旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

ジョージアワインとジョージア料理

2022年06月23日 | 日記



言うのが遅くなったが、
しばらく日本に居ませんでした。

トルコ、ほぼイスタンブールとジョージアに居りました。

で、ジョージアの事。

ジョージア渡航は三回目になるかしら。

最初の印象と短期間でだいぶ変わったと感じました。

最初の印象はジョージアの人々は驚く程に親切だったのだが、
今は、激増する外国人に対して拒否反応を抱く人は多くなったと感じる。

そして日本人も超絶に激増しているらしい。
アジア人に対しての嫌悪感を抱く人も多く居るだろう。
特にコロナ後は。

もちろん、親切なジョージア人も多く、
日本の文化、アニメや漫画、に関して好きな若者も凄く多い。

まぁ、そんな事は置いておいて、
今回はジョージアワインとジョージア料理。

僕は専門家ではないので、内容、薄いです。

詳しい情報は専門家のサイトで見てくださいな。
ここではあくまで個人的な体験談です。


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最近、日本でも一部?で話題のジョージアワイン。

以前はジョージアの国名すら知らなかった日本の友人達も、
「この前、ジョージアワインを買ったよ」と言われたので、
知らぬ間に日本でも知名度が上がっているのを感じる。

僕もジョージア滞在中は、ほぼ毎日、飲んでましたよ、ジョージアワイン。

ワインバーに行くと色々選べるのだが、
知識がないのでどれが良いのか分からず、片っ端から頼んでました。

もちろん、一杯の値段は安い。
最高級のレストランでもグラス一杯20ラリ(約900円)位で、
驚くべきレベルのワインが出てくる。






ジョージアのワイン専門店。
トビリシの中心部にたくさんある。
試飲もできる。
一見、高級そうだが、概して日本人的感覚で言うと、めっちゃ安い。
なんなら、トビリシ市内のそこら辺のスーパーで売ってるワインより安く質が良い。
同行したトルコ人の友達もその安さに驚いていた。


ちょうどワイン・フェスティバルが開催されると聞き、行ってみました。

ジョージア各地、特に有名産地カヘティ地方からのワイナリーが集結。



大混雑。
みんな、ワインが大好き。






各ワイナリーやメーカーがブースを出していて、
その数は30以上。いや、もっとかな。
全部は飲みきれない。




なんと、試飲は全部無料。
入場料もなし。

天国か。

何杯飲んだか分からん。

当たり前だが、ジョージアワインにも色々個性があって、
飲みやすいものからスモーキーで個性が強いもの、色も香りも本当に様々。
伝統製法クヴェブリワインだって当たり前にある。
流石に奥が深い。




試飲で気に入ればボトルでの購入も可能。
日本なら凄く高いだろう。




ジョージアで白ワインを頼むと琥珀色のアンバーワインが出てくる事も多い。

もちろん、ジョージア料理はワインによく合う。
日本人の口に合うと言われているジョージア料理。
ほぼ毎日外食でジョージア料理を食べていたのだが、写真を撮らなかった。



オジャクリ?だっけな。
ポテトと豚肉のグリルですな。



定番のハチャプリ。




これもハチャプリ。
チーズが入っております。

どうやらハチャプリにも種類があるよーで、
中にチーズを入れるタイプのは別の名前があるみたいだ。

同じ見た目で中身が豆バージョンのロビアニも美味しいが、
毎食では飽きると思う。
ベジタリアンの友人は毎日食べていたが、大丈夫なのだろうか。

いつも思うが、ヴィーガンやベジタリアンは食は基本的には限定的になる。
「そんなことないよ、野菜だけでも沢山レパートリーが食べられるよ」と言う人も多いが、
それは先進国での生活圏や文化的都市圏、
または文化的な理由から菜食主義者が多く占める国(例えばインド)等での生活者または趣向者の意見であって、
国や場所によっては肉類以外の選択肢が限られてくる状況もあると個人的に思う。

もし何処でも生きて行く選択をするのであれば、
ベジタリアンは厳しい選択になると個人的には思う。

実際、僕の友人も10年以上ヴィーガンをやってるが、「食の選択は限られるよ」と言う。

僕は基本的には肉類は食べず魚と野菜の食生活なのだが、
必要に応じてどんな物でも必要最低限は食べる主義である。

話しは逸れたが、
ジョージアの首都トビリシで、最高級のレストランに行ってみました。
どんなもんなんだろうと思いまして。



小洒落てる。
サービスは普通。



ヒンカリ。
例えるなら小籠包かしらね。
流石に小洒落てるアレンジをされている。
大きさも小振りだ。
味は美味しいが、正直に言うと普通であった。



サラダ、チーズ前菜、ヒンカリ、ワイン二杯で、約6500円位だったかしら。
日本に比べると安いが、ワイン以外は普通であった。
以前行ったシャビロミの方が美味しかった気がする。




ヒンカリと言えば、この感じだろう。
肉汁が溢れる。
中身がチーズだったりほうれん草のヒンカリもある。




これは美味しかった。
マッシュルームのクリームスープ。
生マッシュルームの風味と僅かなスパイスを感じる優しい味。
ちょっとトマトが入ってるのかな。




これも定番ジョージア料理。
オーストリ。
肉のシチューですな。
煮込まれた柔らかい牛肉にスパイスが効いていてワインに良く合う。
日本での普段は牛肉は食べない僕だが美味しいと感じる。

カズベキの地元民のオバチャンがやってる食堂で食す。
この店、看板もメニューすらなく外観も普通の民家だったが、
どうやら人気店らしく外国人で繁盛していて美味しかった。

どの国でも共通かもしれないが、
地元民の豪快なオバチャンがやってる食堂は間違いなく美味い。


他にも色々食べたが、個人的な感想だが、
どうやらジョージア料理を毎日食べると飽きてくる。
レパートリーの問題か個人的な趣向か日本人だからか分からないが、
最初のうちは「ジョージア料理、美味いやんけ」と感じるが、
色々食べても感動のレベルまで行かない。
とゆーか、美味いは美味いが毎日食べてると何か違うと思えてくる。
どのレストランに行っても大体同じメニューが並んでいる。

その事をジョージアに住む外国人の友人に話したら、
「そーなんだよ、俺も同じに感じるよ」と話していた。

ジョージア名物のヒンカリも店毎の味の差はあれど、流石に毎食は飽きる。
そもそもジョージア人にとって外食は毎日する事ではないかもしれない。

外食文化に関しては、
旧共産圏だったという歴史的な背景もあるかもしれない。

とは言え、短期間滞在では分からない事も勿論あるだろう。
外国人が知れる範囲も限られている。

しかし、以前も書いたが、これだけは言えるが、
外国の食事を食べれば食べる程、
日本食の多様さや奥深さは凄いと実感するのであった。


【番外】

一般的なジョージア人が毎食何を食べているか気になる事もあり、
地元民の家に泊まってみた。
アエビーであったが、老夫婦が営むホームステイの様な感じでした。




毎朝は小さなパンケーキと紅茶。
夕食は質素なパスタを食べておりました。

実際はこんな感じなのだろうね。




因に、部屋はこんな感じ。
むちゃくちゃ広い。
トビリシの中心部で値段も安く、立地も見晴らしも良かった。
お婆ちゃんは英語は話せないが親切。
洗濯機が無いのが唯一の問題だが、
機会があればまた泊まりたいと思う。





カフェ飯。
カフェはトビリシの若くお洒落な人達で賑わっている。
昼間にちゃんとしたジョージア料理を食べると言うより、
実はカフェやマクドナルドとかが一般的なのかもしれない。




市場にて。
吊るされた色とりどりの細長いデザート?を取っている。
名前忘れた。
お土産物屋とか様々な場所でも見かけるのでジョージアの名物だと思う。
ナッツとかが入っている。

トルコにもあるが、トルコ人の友人が言うにはトルコとは味が違って美味しいと言う。
自分で買おうとは思わないが、買った友達に分けてもらって食べたら確かに美味しかった。


以上
内容が薄い、
ジョージアワインとジョージア料理でした。



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