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ポーをゆく

ポーランドで生活始めてみました。

グリル

2009-08-12 01:55:37 | 生活

週末にバーベキューパーティーがありました。
ちなみにポーランドでは、いわゆるバーベキューのことをグリルと言います。どちらにせよ日本語になっている言葉ですけどね。
こういうバーベキューの時のお肉っておいしいと思いません。
日本と違って焼肉のたれ等のおいしいソースが存在しないし。
たいてい準備した食材は大量にあまり、最後には焼けすぎた肉が行き場も無く放置される有様。
毎回こうなんだから少し少なめに準備すればいいのに、と思ってしまいます。
でもこういった野外でのイベントは雰囲気がいいですね。

さて日本でのバーベキューとちょっと様子が違うのは、男女の動きです。
ポーランドは女性が非常に強い国だといわれますが、たしかにここでも女性が男性を使いまくっていました。
男性は「アイス買って来て」「ビール買って来て」といろいろお使いに出される上、もちろんグリル調理の担当。
女性は座って食べ物がくるのを待っているだけです。
個人的には紳士の国といわれるイギリスよりも、ポーランドのほうが男性は女性にやさしい(甘い??)気がします。
そういえば、以前私がごみ袋を抱えてアパートの階段を下りていったら、入り口付近に立っていた怖そうなお兄ちゃんが「どうぞ」とドアを開けてくれました。
ま、もちろん個人差はありますが、スーパーでも買い物かごを持たされるのは男性です。
政治的な面でも、この国では正式・公的な文書では必ず女性の名前が男性よりも先にくるんですよ。

バカンス

2009-07-19 01:23:43 | 生活

冬が厳しい国では夏を精一杯楽しもうと人々は必死になります。
ちょっと気温が上がれば、どこもかしこも日光浴。
アパートから外を見下ろせば、自宅ベランダで海辺のバカンス気分の人もいますし、公園へ行けば、半裸の男性やらビキニの女性やら「ここはビーチじゃないよ」とつっこみたくなるくらい人々は太陽を求めて外出しています。
もちろん夏のバカンスに外国へいく人もいますが、身近なところでもできるだけ楽しもうというのがいいですね。
水辺があればどこでも水浴びしてるし。水質に疑問な場所も多いんですが。
気温も30度を越せば人々は暑い暑いとブツブツ言い出しますが、日本の蒸し暑さに比べれば全く苦になりません。快適すぎです。

日本よりもずっと快適な夏ですが人々の露出度は日本よりも高く、どうしても超えられない圧倒的な体型の差から、夏、私は引け目を感じてしまいます…。
ましてやこういう人々の中で、水着にはなれない…。と、やや卑屈になります。
日本ではみんなが必死に美白しているのに、こっちではみんな必死で焼けて黒くしている。
自分が持っていないものは欲しくなるものなんですね。
しかしポーランド人、という枠の中には随分肌色が違う人々がいます。
いわゆる肌の真っ白の人と、顔立ちはスラブ系でも肌色は私よりも濃い人。
ある小学校で秋になったころ、先生が小麦色の肌をしたある生徒に「夏も終わったのにいつまでバカンス気分なの」とからかったそうですが、この生徒はもともと日に焼けたくらいの肌色だったとか、そんな話を聞きました。

写真は午後9時ころ。
このようなちょっとした森林がポーランドには多く残っています。

MMU

2009-07-09 02:00:28 | 生活

紫外線が悩ましい夏です。もちろん春から警戒しているものの、やはり暑くなって強烈に感じる今の日差しは気になります。
今年に入ってから私が愛用しているのが、このミネラルメイクアップ(MMU)。
鉱物のみでできている化粧品で、二酸化チタンや酸化亜鉛などが主成分のため、このメイクだけでも日焼け止め効果が高いというもの。
油分や界面活性剤等が含まれず、しつこい汚れになりにくいためクレンジングが不要、石けん洗顔だけでメイクが落とせるのも、ズボラの私の心を惹きつけました。

今使用しているのはAlimaというアメリカのメーカーのもの。
このメーカーは成分が非常にシンプルで、メイクとしての効果にも非常に満足しています。
ファンデーションには、二酸化チタン、酸化亜鉛、マイカ、酸化鉄しか入っていません。
よって粉です。そのため保存料も入ってません。普通に長持ちします。
鉱物の粉をブラシなどで顔にのせるだけのメイク。
メイクをする肌の表面が平らで乾いていないときれいに粉がのらないので、私は化粧下地も使いません。
直接顔に粉をサッサ。所要時間1分。終了。
ラクすぎる…。女が足りないと言われそうですが、わりときれいに仕上がるので驚きなんです。
どのメーカーもファンデーションの色が非常に多く、自分の肌色に合っていないと顔色が非常に悪くなるため、色合わせが一般の化粧品に比べてシビアです。
ベストマッチの色を見つけるまで、現品を買う前にサンプルを取り寄せる必要がありますが、それをする価値はあったなあと思います。
私の肌はとっても黄色いので、非常に黄味の強いゴールデンという系統の色を選び、あとは色の明るさを決めます。
最近本当によくわかったのが、白ければ綺麗、ではないということ。
自分に合う色、自分の顔が良く映える色と向き合うきっかけにもなりました。
粉をのせた直後は若干粉っぽいんですが、時間の経過とともに皮脂となじんできて肌色を綺麗に調節してくれる感じです。なので、私の場合は直後よりも2時間くらい後のほうがいい状態です。

日本でも入手できるMMUもありますが、割高な印象があります。
昨年あたりからの円高もあって輸入したほうが安くあがりましたが、アメリカからポーランドに発送してもらったら、EU圏外からの荷物だったため22%の税金がかけられてしまいました。

ちょっとひとやすみ

2009-06-30 03:21:40 | 生活

週末に寿司パーティーを開き、せっかく作った巻き寿司にカリフォルニア・ロールでしたが、作るのに精一杯でせっかくの写真を撮るのを忘れてしまいました。
なので代わりの写真は、その時ゲストが持ってきてくれたミニブーケで。
最高の出来、とはなりませんでしたが、それなりのご馳走になりました。
しかし巻き寿司だけを見て、これが寿司だと思われるのは少々複雑な心境でもあります。かと言ってにぎりは無理だし。刺身無いし。
外国で「Sushi」としてパック詰めされた巻き寿司セットが売られていますが、見るからに不味そうで、あれを外国人は寿司として食べているのかと思うと胸が痛みます。
あんなの食べて、本気で「スシはオイシイ!」なんて言ってるのか…?疑問です。
初挑戦のカリフォルニア・ロールも成功しました!
海苔を内側に巻き込むのは、難しそうに見えてわりと簡単。外側には炒りゴマをまぶして見た目も味もよかったです。

さて、ここ最近ポーランドでは毎日雨が降ります。
まるで熱帯地域のスコールのような感じで、一日に短時間だけ降る感じ。
南西部のチェコやドイツと国境を接している地域では、深刻な洪水の被害がでている模様です。
今日などは日中25℃以上の気温で夏真っ盛りでしたが、夕方になって大雨・大嵐に。
気温は高いのに、雨とともにヒョウも一緒に降って来るんですよね。
ガツンガツン窓にあたっていました。
気温変動により、ポーランドも将来的には現在のシチリアくらいの気温になるなんていう記事をどこかで読みましたが、こんな熱帯のスコールみたいな雨を見ると、イメージ的に心配になっちゃいますね。

イースターの花

2009-04-04 00:31:24 | 生活

今週はとても暖かい一週間でした。
安定して太陽が顔を出し、気温も10度以上に。半袖の人々もちらほら見受けられるようになりました。
サマータイムに突入したので夕方も随分明るくなりましたし、やはり気分がいいものです。
日本では桜が美しい春なんですが、こちらでは気分的には春はほとんどなくて、冬が終わるとそのまま夏が始まるような感じがします。
冬には閉め切っていた窓を、近所のみなさんもそろって全開にしているのが清々しいです。

路上の花屋さんにはイースターの食べ物を清めるときに用いる花束が並んでいました。
カラフルな花束で、私的にはちょっと正月飾りを思い起こさせます。(随分違いますが)
イースターはある意味クリスマスよりも重要な時期です。
が、ここ超保守的なカトリック国ポーランドで、復活祭のときには人に水をかけていいという習慣があるらしいのです。
あまり悪ふざけはしないように、という通達はあるらしいのですが、ひどい水浸しにされることもあるらしいのでとりあえず気をつけてみましょう。

健康食品・自然派雑貨のフェア

2009-03-31 05:32:09 | 生活

日曜日にワルシャワのとある会場で開かれていたフェアに足を運びました。
自然派化粧品、オーガニック、健康食品、の展示会ような広告を偶然目にしたので、思い立って行ってみました。
入場料を取られたわりには規模が小さく、広告から私が想像していたようなフェアとはだいぶ違って、ちょっとがっかり。
所詮ワルシャワだからさ、我慢、我慢、と自分をなぐさめるしかありません。

たしかに健康食品などを扱ったブースもありました。
わかめや昆布も驚きの高価格で売られていたり、各種ハーブやハチミツなども見かけました。アジアからの食品も結構並んでいました。
他にはマッサージ器やつぼ押しグッズ、さらに各種のパワーストーン、あなたのオーラを診断します、未来を占います、のようなものまで混ざっていて、ちょっと何やらスピリチュアルな空気が…。
私が求めていたものとは大分違い、がっかりしつつも入場料を払ったので、試飲試食できるものには手をだし、短時間で会場をあとにしました。

そんな中で一つだけお買い上げ。
英語ではハニーデューと呼ばれる、甘味の非常に強いハチミツです。
ポーランドのハチミツは、とくに市場で買ってくるととても新鮮でおいしいのですが、ここで試食したものも非常に味が濃くて気に入りました。
あとは試飲させてもらった、果物から作ったエスプレッソ、なんてのもおもしろかったのですが、その飲み物を作るにあたってのマシーンが高価だったのであきらめました。

火事

2009-03-25 04:18:58 | 生活
通りをはさんだ向かいのアパートで昨夜、火事がありました。
ふと窓のそとに目をやったら、目の前の向かいのアパートの屋根から炎があがっているじゃないですか!
一瞬何が起こっているのかわかりませんでした。呆然とするものなんですね。
急いで消防に通報してもらったところ、すでに通報されていたようでしたが、サイレンの音も聞こえないし、地上を歩いている人々は何事もないように道を歩いているし、「ちょっと、ますます燃え広がっているんだけど!」と一人で気持ちが焦ってしまいました。

向かいのアパートは近所でも目だって古そうな建物で、地震でも来ようものなら崩れそうだなあと常々思っていました。
建物の古さと今回の火事には関連がなかったみたいですが、危なっかしそうな外観だったんですよね。
たくさんの消防車がサイレンとともに到着し、間もなく炎は沈静化。
でも屋根の一部で随分長いこと火がくすぶっていたのが、私の部屋からよーく見えていたんです。
やがて消防車のはしごが高く高くのばされ、消防士の方々が屋根の方からアプローチしてきました。
その後二時間くらい、煙が見えなくなるまでそこで屋根の様子を観察していてくれたので、そこでようやく私も安心できたんです。

やっぱり火事はこわいです。火は恐怖をかきたてるものです。
そしてこの火事は、夜のワルシャワニュースのトップを飾ることに。
大きな被害には至らなかったようで、それだけが幸いでしたが、早急に我が家も煙と一酸化炭素のセンサーを買わねば、と思わされました。

スケートリンク その2

2009-03-03 00:28:50 | 生活

いつも買い物に行くときには横目で見て通りすぎていた、大型ショッピングモール横のスケートリンクでしたが、先日はそこからすぐ近く、文化科学宮殿の横に設置された野外スケートリンクへ行ってきました。
このそばはよく通るのに、こちらの会場には今まで気が付きませんでした。
先日ちょうど人に誘われたため、乗り気でもなかったのですが行ってみることになったんです。
やはり大きくはないですが、久しぶりのアイススケート、滑り始めてみれば楽しいものです。

野外にこのように設置されたスケート場は、無料なんですね。
スケート靴だけ、自前のものがなければ有料で時間単位で借りることになります。
シューズロッカーももちろん無いですから、そのへんに靴は脱ぎっぱなし。
これで盗まれないのですから、ワルシャワも平和になったものです。
無料の会場ですから、ろくに整氷されておらず表面はボコボコ。
それでもなかなか楽しい時間を過ごせて満足でした。
3月15日までで野外スケート場もおしまい、いよいよ春が来るんだなあと感じています。

野ウサギ

2009-02-24 02:05:27 | 生活

スーパーで買い物をしていたとき、んん??と思わずうなってしまったものです。
野うさぎが頭から冷凍庫にダイブして、足だけがはみ出しているんですけど…。
こんなところに陳列されていて良いものなのでしょうか??冷凍ピザの隣?
思わずギョッとしてしまいます。
ポーランドではウサギを食べるらしいことは聞いていたのですが、これまで出会ったことがありませんでした。まさかこんな出会いになるとは。
冷凍庫を奥までのぞきこんでみると、ウサギの下には大きな鳥が横たわっていました。
その一帯だけ、まるで剥製の博物館のようでした…。

食用の肉といえば、私が常々不思議に思っていたのが「胸肉」なんです。
例えば鳥の胸肉といえば、日本では安い部分です。脂がのっていなくてパサパサでおいしくない部分。
ところが、こちらでは胸肉が一番高価。モモ肉の方がずっと安いんです。半額くらい。
こちらの人に言わせると、脂ばかりで食べるところがない、そうなんですが。
ムネ肉だけの詰め合わせパックは高くつくし、味気もないので、最近ではチキンは丸ごと購入して、おうちで解体しています。
慣れてしまえば生活の一部、鶏ガラもしっかりスープに使って、まるごと食べた満足感いっぱいになります。

こんなものを発見

2009-02-19 03:13:41 | 生活

ドラッグストアを見てまわっていたら、何やら日本語らしきものを発見。
よく見てみると、日本からの商品みたいです!
足の指を開いてリラックスする健康グッズですね。
パッケージもそのまま日本語だし、こんなの買う人いるのかな?ともちょっと思ってしまいましたが。
今はポーランド通貨が日本円に対して、半年前のおよそ半分くらいまで価値が下げましたので、この足指グッズも140円くらいでしょうか。
両替に関しては、ポーランドから国外に出るにはとても大変になりました。
逆に日本円をこちらの通貨に両替するには、半年前よりもずっと有利になったわけで、半年前は50万円分の価値が、今では100万円分という乱暴な計算になります。
まあ正確にはここまでではないですが、確実に3分の2くらいの価値にはなりました。
為替にはいつも泣かされています。私がユーロをポーランド通貨に両替したときが一番損な時でした。
でも仕方ないですね。
ポーランドも2012年からユーロ導入という話があがっているようですが、世界経済も落ち着かないなか、自国の通貨価値も随分下がり、どうなっていくのでしょうか。