旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

チベット カム地方

2018年01月26日 | 仕入れ旅
真冬のチベット圏は寒い。

凍結した道では、そこら中で車は事故り、
スリップして事故った車たちを傍目に、標高4000mの峠を越えて、約12時間。




スリップして、溝にハマった車
寒空の中、山道で事故ると悲惨






カム地方の中心地カンゼに到着


カムといえば、古くは盗賊、悪く言えば、野蛮、良く言えば、勇猛果敢な力強い男たちで知られた地方。
広大なチベットの中でも、一目置かれる地域でもある。

チベット民族意識がひときわ強く、
抗議行動も後を絶たない。

日本では、全く報道されないが、
この地域では、今でも現在進行形で自虐的な強い抗議活動が行われている。

僕が行った2ヶ月前にも、僧侶が強い抗議意思の現れである命をとしての抗議を行ったという事だ。

なので、以前はなかったが、今はカンゼの街に入る前に、チェックポイントがある。

日本人は今の所、問題はないが、
車で行く場合は、この検問所で車を降りてのパスポートチェックがある。

街に入ってしまえば、街中に警察は多くいるが、
特に問題はない。




老齢な僧侶は、何を想うのだろう

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