真・超絶!!きりん返し

俺は何度でも立ち上がるッッッ!!

自室の化け物

2005-06-15 21:40:39 | Weblog
真夜中の死闘





人は暗闇を嫌うものである。
視界のきかぬ暗闇に人は恐怖を抱き、火を使うことを覚え、電気と言う文明の利器を発明するに至り、夜でも昼間のような明るさを手にするまでになった。
それでも人は完全に暗闇から逃げ出すことはできない。明かりを消せば訪れる暗闇と人は付き合っていかねばならず、その暗闇に潜む恐怖にただただ怯えるばかりである。


つい先日、前回の更新を終え帰路につく小生。
仕事を終えるのが午前1時半、それから漫画喫茶でブログの更新などで3時間を費やし、家に着くのは明朝5時。猛烈な眠気が小生を襲っていた。
運転中も遠のく意識を何とかつなぎとめ、命からがら今も尚過疎が進行中の4月に平成の大合併をした旧S村の自宅にたどり着いた小生は、愛猫の頭をなでることもなく自室に入った。

「もうあかん、もうホンマにあかんでぇ…」

猛烈な眠気のためにわけのわからないヘタクソな関西弁を口走る小生。もはや人としても末期であろう。
来ていた衣服を乱暴に脱ぎ捨て、寝巻きに着替えてベッドに向き直り布団(希望小売価格¥388,000-)に入ろうとするが、小生の動きが一瞬止まった。
小生の目に飛び込んできたそれは一瞬にして小生から眠気を奪い去っていった。

信じられないことに、小生の布団(購入金額¥150,000-)の枕元の壁に、身の丈15cmはあろう巨大ムカデが鎮座していた。

さっきまでの眠気がウソのように小生の目は冴え渡っている。
いや、それよりも目の前の巨大ムカデに対する恐怖で小生は完全に身動きができなくなっていた。



どうする・・・?









どうする!?















どうすればいい!?

この未曾有の危機を一体どうすればいいのか思考をめぐらせるが、やはり方法は一つしかない。




→たたかう
 逃げる


である。
で、


→どうぐ


→スリッパ


おだぎりはスリッパをてにした。



おだぎりのこうげき!
















ミス!


おおムカデはにげだした…。













最悪の展開である。

巨大ムカデのいた場所と言うのはちょうど部屋の角の壁にはりついており、スリッパなどによる打撃系の攻撃は非常に命中率の下がる場所であった。
地形効果によって見事小生の攻撃をかわした巨大ムカデはそのまま小生のベッドの下に逃げ込んだ。焦る小生。身をかがめてベッドの下をくまなく探すも、巨大ムカデの存在は確認できない。
そんなときに小生の眠気が再び襲ってくる。しかし、このまま眠るわけには行かない。というか眠れるはずもない。
小生が眠っている間、夢の中で紋舞らんちゃんにイイコトされている途中で、死に損ないの巨大ムカデの毒牙の一撃でも食らった日にゃショックと衝撃と怒り、悲しみ、そして絶望と動悸・息切れで求心が手放せなくなってしまう。
なんとしてでもヤツの息の根を止めなくてはならない。小生の安眠を妨げる不徳の輩・巨大ムカデに正義の鉄槌を下し、再び平和な小生の自室を取り戻さなくてはならない。

そうこうしているうちに、階下で物音がした。
祖母が起きてきたのだ。
早速祖母の下に駆け寄り、事のあらましを話す。

そして祖母は自分の寝室にいったん戻ると、何かを手にして戻ってきた。




おばあさん「おだぎり、これをつかいなさい」












おだぎりは殺虫剤をてにいれた!


それも強力なゴキジェットである。
すぐさま自室に戻り、もう一度ベッドの下を確認する小生。しかし、何も見つからない。
こうなったら仕方ない。姿を見つけて直接噴射してやろうと思っていたが、こうなりゃ手当たり次第にばら撒いてやる!


おだぎりは殺虫剤をつかった!




殺虫剤が部屋に充満した!















しかし、なにもおこらなかった・・・。


殺虫剤の毒にやられて苦しみながら巨大ムカデが現れると思っていたが、なんの変化もおきない。
十人ぐらいでいっせいに煙草を吸った時ぐらい小生の部屋は白い気体で一杯になったが、巨大ムカデの遺体が確認できなければ効果があったとはいえない。

それから数日たった今も、寝るたびに布団(社員価格¥150,000-)の下や枕の下などを確認するが、いまだ巨大ムカデの遺体の発見にはいたらず、いつ暗闇の中から巨大ムカデが襲ってくるのか恐怖する生活を強いられている小生であった・・・。





↓ダーツ用品専門店。


コメント
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