旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

ティクマ柄という文様

2017年08月23日 | チベットもの
チベットのティクマという文様に惹かれている。
十字文様をチベット語でティクマと言い、布ならば、絞りやスタンプでその十字模様を表現する。
「十字」という柄はチベット仏教に置いて重要な文様の一つで、古くはボン教から伝わったという説や、
宇宙の中心など様々な説がある。
チベットを代表する吉祥文様であるダブルドルジェ柄(五鈷杵を十字に交差させる柄)も十字だ。
チベットでティクマ柄の布は、お坊さんの着用衣服に見られたり、寺院で使われている座布団などで目にする事ができる他、
馬に掛けるホースブランケットでも目にできる。

なぜか惹かれる。

十字文様は世界的にも有名だが、チベット仏教の十字柄。
文献が乏しいチベットの絞りや布なので、現地で様々なディーラーに聞いて入るが、三者三様、なかなかしっくりとくる話がない。
誰か知っている人はいないだろうかな?

因に、この写真の絞りの布は、ホースブランケットの表面。
新たにオープンした僕のオンラインショップで販売しています。

ご質問等あればお気軽に連絡ください。

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