晴れていると毎朝4時に散歩に出かける。
まだ夜明け前で天気が良ければ満天の星が輝いている。
「オリオン座のペテルギウスと「おおいぬ座」のシリウス、
そして「こいぬ座」のプロキオンを結んで出来る三角形を
「冬の大三角形」と呼び、冬の星座や星を見つける
目印になっている。
ペテルギウスやシリウス、プロキオンなんていわれても、普通は
知らない人の方が多いだろう。船に乗っていると星を見る。
夜の海では星や星座で方向を知る。
冬の星座で見つけやすく、親しみやすいのがオリオン座。
東の空に三つ星が輝いている。
よく見ると三つ星の下(南)には「オリオン座大星雲」
という星雲が見える。宇宙空間に漂うガスやチリが光って
見えているものだ。
ほうき星のようにも見えるが天体写真では、鳥が羽をひろげた
ような形がとらえられマニアのあいだでは人気の撮影対象だ。
三つ星を真ん中において四つの星にかこまれている。
日本では雅楽に用いられる鼓(ツヅミ)に見えることから
「鼓星」と呼ばれていた。
オリオンの肩のあたりに輝く赤い星がペテルギウス、
足のあたりに輝く青白い一等星がリゲル。
日本ではこの色の対比を源氏と平家の旗の色にたとえて
ペテルギウスを平家星、リゲルを源氏星と呼んでいた。
夏の星もいいけれど冬の星空もいい。
星座の数は全部で88で、そのうちのなんと84の星座が
沖縄で見られる。
来月から南の空の下のほうに南十字星が見え始める。