仙台の「学生を社会に還元する」会社、デュナミスの渡辺社長を訪問。
ETIC(起業家育成NPO)代表の宮城君からの紹介である。
議論のテーマは「学生が育つシステムをどう組むか」。
一人一人がもてる能力を出し切ること。
それで周りが幸せになり、地域が幸せになる。
ではどうやったらそうした教育を実現できるのか。
「進路指導」の問題。社会経験のない先生が学生の人生の道筋を決める。
渡辺社長によれば、教師は98%がもともと教師になりたかった人らしい。
自分の進路に悩まなかった(?)人材が、進路に悩める学生にアドバイスできるのか?
渡辺氏によれば、結局学ぶこととは「情報を交換すること」なのだそうだ。
だからどうやって情報を入手できるようになるか、どうやって発信できるようになるかが大事なのだと。全くその通りだ。小学校の「調べもの学習」では、調べて終わり。調べて、問題を見つけて、アクション・プランを作って、それを実際に実施して初めて経験になる。人の役に立つ喜びを実感できる。その果実を食べて初めて、「公」に対する価値に目覚めるのである。今の教育にその部分があるか?
(ボランティアなどを社会活動でやらせているが、本当に喜んでいる人を見せているか? お婆ちゃんのゴミ捨てを手伝ってあげる番組がNHKで放送されていたが、あれは珍しい事例。だからテレビ番組になる。)
各地で講演している渡辺氏によれば、秋田の国際教養大学はすごいらしい。
授業は全部英語。留学がほぼ義務。
学生の目がきらきらしているらしい。「きらあき」ですな。
10数人の事務局の人の中に、MBAホルダーが何人も。
「俺たちは教育ベンチャーなんだ」と。
宮城大学も、そういう点では最初はすごかったらしい。
堤義明とか、蒼々たるメンバーの教授陣で。
要は本物の持つ強み。
本物をどう見せるか。どうやって学生が本物に触れる機会を作るか。
その試みとして、9月29日(土)に社会人100人を教師としたイベントをやるらしい。
楽しみである。
デュナミスとはギリシャ語でダイナマイトのことらしい。
ぜひ仙台で爆発してもらいたい。
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このようにレポートして頂き、
大変光栄です。ありがとうございます!
さて、この記事の中にも触れられている
9月29日のイベントの詳細はこちらです。
http://www.eenet-tohoku.jp/html/autumn/
みなさん、お時間が有ればぜひ!
こちらも仙台で誘爆します。