で、貴重品は持たずに、日が明るいうちにお出かけください。

祝日の信号機

2009-11-02 06:53:40 | 生活

本日11月1日は諸聖人の日、ポーランドのお盆にあたるような日で、多くの人々が家族で集まりたくさんのロウソクを持ってお墓参りをします。
10月末日といえばハロウィンですが、アメリカ式のハロウィン色はほとんどありません。
小さな子どもたちの間ではお菓子をもらうハロウィンの真似事が行われているようですが、一般的にいって日本よりもハロウィンの雰囲気がありません。

この日ワルシャワからも多くの人々が脱出する状態なので、街は本当に静か。
お店も当然のごとくすべて閉まっています。
私は今年は墓地へ行かないことになったので、ワルシャワでぼちぼち散歩をしていたんですが、その途中、ご覧のとおり信号まで消えていました。
まあ確かに交通量は少なくなっているんだろうけど…、ポーランドの交通事故件数は世界でもワーストの方から数えたほうが早いくらいなんです。
世界で最も危ない道路の一つ、とも揶揄される交通事故件数。
ドライバーのマナーは悪く、運転は荒っぽいという悪評があります。
私の友人にも普通の道路を140kmで走行する人がいるくらいですから…。
だからいくら祝日だとはいえ、信号機くらいは作動させておけばいいのに、と思ってしまいました。

温暖な秋

2009-09-28 00:21:09 | 生活

今年のポーランドは9月も終わりだというのに、いつまでも暖かいです。
去年は9月の半ばにはセントラルヒーティングが開始されていましたし、毛のコートをきて出かけていました。
寒くなるとぐっと外出機会が減りますから、そうなる前に出来る限りお出かけしておくことにします。

写真は私はあまり行かないサスキ公園、無名戦士の墓の反対側。
運動不足解消もかねつつ気分転換に身近な公園へよく出かけるんですが、たまには他の場所も開発してみようかとブラブラしてみました。
そして見つけたのがポーレ・モコトフスキェ公園のさらに南の場所です。
上記の公園に比べれば人も少ないですし、リスなどの小動物もみられていい感じの公園なのですが、…公園かと思っていたら墓地でした…。
歩いていくと高くそびえる記念碑がたっており、刻まれた碑文によるとソビエト連邦赤軍兵士の墓地のようです。
世界大戦、またその後の共産主義支配と、現在のロシアに対するポーランドの思いは厳しく複雑です。
ちなみにポーランドでは現在、共産主義が法律で禁止されています。
そのため、共産党という政党がポーランドには存在しません。

ワッフルを食べながらのんびり散歩していると、今は穏やかなワルシャワがちょっと前までは激動のヨーロッパの大舞台だったことなど忘れてしまいます。
こうして人は歴史を忘れていくんだなと、悲しいですが事実としてそう思ってしまいます。

ネロリクリーム

2009-08-17 02:19:05 | 生活

久しぶりに新しいクリーム作りをしました。
ネロリのフローラルウォーターと、数ヶ月まえに仕込んでおいたカレンデュラオイルを合わせたクリーム。
ネロリ(オレンジフラワー)は、オレンジの花の部分から取れるエッセンシャルオイルを購入するとなると2ml程度で5000円以上もする超高級品ですが、フローラルウォーターなら比較的安く買えます。
初めて使ってみましたが、いい香りです…。
想像していた香りとはだいぶ違ったんですが、オレンジでもなく、ちょっと緑っぽいような花のような、クセのある香りなのに嗅ぎ終わった直後にまたすぐに嗅ぎたくなるような…。

残ったネロリウォーターはそのままスプレー小瓶につめて化粧水に。
同じく残ったカレンデュラオイルはビーズワックスで固めてリップバームに。
今回は前回のクリームとは別のオイルを使ったわけですが、乳化させるのにものすごく時間がかかり、30分ミニ泡だて器でがんばっていたのにイメージしていた固さにならず、我慢できずにキサンタンガムを投入して無理やりトロミを付けてしまいました。

ネロリは乾燥肌に良い精油の代表選手。
他に私が愛用している精油にはフランキンセンス(乳香)があります。これも乾燥肌の強い見方です。
フランキンセンスの香りは私にとってはキリスト教会の香り。
精油はそれなりに清潔感のある良い香りですが、カトリック教会などでモクモク乳香を焚いているときには、個人的にはあまりいい香りだとは思いませんでした。
キリスト生誕の際に、東方の博士たちが捧げた3つの贈り物のうちの一つです。