オープンカーについて考える3

2006年06月18日 | 
上空サプライズ!
……なんて、ホンダ・エアウェイブのコマーシャルで坂口憲二がやってますよね。
あれを見て思いませんでしたか?

「わき見運転をするんじゃねぇ! 前を見て運転しろ!」

せっかくのサンルーフなのだから、そこから空を眺めたい気持ちも分かります。
それは窓をつけるどころか、屋根そのものを格納したオープンカーにとっても同じです。
開放感にひたり、風光明媚を楽しみたいという気持ちはありますが、ここでジレンマが発生します。

ドライバーは前を見て運転しなければならない!

どんなに綺麗な山や美しい川があったとしても、それを眺めて運転する事は安全運転に反する事なのです。
事故を起こせば他人に迷惑をかける事にもなるので、自己の快楽の為に前方注意をおろそかにするなど許される事ではありません。

オープンカーの醍醐味として、「星空を眺めながら~」「潮風を感じながら~」
なんてよく言いますが、風はともかく、空は眺めていられません。
フロントガラスからも空は見えるけど、それなら屋根つきでも同じなので。

もちろんチラリとわき見をして風景を楽しみますけど、堪能とまでは行かないのが現実です。
走っているとあっと言う間に景色は流れて行きますから。

ドライバーとして走っている以上、風景を楽しむのは、ほどほどにと言ったところでしょうか。
山の中とかを走っていると、自然の空気を肌で感じるので、楽しみが皆無という事はありませんけど。
それでも風景をゆったり楽しめるのは、助手席の人の特権なのでしょう。

ドライバーがゆっくり堪能できるのは信号待ちの時でしょうか。
日ごろ見られない視点、角度から街や自然の景色を眺められるので、信号待ちの時も退屈しないのが、オープンカーの良さかもしれません。

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