うんたま森のキジムナー

マッチャ

沖縄には、住宅地の中に「マッチャ」と呼ばれる
お店がある。(あった)
宮古方言では「まっちゃ」沖縄方言では「まちぐぅぁ」
ぐわぁとは、小さいの意「小さな街」が語源だと思われる。
最低限度の生活必需品や子供たちのお菓子まで
その近くに住む人が必要とする物が売られている。

集落によっては、そこに住む人たちにしかわからない
普通の家で中がお店というようなところもある。
大手チェーン店のサンエーやマックスバリューなどが
出来て、地元のスーパーはほとんど廃業になった。
そしてコンビニが出来て、マッチャはほとんど
なくなってしまった。
それも時代の流れといえば仕方のないこと。

マッチャは近所の情報源でもあり、どこそこの子供が
今年は入学だとか、誰それのオバァが入院したとか、
どこそこの娘が離婚して戻ってきているなど、色々な
ニュースを教えてくれる。それどころかまるで我が家の
台所を知っているみたいに
「ながらく塩や砂糖を買っていないけれど、まだあるか?」
と自分でも気づかなかったことを教えてくれることも
あった。コンビニやスーパーの人がそんなことなど
知るはずもないし、変な噂話をしようものなら、
従業員は解雇されてしまうだろう。

昔を懐かしんでいるわけではない。
コンビニでバイトをしていた知り合いから「レジでは
買い物に来た人の年齢も打つんだよ。」言う話を聞いた。
もちろん未成年ではないので、レジで年齢を聞かれた
ことなど一度もない。
つまり、むこうが勝手にこちらの年齢を決めているわけだ。
私は50になるが40歳代になっているのか50代に
されているのか気になるところ。
コンンビニの店員に70のオジィと80のオジィがみわけられる
のか?せめて一言「おいくつですか?」と聞いてくれれば
客との距離が縮まるのに。

「温めますか?」と聞かれても冷たく感じる。


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