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都内の星座(82)

2023-07-27 11:22:57 | 新星
都内で撮影したカシオペヤ座新星(V1405 Cas)[13]のFITS画像[4]を用い、天文用FITS画像処理ソフト:マカリ[1-3]で測光[5-6]を試みた。
ここでは、カシオペヤ座新星の色等級図[3,7-9]の作成を試みた結果を記す。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロット[10-11]した結果を記す。

(1)処理手順概要
 ・画像解析:マカリ 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換、測光機能

(2)色等級図の試行作成結果[3]
 ・使用画像(FITS画像)

2023-07-25 23:24 カシオペヤ座新星(V1405 Cas)(矢印)[13]
SV905C(QBPⅢ), NEWスカイステージ 300mm F4
Gain 420, Exp. 4sec, WB(B=211 G=128 R=286), 1920x1080, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec

上記のFITS画像を、次の2種類の画像として、マカリに読み込み、それぞれ保存した。
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第2プレーン(G)
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第3プレーン(B)

 ・測光


マカリでの測光画面例
上:B画像、下:G画像
測光モード:開口測光、自動モード
※恒星の測光測定順は、B画像とG画像で同じにする必要がある

マカリでの測光結果


ここでの比較星はNGC7654 842を用い、その等級(g等級)はStellarium-Webの値(9.00等級)を用いた[12]。
上記より、2023-07-25では、カシオペヤ座新星は12.4等級と試算された。


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図
縦軸:g等級、横軸:色指数 b-g(g等級とb等級の差)
赤●:カシオペヤ座新星(V1405 Cas)
青●:測光に用いたカシオペヤ座の恒星


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の光度(観察結果)[14-17]

(3)まとめ
都内で撮影したFITS画像を用い、マカリでカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図の作成を試みた。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロットした。

参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.60-63.
(4)FITS-Wikipedia
(5)測光 (天文)-Wikipedia
(6)等級 (天文)-Wikipedia
(7)色指数 (天文)-Wikipedia
(8)主系列星-Wikipedia
(9)ヘルツシュプルング・ラッセル図-Wikipedia
(10)gnuplot-Wikipedia
(11)gnuplot homepage
(12)Stellarium-Web
(13)カシオペヤ座V1405星-Wikipedia
(14)都内の星座(45)-goo blog
(15)都内の星座(46)-goo blog
(16)都内の星座(57)-goo blog
(17)カテゴリー 新星-KIMUKAZU blog
(18)カシオペヤ座の新星V1405 Cas-天体写真ギャラリー
(19)発見から6か月、増減光を繰り返すカシオペヤ座新星-AstroArts
(20)AAVSO-WebObs Search Results-V1405 Cas
(21)VSLOJ CAS V1405
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R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(126)

2023-07-27 06:19:36 | 星雲・星団
(1)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(こぎつね座)
  M27(亜鈴状星雲)[18,21-22]
 ・機材
  望遠鏡:Vixen R100S 600mm F6[1,2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mmファインダー(アクロマート)[1]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[3-5]
  フィルタ:SVBONY CLSフィルター[6]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[13] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[14-15]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[8] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[9-10] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[11] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[12] トリミング処理

(2)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-07-16 22:10 M27
Neptune-C Ⅱ(CLS), R100S 600mm F6
Gain 480, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=37 G=0 R=87), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M27を自動導入後、プレートソルブと同期(ASPS[15])を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


M27付近をトリミング(800x600)

・対物口径:100mm
・ドーズの分解能:1.16"
・イメージセンサ分解能:1.99"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x103(0.43°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、R100SにNeptune-C Ⅱ(CLSフィルタ付き)を取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
ここでは、こぎつね座のM27の撮影を試みた。
都内の星空において、プレートソルビング技術を応用し、目的とする天体を望遠鏡視野へ導入し、また、ライブスタック機能を活用して、天体を撮影することを試みた。
さらに、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)ビクセンNEWポラリスR-100S
(2)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(4)SONY IMX464LQR
(5)Player One - Cameras and Astrophotography
(6)SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター 天体観察 天体撮影
(7)Quad BP フィルター III
(8)SharpCap
(9)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(10)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(11)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(12)ImageMagick
(13)AZ-GTi赤道儀化マウント(6)-goo blog
(14)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(16)今日のほしぞら
(17)Stellarium-Web
(18)亜鈴状星雲-Wikipedia
(19)惑星状星雲-Wikipedia
(20)亜鈴状星雲 M27-天体写真の世界
(21)こぎつね座-Wikipedia
(22)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.169-176.
(23)メシエ天体-NAOJ
(24)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(25)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(109)-goo blog
(26)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(21)-goo blog
(27)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(28)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(29)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(30)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(31)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(32)VIRTUOSOでプレートソルブは可能か?-浮気なぼくら
(33)SVBONY CLSフィルター最強説「赤外域利用電視観望」で小宇宙を狙う-浮気なぼくら
(34)VIRTUOSOを使いこなそう(その3): 電視観望に挑戦-ほしぞloveログ
(35)VIRTUOSOを使いこなそう(その5): 応用編-ほしぞloveログ
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MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(139)

2023-07-27 00:03:28 | 星雲・星団
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(はくちょう座)
  IC5070(ペリカン星雲)[19,22-23]
  IC5146(まゆ星雲)[20,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:SVBONY CLSフィルター[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] トリミング処理、append処理

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-07-11 23:28 IC5070
Neptune-C Ⅱ(CLS), MILTOL 200mm F4
Gain 400, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=28 G=0 R=95), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※IC5070を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


2023-07-11 23:34 IC5146
Neptune-C Ⅱ(CLS), MILTOL 200mm F4
Gain 400, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=28 G=0 R=91), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※IC5146を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


IC5146付近をトリミング(640x480)

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱ(CLSフィルター付き)を取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、はくちょう座のIC5070、IC5146を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター 天体観察 天体撮影
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)ペリカン星雲-Wikipedia
(20)IC 5146-Wikipedia
(21)IC5067_5070 ペリカン星雲
(22)はくちょう座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.177-183.
(24)銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(25)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(129)-goo blog
(27)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(97)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(31)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(34)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(35)最安EAA(電視観望)かな?
(36)SVBONY CLSフィルター最強説「赤外域利用電視観望」で小宇宙を狙う-浮気なぼくら
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