
今、これほど
価値の高められているデザイナーも珍しいのではないでしょうか?
Jean Prouve (1901-1984, France)
ジャンプルーヴェ
ちょっと(いや、かなり)こだわりすぎるような
アートや音楽、ファッション、建築関係者の人たちの間で
引っ張りだこです。。。。
なぜこれほどまで人気があるのでしょうか???
この椅子
standard chair (1934/50年)
スタンダードチェア
だって10年前くらいは
あまり目にすることはありませんでしたが
(イームズなどのミッドセンチュリー系が全盛期でしたよね。)
今ではあちらこちらの雑誌などでも普通に目にするようになりました。
復刻されて安く変えるようになったというのもその理由かと
思いますが、
それだけでは無い気がしますね。
(ジャン プルーヴェについて詳しく知りたい方は
どうぞ各自調べてくださいね。ごめんなさい。)
かれのすばらしい構造家としての
確固たる力学知識
むだのない造形感覚
ならぶもののない職人気質。
すべてがバランスよくかみ合って生まれたものだと思います。
プルーヴェというひとは
もちろん皆に使われて愛される
普遍的なものを望んだのでありましょうが
彼自身はけっして八方美人のような人ではなくて
究極的に超個人的で超偏執的(へんしつてき)
なアーティストだったような気がします。
ありふれた
鉄と木という素材をつかって
究極の形をもった何かに到達するということ。
できあがった作品の目的は
椅子という機能をもったものであったかもしれませんが
かれが本当に到達したかったものは
椅子というものを超えた
究極の
愛すべきかたち....... 愛すべきなにか...........
ということだったと私は強く強くおもいます。
そのとてつもなく強い思いが
凝縮されて作品のなかに溢れています。
それが
彼のオリジナル作品を
いくら出してでも欲しいというコレクターが
あとをたたない
一番の理由だと思います。
こういう所は彫刻家の
ジャンアルプやブランクーシ、カルダー
などに共通することだと思いますね。
じーっと見てると
かわいい生き物に見えてきませんか???

ANTONY(アントニー)
(この椅子は個人的に大好きです。どのアングルから見ても愛せます。。。)
もちろん
超超超超超超超頑丈(なげても大丈夫な気がします............やらないでね。)
というのも大きな理由でしょうね。
復刻版なら手の届く値段です。
みなさんまず一脚手に入れてみては!???
きっと愛すべき家族になるでしょう。
リプロダクト品ならかなりお安いですよ。
クオリティーは知りませんけど...............
保証はできませんよ。