旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

ラダック ドロクパ族の人々とダー・ハヌー

2017年08月26日 | 旅行

レーから来たバスが一時止まるジャンクション
左側に行くとラマユル
直進するとダー方面


ダー村周辺への道


ダー村の入口









ラダック地方の奥地にドロクパ族が住むダー村がある。
その先は、パキスタン実効支配のバルティスタンがすぐ目前にある。

2015年5月、僕はドロクパ族に会いに行った。

「花の民」と言われるドロクパ族。
インドであってインドでない、チベット文化圏ラダックのその奥、更に国際的に特殊な地域である、
ダー・ハヌーに住む少数民族ドロクパ族に興味があった。

ラダックの拠点の街レーのバスステーションを早朝にラマユル方面に行くバスに乗り出発し、
途中でマニ車の社やレストランが数軒あるジャンクションでバスは休憩で止まり、そこでバスを乗り換えた。
そのジャンクションから左手に行くとラマユル寺院、直進するとパキスタン実効支配のバルティスタン。
その手前にダー村がある。

道は険しいガタガタ道の谷。
しばらく行くと道ばたでバスを降ろされた。
谷とは反対側の崖に、石垣が積まれた小さなのぼり坂道があった。それがダー村への入口らしい。

小道を上りしばらく行くと、頭にホオズキや花で飾りを付けた村人が現れた。
ドロクパ族だった。

「あ、お祭りの時じゃなくても花を頭に飾るんだ」そんな印象だった。

村は小さく、10分もあれば一周できる規模だった。
谷間に沿って、奥に長く細い村。

宿を探したが、見当たらず、建設中のゲストハウスが一軒あったが、
まだ泊まれる状態ではなかった。

一番奥に、つい先月完成したという民宿のような宿を一軒見つけ、なんとか泊まれる事になった。

村は小さく、何もする事がない。
谷間なので、日が落ちるのも早かった。

帰りのバスはなく、ヒッチハイクで、来た時にバスを乗り換えたジャンクションまで行き、
そこからレーまで帰った。

仕入れはなにもできず、手ぶらで帰った記憶があるが、
祭りの着飾った時ではなく、少数民族の普段の暮らしの姿を見る事ができた。



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