暖かくなってきて庭木のハイビスカスが一気咲き始めた。
沖縄では一年を通して咲いているが、寒いと元気が
ないように感じる。ハイビスカスは成長が早く、
防風、防潮力とも優れ、田畑の防風林としても多く利用されている。
沖縄を代表する花の一つで南国というイメージがある。
原産は中国南部で中国では扶桑(ふそう)と呼ばれている。
英名がRose of china. 中国のバラ、日本に伝わって扶桑に
花を付けて「扶桑花」
さらに仏壇にお供えするようになって「仏桑花」(プッソウゲ)と
呼ばれるようになったといわれている。
沖縄ではお墓に供えられているのをよく見かける。
赤い花がお墓に供えられているのを見たよきは違和感を感じたが
長く住んでいるとそれが普通になる。
沖縄では雑草のごとくあちこちで見かける。
赤い花ばかりではなくピンク色や黄色、真っ白なハイビスカスも
咲いている。またハイビスカスにはビタミンCやクエン酸、
りんご酸といった栄養成分が含まれていることからお茶としても
販売されている。美容や疲労回復に効果的とのこと。
ハイビスカスは「1日花」と呼ばれる分類にあたり、
1輪の花が咲いてからしぼむまでの期間がおよそ1日しかない。
庭のアサガオもヒルガオも同じ1日花である。
ハイビスカスの花言葉は「繊細な美」だそうだ。