立山でババさんはテント泊と有料小屋泊まりを経験した。
残っているのは避難小屋泊まり。
立山から帰って二週間後、三嶺へ向かった。
大歩危経由で祖谷に入り、11時に名頃登山口に到着。
日曜日だったので、たくさんの下山する人達とすれ違いながら、16時に避難小屋に到着。
荷物を置き、防風用にカッパを羽織って山頂へ向かった。
山頂に着き、西熊方面を背景に二人並んだ写真を撮った。
(表向き的には)仲良くやってるよ、という写真をこども達に送るためだった。
その後だった。ババが、蛇!と叫んだ。
山頂の裸地と笹原の境目に、夕日に照らされたオレンジ色の蛇がいた。ゆっくりと南東(高ノ瀬方向)の笹原へ消えた。
たぶんヤマカカシだと思う。冬眠に入ってもおかしくない気温なのに何故なのか。
それから約5分後、ババが、また出た!と叫んだ。今度は北(矢筈山方向)だった。
尻尾の方半分しか見えず、同一個体だったのか、二匹いたのかは不明である。
「三嶺 蛇」で調べた。
http://www.geocities.jp/kyoketu/5105.html
http://www.geocities.jp/kyoketu/5402.html
「蛇神の棲む山として土地の人々には非常に恐れられ、とくに女性にはごく最近まで登る者がなかった」
「古くから蛇と女性は因縁浅からぬものがものがあるようで、なぜか蛇は女性を好むようである。」
ババを連れていったから現れたのか。
何かのお告げだったのだろうか。
あれから10ヶ月経ったが、大きな不幸や幸福は訪れていない。
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