今年は、既に想像を超えた驚く出来事が起こっているのだが、数日前にその第二弾が公表された。
それを知ったのは、社長からの全社員メールだった。
内容は、、グループの中核事業の一つを手放した。というものだった。
これは自分にとっては、なかなかに衝撃的な出来事だった。
ここ、10年ほど属している組織の方々には馴染みがあまりない事業だが、そもそも、私が、この会社に入った当初10年ほどは、この事業向けに業務を行っており、かつ、まだ会社自体が今ほど多くの人員、事業を展開していなかったので、深く入り込んでいたのだ。
そんな事業会社を手放すとは、、、しかも、それを知ったのは、この社長メール。私のようなヒラ社員は、自社内の出来事を知る術がほとんどない。詳細もわからず、当時偉かった方々は既にこの事業からは離れているし、、。
今でも付き合いのある方に連絡を取ったが、彼らでさえ、その日昼間にリアルmtgがありそこで知ったという、、。
この会社、業界では日本最大級とうたっているが、吸収合併を繰り返し肥大化し、間違いなく日本最大である。商品をタダで仕入れて売れたら製造元に按分する、という特殊な事業モデル。
そんな会社、事業が全くの畑違いの会社に譲渡されたとは、、直接的にはコロナは影響していないと思うのだが、驚きである。
先にも述べたように、私はヒラ社員なので、グループ他社の数字はわからないのだが、都度都度更新される組織図で、異変というか、勢いがなくなってきているのは感じていた。まず、社長が頻繁に変わって行った。当初は生え抜きで、その後は外から来た人。さらに、組織がどんどん小さくなっていった。同じ業界とはいえ、30年も働いているといろいろなことがあったので、異変というものを感じ取ることができるようになった。
思い返してみると、私がこの事業に関わっている時期が、事業としても最も良かったのではないかと思う。クリエイティブ層も厚く、活動的だったし、アナログからデジタルへの移行もあり、変化に富んだ時間を過ごすことができた。
今に続く、会社員人生に生きる、人たちの出会い。吸収合併によってこのグループ入りした私が最初に配属された部署が、この事業会社向けの制作だった。その後、なにかと気にかけてくれ数々のキラーパスを投げていただいたグループNo.2ともいえるKDさん。辞める時に拾ってくれたWDさん。奥多摩好きのSSさんと、KBさん。メイキングを制作させていただいたMHさん。私のようなヒラ社員ながら、未だ会社にとどまっていられるのも、すべてこの時期に出会った方々に鍛えられたからだと思う。
そう考えると、絶句な出来事であるが、時代は絶えず変化しているので、今を精いっぱい生きること、今できることを全力でやることが、後々の満足感につながるのだ。
今を生きる 岩宮武二
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます