KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

卒業式 

2007年04月05日 | Profile
 卒業式の日、少年の回りには多くの同級生・後輩達が集まってきて、少年によせ書きをしたサッカーのボールを渡した。



 中・高一貫の学校において、6年間少年はサッカーを続け、中等部でも高等部でもキャプテンを務めた。

 よせ書きから

・N先輩 本当にカッコよくて、やさしくて、サッカーがうますぎで、あこがれる先輩でした。そして、いつもかわいがってくれてありがとうございます。<リッチー>

・おつかれさまでした。Nのパスは最高だった。東京でも魅せろ<ケニー>

・マジNかっこ良す学校とかいろいろ仲良くしてくれてありがとまた会おう<裕介>

・N先輩はサッカー上手くて、めちゃめちゃかっこ良かったです。先輩の香水の香りが好きでした(笑)キャプテンおつかれ様でした<ふじお>

・先輩の一人でドリブルで持ち運ぶ技にすごいあこがれていましたこれからも東京で頑張って下さい。<玉山>

・焼肉ごちそうさまでした。卒業おめでとうです。<ふじお>

・おつかれさまでしたサッカーもルックスもかっこいいんで大学でモテモテですね。卒業おめでとうございます。<ニコラス>

・試合中とても頼りになると思いました。相手4-5人に囲まれてキープするのがかっこよかったです。Nみたいになりたいです。<れい>

・キャプテンとしてチームを引っ張ってくれていてマネージャーにもやさしく接してくれてありがとうございましためちゃ素敵でしたたまに遊びに来て下さい。



 卒業式の日、僕はベトナムに居た。

 帰国して、少年の部屋でこのボールを見つけた。
 そこには僕の知らない少年が居た。

 感動とともに苦い気持ちが胸にこみ上げて来た。

 この6年間、僕は仕事が忙しいからということを口実に、一度たりとも少年の試合を見に行ったことが無かった。

 僕の知らないところで少年は頑張っていたんだ。僕は彼に何かをしてあげたのだろうか…。

 そして少年は間もなく僕の元から旅立ち、そして少年から青年になる。


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