アルファロメオ

2006年10月29日 | 
はいはい、試乗して来ましたよ。
147のテンロク。
思ったほどの感動は無かったな。
幻想を抱きすぎていたかもしれない。

アルファロメオの魅力はエンジンの魅力だ。
1.6ツインスパークには、官能と言える程の物は無かった。
過去にアルファロメオスパイダー(丸目4灯の916系)2.0ツインスパークに乗った時は、気持ちのいい吹け上がりをしたものだ。
あの時の気持ちよさが、テンロクには無かった。
スパイダーの時はオープンにしていたから、エンジン音がよく聞こえたのだろうか?
それとも俺がスパイダーを神格化しているのか?

シートポジションもイマイチだった。
座面調整のレバーがあるのはイイが、ケツが下がるだけなので、結果、膝の裏を持ち上げられるような違和感がある。
これは145のシートと同じだ。
しかし、調整次第でベストポジションを取れる可能性はある。

アクセルとブレーキが近いような。
革靴で運転したら、同時に踏んでしまった。
これは慣れか?

サイドミラーは見づらかった。
噂どおり小さいからだ。
別にスポーツカーでは無いのだから、もう少し安全面にも気を遣って欲しい。
角度調整によっては、解消できる問題かもしれない。
そんなに腰高感は無かったし、視界は良好だったので、良い方なのかもしれない。

ステアリングから伝わってくる感覚は悪くなかった。
クイックでは無いが、程よい気持ち良さがある。

純正シフトノブは少し握りづらかった。
スパイダーのような丸い形状の方が好みかもしれない。
カチっと決まる固めのタイプではなく、ストロークも少し長い柔らかめの感触。
これは個人的に嫌いではない。

加速はそれなり。普通車なので調子に乗ってエンジンを吹かすと2速3速で結構なスピードが出る。乗り心地も悪くない。

1回の試乗で、その車の全ての魅力が理解できるとは思わない。
俺のような鈍い人間には、やはり所有して長い期間乗ってみないと本質は理解できないと思う。

俺の思う147の魅力とは。
それなりのエクステリア。
後部座席のドアノブが隠されているのは面白い。
MC後の顔も見慣れてきたので、結構かっこいい。
リヤウィンドウが五角形なのがイイ。
赤いボディカラーが似合う。

内装。
ステアリングのデザインがいい。
メーターの針が6時を差しているのがいい。

エンジン。
試乗では遠慮して出来なかったが、バイパスとかで2速でアクセルをベタ踏みにすると気持ちイイかもしれない。
悪い部類のエンジンでは無い事は確かだ。

シフトの感覚も好みの方なのでギアチェンも楽しそう。

こんなところかな。
車両価格は250万プラス消費税だ。
200万円だったら悩む事なく買いである。

しかしアルファロメオGTVに対する憧れを忘れられない俺には、147では物足りなさを感じるのであった。

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