漁港から平良港までの道路沿いには街路樹の「フクギ」が立ち並んでいる。
今は小さなミカンくらいの実をつけている。
オジィたちが子供の頃はこのフクギの実を雪合戦のように
投げ合って遊んだそうだ。
こんな硬い実をぶつけられたらたまったもんじゃない。
このフクギ並木は平良港の境目まで街路樹として植えられている。
平良港からパイナガマビーチまではガジュマル、アダンが街路樹で
植えられている。漁港から砂山ビーチにむかう坂道を上るまで
約300mほどの道路沿いには街路樹のイヌマキが植えられている。
イヌマキの名前の由来は、古い時代には杉をマキと呼んでいた。
杉よりも材が劣るので「役にたたない。」という意味でイヌマキと
呼ばれるようになったといわれている。
イヌマキの木は真っ直ぐに伸びることから沖縄ではサンシンの材料
として使われている。散歩しているとイヌマキにハシゴをかけて実を
取っているオバサンがいた。犯罪ではないがあたりをキョロキョロと
見ながら素早く実を取っていた。
イヌマキの実は赤く熟したものは食べることができる。
ジャムなどの材料にもなるそうだ。
実は少し変わっていて2個1組で実をつけている。
赤い部分の実は食べることができるが青い部分は毒である。
イヌマキは鳥に実を食べさせてタネとなる部分を遠くへ運んでもらう。
今、たくさんの実がなっている。