モズクの収穫もそろそろ終盤に入り、塩漬けに加工された今年のモズクが
早くも出回っている。
さっそく漁協へ行って、20キロの缶入りモズクを仕入れてきた。
モズクは他の海藻やサンゴの枝などにくっついて成長する。
これがモズク、つまり「藻付く」の語源であるといわれている。
沖縄はモズクの一大生産地。全国の出荷量の70%以上を沖縄が占めている。
そのほとんどが養殖によるものであり、他のものに付着するというモズクの
習性をうまく利用して、なかなか効率のよい方法で養殖が行われている。
それはビニール製のネットに、モズクの種を植え付けるという方法で、
植え付けてから2〜3ヶ月育つのを待って収穫する。
収穫のときも根の部分を少し残し、次の成長を待って2〜3回収穫する。
今出回っているのは1回目の収穫されたモズクの塩漬けだ。
モズクの調理方法は限られている。
さっと塩抜きしたものを冷やしてソーメンのようにしていただく。
お吸い物や味噌汁の具、酢の物としていただく。
少し塩気を残してご飯と一緒に柔らかく炊く(モズクジューシー)
モズク粥やモズクジューシーは二日酔いのヌチグスイ(命の薬)という人もいる。
夏バテして食欲がないときの一品としても重宝されている。
夏場のランチの人気メニューのソーメンの日は
モズクもあるので楽しんでください。