ミハ缶ブログ

ヘタレ大学院生が綴る日常と非日常。
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大井川鉄道(体験版)

2010年09月25日 | 2010年以前の記事
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  青春18きっぷ消費のために、父と二人で、大井川鉄道へ行ってきました。
 

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  時間帯的に、微妙な時間だったので、金谷駅から新金谷駅まで、歩く事にしました。
  歩いていると、川を発見。地図を確認してみると、どうも、金谷駅から新金谷駅までの間に鉄橋がありそうだと判断して、川沿いに歩いていると、案の定、鉄橋を発見!
  C56のタイ国鉄塗装も、そろそろ終わりでしたっけ?

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  定番の場所。PCで色々弄っていたら、なんだか、古写真風になりました。
  大井川鉄道というと、SLばかり注目されますが、こういった古い電車も、魅力です。しかも、近鉄や南海などの、関西系の私鉄ばかりというのが、わかってますね。関西であれば、例え新幹線で来たとしても、大井川鉄道を丸々楽しむためには、一泊しなくてはいけません。一泊でも二泊でもしてくれれば、それだけ、地元にお金が落ちます。SLの排気で地域住民に迷惑を掛ける分の埋め合わせといった所でしょうか。
  ただ、鉄ヲタとしては、せっかく親会社が名鉄なんですから、名鉄7000系か1000系辺りを、入れてくれれば良かったのに……と、ついつい考えてしまいます。1000系にMcはありませんが、そこはまあ、改造で(何

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  先程の橋から、しばらく線路沿いに歩いていたら、こんなのを見つけました。
  C12 164号。ナショナルトラスト所有機で、動態……のはずですが、なんだか、駅前に保存されている蒸気機関車みたいな雰囲気です。側面のプレートは外されていますし、所々錆が出てきてますし……。まあ、車齢が車齢ですし、そろそろ動態保存も限界なのかも知れませんね。
  思えば、ほとんどの車両は、製造から50年以上経過している訳で、大井川鉄道に限らず、日本全国の動態保存機が寿命を迎える頃だと思います。JR九州は、台枠を新造しましたが、さて、他の所では、どうなるか。

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  上2つの動画内に登場しているA1は、ブリテンの鉄道ファンを中心とした多くの人々のカンパによって、21世紀になってから新造された機関車です。
  将来、もし、大井川鉄道全ての機関車の寿命が来てしまったら、このA1のように、新たに新造されたりするのでしょうか。ただ、大井川鉄道の場合は、規格の問題がありますから、A1みたいな本線級のものは、まず無理でしょうね。9600形なんて、どうです?

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  で、C12の向かい側に留置されていたのが、元京阪特急車の3000系と、元南海急行車の21001系の2編成。21001系は、塗装も落ちかけていて、明らかに状態が悪そうでした。

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  新金谷駅に到着。田舎にしては大きな駅舎のようにも思えますが、実は、大井川鉄道の本社も兼ねています。そう考えると、まあ、地方私鉄としては、平均的な大きさなのかなぁ。

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  時間も時間だったので、新金谷駅前のプラザロコ内にある喫茶店で、「茶そば」を食べました。美味しかったです。オススメ。

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  どこぞの駅舎みたいな雰囲気だろ。ウソみたいだろ。プラザロコの中なんだぜ。これで……。
保存されている機関車や、客車の中にも、自由に入れるようになっていました。しかし、屋内にあるためか、状態は、それほど悪くありません。ただし、「SLいずも号は汽笛が鳴ります」と書いてありましたが、実際には、鳴りませんでした。……まあ、鳴ったら鳴ったでうるさいでしょうしね。

本当は、千頭まで行きたかったのですが、時間が無いというのと、金銭的な都合で、ここで帰る事に。
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流石、元急行車だけあって、古いものの、良い座席でした。

結局、大井川鉄道に乗ったのは、新金谷から金谷駅までの1区間でしたが、なんだか、「大井川鉄道(体験版)」といった感じ。
もし、大井川鉄道の公式サイトを見て、「金谷駅から千頭までの運賃、高いなぁ……」とか思っていたら、ぜひ、金谷駅~新金谷駅間だけでも、体験すると良いでしょう。この区間だけでも、充分に楽しめますし、「次は千頭まで行きたい」と思えるようになること、請け合いです。


(2010年9月9日執筆)

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