黒田師範と私は同い年です。
えらい違いですね(涙)
30歳代に黒田師範のけいこ会に参加しました。
武道場の扉を開けると黒田師範が立っていらっしゃり、参加者名簿を記載していました。
目を合わし目礼を送ると、恐ろしいほどのオーラが送り返されました。
勿論殺気とかではなく、私を一瞥で見透かす、人間レーダーです。
その一瞬私は「参った」とてもかなう相手ではない、地平が違う! すごい!!!!!!
大いに感激したものです。
この稽古参加は私の転換点となるだろうと強く感じました。
当時まだそんなに有名ではなかった師範の稽古会に居合からは私一人だけ、大体が合気か、拳法系の方々でした。
そこに真剣を持ったニンゲンが混じったので、黒田師範は特別にご自身の愛刀を持たせてくれました。また投げてもくれました。
ふわ~と風が過ぎてゆくように触られると私は飛んでいる(笑)
ああ!こんな達人がいるのだ、うれしいじゃないか!
ルンルンでした(笑)
あれから30年ほど経過し、私は進歩なく馬齢を重ねる・・・・・
この映像は近頃のようでおつむりがやや変化していますが、実にかっこいい人です。
基道館の稽古の中にも「床抜き」「壁抜き」「声抜き」「輪の太刀(魔の太刀)」などの動きについてのダイジェストが織り込まれているのを気が付く人も多いでしょう。
久しぶりに師範の動きを拝見しました。
【黒田鉄山×倉部至誠堂】「消える動き」と「合気術」の邂逅