恒例の朝日チャリティ－茶会

　　　　　　　　商都大阪の中心地大阪市中央区今橋に位置する大阪美術倶楽部で

　　　　　　　　恒例の朝日新聞厚生事業団主催のチャリティ－茶会が催されました

　　　　　　　　京阪神の宗匠による各流合同の茶会が１２日・１３日に催され

　　　　　　　　今年は第６２回になります　　

　　　　　　　　大寄せでお気楽なお茶会ですからお稽古を始めてからお客様の前で

　　　　　　　　初めてお点前をしてデビュ―した経験の方も多いと思います　　　　　　　　

　　　　　　　　
　　　　　　　　大阪美術倶楽部は大財閥鴻池家の本宅跡に建てられていて

　　　　　　　　新館は近代的な四階建て旧館は鴻池家より引き継いだ格式ある日本建築です　

　　　　　　　　　　



　


　　　　　　　　先ず　古儀茶道薮内流の茶席に入りました　　於：雪月花の間


　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　

　　　　　　　　寄　付

　　　　　　　　床　　　竹窓筆　短冊　　　御茶を召勢月花雪の朝夕に

　　　　　　　　花入　　渋川焼（高山）

　　　　　　　　花　　　貝母　苧環（おだまき）

　　　　　　　　会記

　


　　　　　　　　薄　茶　席

　　　　　　　　床　　　有栖川宮熾仁親王（ありすがわのみや　たるひとしんのう）　鶯之歌

　　　　　　　　　　　　うぐひすの声なかりせば雪消えぬ　山里いかで春をしらまし

　　　　


　　　　　　　　　　

　　　　　　　　花入　　　青々斎作　　竹一重切　　　　銘 無量寿

　　　　　　　　花　　　　椿（岩根絞）　　姫辛夷　



　　　　

　　　　　　　　香合　　　砧青磁　申　　　加藤渓山造

　　　　　　　　出帠紗　　黄帠紗　

　　　　　　　　風炉先　　枠付片落し　　　宗栄作

　　　　　　　　釜　　　　名物小姫釜写　　吉羽与兵衛造

　　　　　　　　棚　　　　唐物紹鴎棚

　　　　　　　　水指　　　膳所焼　　唐子水指

　　　　　　　　薄茶器　　神鈴棗　　諸願成就　　宗栄作

　　　　　　　　茶杓　　　猗々斎作　　銘 春かす美

　　　　　　　　蓋置　　　古銅三つ人形　　耕閑造


　　　　　　　　　　



　　　　


　　　　　　　　主茶碗　　大樋焼黒茶碗　　　銘 宝珠　万々歳

　　　　　　　　　替　　　布志名焼　＊大根茶碗　　雲善造

　　　　　　　　　替　　　御菩薩焼　誰が袖

　　　　　　　　　その他替　志野 加藤十右衛門　　　黒織部　瀧口　喜兵爾

　　　　　　　　　　　　　　信楽 申　奥田英山　　　青白磁　ピ－タ－ハ－モン

　　　　　　　　　＊大根茶碗　乾山写し　鉄と呉須で六本の大根を描いています

　　　　　　　　　　　　　　　六本の大根は六根清浄に通じて全ての病や悩みを

　　　　　　　　　　　　　　　断ち切る不思議な力を秘めていると伝えられているそうです


　　　　　　　　　脇床の軸は横山清暉画　嵐山図

　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　横山清暉は江戸後期　四条派の絵師　松村景文に学ぶ　１８６４年没



　　　　　　　　　二席目は友達がお稽古している武者小路千家佐伯江南斎宗匠のお席に入りました

　　　　　　　　　寄　付

　　　　　　　　　　


　　　　


　　　　


　　　　　　　　　薄茶席　

　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　花入　染付　高砂　　　　　花　牡丹


　　　　
　　　　　　　　　　香合　初代瑆平　立雛



　　　　
　　　　　　　　　　釜　　姥口手毬　　　　弥五郎造



　　　　

　　　　　　　　　　水指　杓立　建水　蓋置は白檀塗り　皆具の内　　　

　　　　　　　　　　桐木地長板　好斎作



　　　　
　　　　　　　　　　莨盆　　青漆手付



　　　　
　　　　　　　　　　菓子　　銘 春衣　　末廣屋製


　　　　
　　　　　　　　　　末席に居たので数茶碗のひとつで一服頂戴致しました



　　　　　　　　　　各流派合同なので大勢さんの大寄せのお茶会です

　　　　　　　　　　二席程待つ時もありますが今日は比較的スム－スに席入り出来ました

　　　　　　　　　　他流派のお席でも知らない事をいろいろお勉強出来て楽しかったです♪