沖縄では土地の四方、家の各所に神様がいるといわれている。
その中でももっとも親しく付き合うのが「ヒヌカン(火の神様)」。
昔、一家の主婦は起きたらまず、朝一番の水をヒヌカンに
お供えすることから1日が始まる。
神社が神様を、寺が仏様をまつるところであるように、
家の中ではヒヌカン様を昔から大切にしてきた。
ヒヌカン様は家の守り神である。
ヒヌカン様の役割は、家の守護神、遠方の神様との繋ぎ、
ニライカナイとの繋ぎ、遠方に住む家族の守護、そして天との繋ぎ。
沖縄の台所にはヒヌカン様が祀られている。
ヒヌカン様の祀り方は、香炉にヒヌカン様は宿るといわれているので、香炉、
香炉の前に水とお酒、塩と花立、それに毎朝のご飯。
水は、朝一番の水を供える。
が、ヒヌカン様は沖縄の神様で、毎朝、水を供えられなければ、
1日と15日でもいい。
たまには忘れてもバチをあてるようなことはない。
ヒヌカン様が家を守っているということを理解していればいい。
テーゲーでやさしい神様なのだ。
我が家は無宗教であるが台所にはヒヌカン様がいる。
香炉に宿るといわれているが香炉などない。
あるのはお水と塩とお酒が供えられている。
初詣に行って、ヒヌカン様のお札をもらいに行くと
売り切れていた。
ヒヌカン様を祀る家が近年増えているようだ。

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きじむな

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