酸素ボンベ!?
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???作品?!?
実は、これ、エベレストにてアルピニスト野口健さんらが回収したゴミで出来ています。
タイトル ” GREEN OXYGEN ”
エベレストにちなみ、作品の長さも 884.8 × 884.8 mm でできているんです。(エベレスト標高 8848m)
テントの切れはしや空缶、缶詰め、レトルトパック等のごみ、酸素ボンベ。
中にはみんなで遊んだであろう、トランプや、麻雀の点棒まではいっていました。
主に日本隊や韓国隊、中国隊のごみが多かったようです。
エベレストから回収された姿のまま、これらのゴミたちがしっかりと私達に何かを伝えてくれています。

エベレストにて回収されたゴミたち。
野口健さんらは2000年か2003年まで4年連続でエベレスト清掃をおこない、2006年からも毎年のように、
ヒマラヤのマナスルなどや富士山の清掃を行っています。
野口さん以外にもとてもたくさんの人たちが関わり、あるときは命の危険にさらされながらのゴミの回収作業。
言葉で言うのは簡単ですが、とてつもなく大変な作業であったと想像できます。
そんなゴミを粗末に扱えるはずがありませんよね。
作品としてより多くの人に見ていただき、役立てればと願っています。
その作品の前にたてば、誰もが何かを感じていただけるはずです。
なぜならここにあるゴミたちが強烈に、私達にとって大切な何かを発しているのですから。
