日々好日

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蒟醤(きんま)

2009-06-21 | 趣味の世界
          

漆を丹念に塗り重ね漆面に厚みをもたせ鋭敏なケンと言う特殊な刀で
模様を線彫りしその後に色漆を埋めて乾かし炭研ぎして余分な漆を
取り去ると線彫りした模様の部分だけ色漆が残る
このような技法で作られた漆塗りの工芸品のこと

蒟醤(きんま)の語源は
タイの植物キンマ(きんま胡椒科)に由来し その実を入れる器
のことからきているそうです

          

日本では室町時代の中頃 タイ マレ-シア 安南 中国の沿岸地方から
古陶茶器 香合等持ち帰ったのが始まりだと言われていて蒟醤は非常に
珍重されたようです
「利休茶会記」にも「きんま手」の文字が記されているんだそうです

天保年間(1830-44)「玉かじ象谷」が讃岐高松で蒟醤の技法を試み
香川の蒟醤漆器として代々受け継がれ重要無形文化財に指定されています

これで「茶道の世界を極める瀬戸内旅行」のブログはカ・ン・ケ・ツ!
もっと深く勉強すれば良いんですがほんのさわりで雑学で~す

下の画像↓は「蒟醤(きんま)」と「蒔絵(まきえ)」です
違いが判りますでしょうか?


           
                     蒟 醤


            
                     蒔 絵

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