うんたま森のキジムナー

天候の急変!

秋の天気は変わりやすい。
「女心と秋の空」とたとえた人は、
よほど惚れた女性に振り回されたのだろう。

漁に出る前に天気予報、波浪予報、
雨雲レーダー、潮見表を確認してから出漁する。
特に秋や春の風回り時期には、最新の情報を
確認してから出る。前線が近海にあり弱い雨が
降る予報であったが、それほど心配するような
予報ではなかった。二本目の途中から海底まで
光が届くほどのカミナリが発生して、船に
戻ったときには島の明かりがまったく消えて
海面はどんよりと静まり返っている。
頬に当たる風もまるで悪魔の手の平でなでられ
ているような感触。
コンサートのステージにたとえれば、今から始まる
オーケストラの前の静けさに似ている。

今までの経験から「こりゃぁどえらいことに
なってしまった」海が荒れだすまで残された
時間はわずか・・・・   急いで錨をあげて
船を港に向ける!真っ暗な夜にもかかわらず、
船の速力は20ノット目が回りそうなスピードだ。
途中、同じ漁師仲間の船と出会ったが、やはり
天候の異変に気づき船の上でバタバタと片付けを
していた。なんとか無事に港に帰りつくことが
出来たけれど、秋の天気予報はあてにはならない。
雨かと思えば快晴になり、晴れマークに安心
していると突然のカミナリ。
家に帰りつく道路では落雷を受けて信号機が
消えていた。後、数十分、判断を誤れば、今、
ここに座っていられなかったかも知れないなぁ

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