灯 ～稲葉酒造～

仄かに照らす　小さな灯

ガラス瓶の中に　閉じ込めた　

ほっこり　あったか　やさしい世界



窓から差し込む　陽射しの方が　明るいくらい

それでも私は　この灯が好き



この中にしか　存在しない　

小さな世界


それが　たまらなく　愛おしい


*　*　*

筑波山の麓をお散歩しながら、
江戸末期創業で手造りにこだわった
稲葉酒造さんにぶら～っと寄ってみました。





地元ではお馴染みのお酒、男女乃川（みなのがわ）がお出迎えです。
このお酒の名前、読めましたでしょうか？
普通に読んだら「だんじょのかわ」ですよねぇ？

実は、
筑波山の女体山と男体山の間に「男女川（みなのがわ）」という沢が流れておりまして、
小倉百人一首にも詠まれているのですが、

「つくばねの　峰より落つる　男女川　恋ぞつもりて　淵となりぬる」

という陽成院の和歌に因んで命名されたそうです。





中に入っても、この日は誰もおりませんでした。

以前来た時には、
ランチもやっていたのですが、その形跡もありません。

この時期は仕込みの真っ最中なのですね。


繁忙期をずらせば
確か旬のお酒三種類が味わえる
「利き酒セット」のようなメニューがあったように記憶しております。

他にも地元農産物を使ったメニューがいくつかありました。





この「男女川」を始め稲葉酒造さんのお酒は、
敷地内に湧き出す筑波山の伏流水と厳選した酒米で造られているそうです。
この良質な天然ミネラル水がお酒を美味しくしているのでしょう。

そして「男女川」は、
筑波山神社の御神酒としても造り続けられているのだそうです。

他には、
全て純米大吟醸で毎年7タンクしか造らないという「すてら」などがあります。


また落ち着いた頃に、
ランチでも来てみようと思います。

―　Today's sky　―

2016.1.27 早朝　＠かすみがうら市

「　だんだん明るくなってくる　」

―　Today's sky　―

2016.1.27 朝　＠かすみがうら市

「　残月うっすらと　」

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