ミハ缶ブログ

ヘタレ大学院生が綴る日常と非日常。
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EeePC-4GとEeePC901のSDカードからubuntuをブートしてみた

2010年10月09日 | 2010年以前の記事
 先日、WindowsアップデートのせいでSSDの容量に苦しんでいる状況を記事にしました。その続報です。

まあ、タイトル通り、SDカード(正確には、マイクロSDHCカード)から、最新のLTSであるUbuntu10.04をブートしてみたんですが、思ったより良かったです。
確かに、SDカードからブートするとSSDと比較して、遅いです。間違いなく遅いです。ですが、実用に耐えられないかといえば、そうとも言えません。
自分の場合、ノートPCの運用が、基本的に数週間電源を常に入れっぱなし(使わない時や移動時は、スリープモード)にしてしまうので、そもそも、起動終了に時間が掛かっても、あまり気にならないんですよね。
だいたい、Windows98当時と比べれば、最近のPCは、どれもこれも、爆速です。嗚呼、電源ボタンを押してから、お茶を淹れて、Windowsのロゴを眺めながらまったりするという日々が懐かしい(何

ただし、EeePC-4Gでインストールしてから、901でブートしたので、色々な設定が4Gのままになっているらしく、ディスプレイ表示は良いとして、ファンが全然動いてくれません。
ま、USBブート仕様のものではなく、普通に、HDDにインストールするのと同じ方法でSDにインストールしているので、仕方ないですな。逆に言えば、何も特別な設定をしていないのに、自動的に、OSがハードに最適化された状態でインストールされているという事ですから、むしろ凄い。
ああ、そうそう、4G発売当初に言われていた、「Ubuntuを入れると、『バッテリーが壊れています』と表示される」というトラブルですが、そういったトラブルもありませんでした。ま、「古いハードの方が、トラブル無く使える」という、Linuxのお約束ですな。

注意が必要なのは、既にubuntuをインストールしているPCで、併せてSDブートやりたい場合。ブートローダーをSDに持って行くと、SDを差さないと本体にインストールしたubuntuが使えなくなります。……ある意味、当然ですが。
自分は、ubuntuに関しては、まだまだ初心者ですし、Windowsについてもエンドユーザーレベルの中級者程度の知識しか持っていないので、対策は、よく解りません。まあ、素直にUSBブート用のubuntuを入れればいいと思います。

とにかく、実験は、無事に成功しました。現在、8GBの安物マイクロSDHCカードに入れていますが、より信頼性が高い日本製の8~16GB程度のSDHCカードを買ってきて、901用としてubuntu10.04をインストールする予定です。
ただ、大学の無線LANがWindows以外のOSに対応していないという、元工業大学にあるまじき状況なので、SSDにWindowsXPを入れたまま、デュアルブートという形になりそうです(まあ、だからこそのSDブートな訳ですが)。


低迷するネットブック市場でHPが猛攻勢を展開へ、一部メーカーは撤退する方針(GIGAZINE 2010年9月6日付け 2010年9月17日確認)

そもそも、「ネットブック」というのは、「ネットブック」という言葉を作ったASUSの定義によれば、インターネットに特化した端末なんですよね。で、インターネットに特化した端末というと、現在は、i-padに代表されるタブレットPCがある訳で。価格帯も、だいたいネットブックと同等ですし、そりゃあ、売れ行き低迷しますわな。
ただ、以前、触る機会があったんですけど、キータッチに難があります。まあ、ディズプレイをタッチして入力する訳で、仕方がないんですけど、やっぱり、キーボードをカチャカチャって言わせつつ入力したいんですよね。Bluetooth対応しているので、無線で繋げても良いんですけど、そんな事やったら、タブレットの意味ないし。
このクラス・価格帯のPCは、以前から、出ては消えてますから、恐らく、「需要はあるんだけど、言うほど多くない」みたいな状況なんだろうなぁと、勝手に思っています。ただ、特に文系大学生など、潜在的な需要があるはずなので、ぜひとも、その辺りの掘り起こしをやって貰いたい所。
嘆く前に、色々な大学に売り込んだらどうです?

あと、日本市場については、「ネットブック=廉価版ノートPC」みたいに思われてしまったのが、失敗だったかも知れません。ネットブックを、廉価版ノートPCだと見てしまうと、スペックなどから考えて、「だったら、普通のノートPCの方が、安心でお得」って思ってしまいます。ネットブックは、あくまでネットブックなのに、用途外の使い方をやって「重い」「使い物にならない」と批判している人が多かったように思います。
これがもし、Windows以外のOSであれば、そんな認識も無かったでしょうに。丁度、i-padみたいに。それに、Windowsでなければ、Windowsアップデートで空き容量潰れるなんてアホな事も無かったでしょうに……。



関連:
ASUSとAcer、そろって「高級志向のネットブック」を発売へ(GIGAZINE 2010年08月25日付け 2010年9月17日確認)
イタ車仕様のネットブックって……誰得。イタ車といえば、電装品がアレな事で有名じゃないですか……。
そんなものより、SSD仕様で、乾電池駆動対応で、耐衝撃性が高くて、小型のネットブックを激しく希望。あるいは、土砂降りの雨の中でも、海の中でも、風呂の中でもタイピングできるような、全天候対応型耐水ネットブックとか。

(2010年9月17日執筆)

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