いつもノッてしまう元気な「英雄ポロネーズ」
Martha Argerich play Chopin "Polonaise N°6 l'heroique"
マルタ・アルゲリッチのような一心不乱(心を一つの事に集中して、他の事に気をとられないことの意)のさまは素敵です。
自分を信じ、高い集中力で何事も挑みたいものです。
大地が、
海が、
このまま
鎮まりますように
On a good day, I know it aint every day
We can part the sea
And on a bad day, I know it aint every day
Glory beyond our reach
Fourteen seconds until sunrise
Tired but wiser for the time
Lightning 30 miles away
Three thousand more in two days
The Black Crowes
「Wiser time」
向井秀徳さんの歌
兎追ひし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷
如何にいます 父母
恙なしや 友がき
雨に風に つけても
思ひ出づる 故郷
志を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷
何度見ても飽きることのない大洗の月。
照明を落とすと、キラキラ光る夜の海。
満月を見ると思い出す大好きな本があります。
子供と「妙々々々・・・」と盛り上がれる素敵な本です。
摩訶不思議な感じですが、とてもホンワカした気持ちになれる
海辺の雰囲気を生かした癒しの作品です。
きっと、今夜の大洗の海辺でも、
鯛や蛸が演芸会をしているに違いありません。
「笠間焼 in ギャラリー大洗」 宿屋の花生け日記
つかの間の休みを利用して、家族で映画を見に行きました。
娘が見たがっていた「崖の上のポニョ」です。
ポニョ。賛否あるようですが、私は楽しめましたヨ。
娘にとって初めての映画でしたが、大画面に展開される荒れ狂った海にさすがに驚いたようでした。映画の内容は子供に夢や希望、自然の豊かさ、愛や勇気、逞しさといった、人生のポジティヴな面を感じさせる作品だったので見せて良かったなぁと思います。
子供の作り話のような無茶苦茶な展開でしたが、映画の世界を素直に受け取ればいいのかなと。。
久々に純粋なファンタジー作品を見れてリフレッシュできました。
歌が頭から離れない。。。
真夏らしい話題ではないのですが、
村上春樹の「ノルウェイの森」が映画化するそうですね。
原作の文章がもつあの空気を、映像で伝えるのは難しそうですね。主人公のワタナベ君が似合う役者はいるのかな・・・考えて見ますと懸念の多そうな映画化ですね。
しかし、ノルウェイの森は20年も前の本だし、活字を読まない悩める若い人にあの内容をストレートに伝えるのもいいかもしれないと思いました。
思うにまかせぬ混沌とした社会で、どこか俯瞰的な構えのようながら、とても素直に生きてゆく主人公―
作品の魅力である孤独な人同士が繊細に触れ合いながら生きている様子が、丁寧に映像化できれば、映画化の意義もあると思います。
そして原作も読んでみてほしいです。
海に関する本のご紹介です。
今回はヘミングウェイの不朽の名作
大好きな「老人と海」です。
大雑把なあらすじですが、満身創痍の老齢の漁師が一匹のカジキを仕留めるために洋上で死闘を繰り広げるといったストーリーです。
最初はスローテンポで始まる物語ですが、ようやく洋上でカジキと出会う場面から超アツいドラマが始まります。
1匹のカジキとひとりの老漁師が360度どっち向いても大海原のド真ん中で、昼夜問わず死闘を繰り広げるのです。カジキのタフさも凄いけど、老漁師の粘り強さ・ド根性・超人ぶりにはひたすら圧倒されます。
諦めないということが人生を充実させるというテーマが作品からひしひしと伝わってきます。最後はこれも人生なんだなと思わせる意外なラストです。
自分の人生に気合いを入れたい方には是非おすすめの本です。話も短く読みやすいです。大海原のド真ん中の感覚をご満喫下さい。
つまみ食い的に、気になる部分だけ読んでいる本です。
作者の池田晶子さんは今から一年前に病気でお亡くなりになられたのですが、たまたま先日深夜番組で池田さんの師匠である木田元さんがNHK「爆笑問題のニッポンの教養」に出演していたので、思い出して読んでいます。
それにしても爆笑問題の太田氏って、なかなかハッとすること言われます。鋭いです。
「森は海の恋人」に関連して、「里海」という言葉をご紹介します。
(詳しい記事は、以下のサイトを参照)
NPO法人 盤州里海の会
人と海が持続可能な共生を目指す新しい言葉の「里海」―。里山は定着していますが、里海は聞き慣れない言葉ですね。
では、そもそも里とは何か?
単純には田舎という意味ですが、もう少し突っ込んで考えてみますと、自然豊かな地域に住む人がその土地固有の自然を否定せず、共生し、素朴ながら充実した人生を獲得できる場所。それが本当の里だと思っております。
里についての考え方は、哲学者・内山節さんの著作がおすすめです。
「森は海の恋人」という素敵なタイトルの本があります。
畠山重篤さんという方が書いた本です。この方が書いたもうひとつの本に「漁師さんの森づくり」という興味深いタイトルの本もあります。
「魚付林」という、魚介類の生息や生育に好影響をもたらす森林をご存知でしょうか?
昔の言葉に「山しげらず候へば、いわし寄り申さず候」というのがありまして、大まかに言うと沿岸や河川上流部の木を切ると、沿岸の魚が減ってしまうという話です。近年では生態系としての森と海のつながりという観点で、森林の機能を見直そうという運動が日本各地で展開されているそうです。
(参考:京都大学フィールド科学教育研究センター「森里海連環学」)
例えば当館の場合は、身近なスケールですと、宿の目の前の海岸に当館背後の大洗山の鎮守の森の湧水が注ぎこまれているらしく、それが豊かな磯生態を形成しているものと思われます(想像です)。
また大きなスケールで考えますと、大洗海岸には那珂川と涸沼川の水が磯に流れ込んでいます。
私も那珂川上流の水が当館前の磯に注がれている事を確認できることがあります。
たまたま台風などで那珂川上流地域で大雨が降ると、濁った河川水が河口から海へ流れて、沖で押し戻されて当館の目の前の海岸まで河川水が到達するのが見えます。
なぜなら、海の色を観察すると、沿岸付近は濁った河川水の影響で泥色に着色され、一方で沖は澄んだ青色に2層に分かれて見えるからです。
このことから那珂川上流の水が当館前の磯に到達しているんだなあということが確認できるのです。
当館前の海の生態系も、大洗磯前神社からの湧水や那珂川・涸沼川の上流環境の影響で変化するのだろうと思いました。
妻が子供に読ませると買ってきた谷川俊太郎さんの詩集最新作「すき」―
大人でも興味深く読めるということで、早速ふむふむ。。。
お子様でも読みやすいひらがな詩なのですが、素朴に綴る言葉は童心に返り癒されます。忙しくて疲れた方にはよく効く詩集と思います。お試しあれ。
谷川俊太郎「すき」―Exciteエキサイトブックス
水戸市出身の横綱「常陸山」の伝記が当館に届けられました。水本敬治さんという東京の方によるもので、常陸山を知る上で大変貴重な本ではないかと思います。
常陸山は相撲の歴史を語る上で避けては通れない明治時代の大横綱で、横綱中の横綱ということで、後に「角聖」と呼ばれ、横綱がとる相撲とはこういうものだという「横綱相撲」の定義をつくらせた人物です。
明治34年。常陸山は水戸に帰郷の折、大洗の馴染み旅館である当館に宿泊されておりましたが、そこで按摩の「丑太郎」が歌う民謡磯節に惚れ込み、丑太郎に「安中」という芸名を与えたそうです。
その後、安中を全国の相撲巡業に連れていき、宴席で『ふるさとの唄「磯節」の名人です』と紹介し、日本の行く先々で磯節を披露し、日本3大民謡のひとつとされる磯節の普及に大きく貢献されたそうです。
当館より歩いてゆける「磯節発祥地の碑」では、当時の安中の唄を聴くことができます。当館内でも聴けますので、ご希望のお客様はお申し出下さい。
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