うんたま森のキジムナー

窒素酔い

私がダイビングの講習をすることなどないが、
カラカラ先生からDeepダイブの講習だけ頼まれた。
頼まれて最後に講習をしたのは10年以上も前、
潜水作業については、色々と人前で話すことも
あるが、話し出すと止まらないという難点が
ある。ディープダイビングとは深い海での
ダイビングで通常水深25m以上のことを言う。
その中で窒素中毒について説明をしなくては
ならない。

空気には約80%の窒素と約20%の酸素が含まれている。
窒素ガスのような不活性ガスは麻酔作用があり、
高分圧、3気圧~4気圧水深20m~30mを超えて潜水すると
窒素ガスは麻酔作用を現し始める。
窒素中毒は個人差がありお酒に酔ったような症状が
現れるので、ダイバーのあいだでは
窒素酔いといわれている。水深が深くなるにつれ、
簡単な計算も出来づらくなると言う事を体験して
もらうのが手っ取り早いと思いつき、水深30mで
簡単な計算問題を出した。3×8=?
これでは面白くないので、8×3-1=?とボードに書いて
スタッフに渡すと答えは書かずに笑顔とボードだけ
返ってきた。チョット簡単すぎたかなと
思って、次に4-6+3=?と書いて渡すと答えは5と書く。

これには、さすがの講習生も「なるほど、水深が
深くなると簡単な計算問題さえ出来なくなるもの
なのだ」と納得していただいたが、
不信感はつのるばかり・・・
ショップに帰ってきてから、同じ問題を出して
みると、やはり答えは5と書いた。
毎日、毎日、海に潜っているので、どうやら窒素ガスが
頭から抜けきれてないようだ。

ちょうどそのとき、他ショップのスタッフが
飛び込んできたので、同じ問題をやらせてみたところ、
なんと同じく5と答える。
どこのスタッフも疲れているのかなぁ
チョット笑えない・・・・


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