昨日はお江戸へ買い物。
北原美顔さんの自販機で石鹸買って、四谷見附の有明家さんへ。
有明家さんは文久年間創業の佃煮専門店。
お江戸には佃煮屋さんが綺羅星のごとくあるけど、そりゃそうだ。
本能寺の変は後世には明智光秀勝算ゼロの愚行のように伝わるけど、実際には手薄だった信長方は危機だった。徳川家康は摂津の佃村の漁師たちに助けられて命からがら脱出したという。
時は下り、未開の地に街をつくらなければならなくなった家康は様々な困難に直面するけど、開発に伴う人口増加に対する食糧確保もそのひとつだった。漁猟強化のために摂津佃村の漁師たちに移住を請うて33名の漁師が江戸へ到着したという。
魚の保存方法は塩ゆで塩漬けだったところに、紀州から伝えられた醤油などを使った濃厚な調味料で煮付け貯蔵性の高いものがつくられるようになって、それが「佃煮」の始まりだったそうな。
本場(?)佃島の店々もよいけど、有明家さんも美味い。
今朝は生海苔佃煮にした。
期間限定というほどのものでもないけど、販売は、2月・7月・8月・12月はお休みで、販売月も15日~月末くらいまで。
ほんとにおいしい。
佃煮と炊き立てご飯と具沢山の味噌汁だけあればそだけで御馳走。他に何がいるんだと思うけど、なかなかそうもいかないのは、ま、ご時勢。
明日から空模様が変わるようだけど、今日はなんとなくぼんやり晴れたまま日が暮れるのかな?