旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

チベットのアンティーク・ディーラー達

2018年07月04日 | 仕入れ旅


チベットのラサの業者達。
道ばたの行商から店を持つ人まで、
性格も扱う物も、ほんと様々だ。
おもろい奴ら。




ポーズを決められる。
存在感あるなー、と思っていたが、
話しかけると、ひょうきんものだった。
琥珀もでかいが、顔もでかい。




ナイスミドル
知的な顔と反して、
骨や爪とか、ワイルド系が強い




業者同士の取引中。

道端でもしているが、
高額な物(ビーズや石など)は、街中のカフェの片隅などで取引しているのを目にする。
その時は、彼らは首から装飾品類を提げていないので、気にしなければ地元一般人に見え、気がつかないが、
業者特有の雰囲気を持っているので、慣れれば気がつく。
よく観察してみると、片隅の席で取引しているのである。
高い金額の場合、金額交渉は、民族衣装の袖の中や、手を隠して、独特の手話によるやり取りをするので、
端からは金額を知る事はできない事がある。




知り合いの業者とお茶する。
気さくでおもろいヤツだが、
まぁ、変人の類いで、ヤギの生首から寺からの放出品、でかい古道具系まで色々扱う。
もはや、良いのか悪いのか分からないぐらいの珍しい物も多い。
人気者のようで、彼の店には、いつもチベット人がたむろしている。

狂ってるとしか思えない髪型と
ファッションセンスは壊滅的だが、
彼女は美人だ。


誰かに似ているが、
思い出せない。


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チベットは、
偽物が多いので、物にこだわりのある人の場合、注意が必要だ。

ある時、行商達がいる道端で、珍しく、年配のアメリカ人の観光客がいたが、
たまたま通りかかったのであろう。
行商達に囲まれ、
ぶっちぎりの偽物(ジー)を高額で買わされていた。

気に入ってるようだったので、
何も言わないでいたが、
横から、珍しく英語が話せる中国人バイヤーが、
「それ、偽物やで。高過ぎるで」
とぶっちゃけていた。

中国人は気遣いがないのである。



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