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「北朝鮮」のような「閉じられた政府」を希求?自民小池女史
首相動静は特定秘密? 小池氏「知る権利を超えている」
2013年10月28日23時33分 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/TKY201310280447.html
小池百合子元防衛相
「日本は機密に対する感覚をほぼ失っている平和ボケの国だ」。28日の衆院国家安全保障特別委員会で小池百合子元防衛相が「首相動静」をやり玉に挙げた。
「首相動静」では、新聞社や通信社が首相の訪問先や面会相手を逐一報じている。小池氏は「首相動静は毎日、何時何分に誰が入って何分に出たとか、必ず各紙に出ている。知る権利を超えているのではないか」と疑問を呈した。
これに対し、政府側からの答弁はなかったが、菅義偉官房長官はその後の記者会見で、「各社が取材して公になっている首相の動向なので、特定秘密保護法が想定する特定秘密の要件にはあたらない」と説明。問題にはならないとの考えを示した。
当方注:
女性蔑視の考えはさらさら持ち合わせはないが、自民党(小池氏)や民主党(蓮舫氏)、維新の会(中山氏)等、女性政治家の中には、「アホ」が多いと言っておきたい。
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政治考 新たな政党状況 与党からも「自共対決国会」の声 “遠慮なく本質突く”
2013年10月28日(月) しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-10-28/2013102801_01_1.html
衆参両院で安倍首相(中央)の暴走を追及した日本共産党の笠井議員(左)と小池副委員長(右上)
「国会では与野党の論戦が続いていますが、野党のうち共産党は、参院選挙以降、好調な党の勢いを維持しています」
23日早朝、NHKニュースの「ここに注目!」コーナーで「共産党の躍進は本物か」と題する解説が放送されました。
解説委員は、参院で11議席となり獲得した議案提出権をさっそく行使して、臨時国会の冒頭にブラック企業規制法案を提出したこと、NHKの世論調査で政党支持率が自民党、民主党に次ぐ第3党となったことを紹介。
「好調さの理由は?」というアナウンサーの問いに、解説委員は「野党らしい野党ということだ。安倍自民党との対決姿勢を示して、『自共対決』をうまく演出している。民主党とは対照的」と述べ、「一点共闘」の重要さにも言及しました。
火花が散る状況
実際、衆参の予算委員会は「自共対決」の火花が散る状況です。
22日の衆院予算委員会で日本共産党の笠井亮議員は、福島第1原発事故現場における放射能汚染水漏れをめぐり、「汚染水の影響は完全にブロックされている」と繰り返す安倍晋三首相の認識を追及。福島県民の怒りもぶつけ、「ブロックされているとか、風評とかいって事態を小さく見せて、まともに対応しないってことではダメだ」と批判しました。
翌日の「毎日」は、首相をかばって何度も答弁に立つ茂木敏充経産相に、笠井氏が「そういうのを完全ブロックという」と一喝したことを大見出しにし、「国益に関する政策論争が求められている局面に好敵手の見当たらない現状に、政府・与党から『自共対決国会』の声が出始めた」と報じました。
「トヨタや日産みたいに労働者を使い捨てにするやり方が、地場の中小企業にまで広がって悪影響を広げている。小池さんの質問は企業経営のあり方を示している」
24日の参院予算委員会での小池晃副委員長の質問を聞き、感激して電話をかけてきた東京都大田区で自動車会社を経営する男性(68)はこう述べます。
暮らしも経済も財政も壊し、貧困と格差を拡大、黒字企業だけ復興特別法人税を廃止する理不尽…。小池氏は消費税増税にひとかけらの道理もないことを明らかにするとともに、賃上げは法人税減税ではなく大企業の内部留保の一部を取り崩せば可能であり、人間らしい質の高い雇用が世界の流れであることをつきつけました。
面白く頼もしい
首相は小池氏の指摘に「たしかに」を連発。英国の大手通信社ロイターの電子版は、小池氏が「内部留保の活用を政労使協議で首相から要請すべきだ」と指摘し、首相も「『私からもこれからお願いさせていただきたい』と語った」と報じました。
自民党議員の一人は述べます。「共産党はいつも政治的遠慮がなく、本質をストレートに突いてくる。汚染水問題や法人税減税と内部留保の問題でもそうだ。聞いていて面白いし頼もしいとさえ思う。内部留保論も、(自民党が)もともと共産党からもらっている」
他野党の存在感薄く
日本共産党と他の野党をいっしょくたにして、「試される野党」「存在感が薄い」などと論じるメディアもあります。しかし、当事者は日本共産党との違いを実感しています。
批判見せないと
民主党執行部周辺からは「衆院予算委員会を見て、政権に対し、食らいつく姿勢を唯一示していたのは共産党だった。前政権党だとはいえ、もう少し批判精神を見せないと民主党はもたない」という声がもれます。
みんなの党の議員の一人は、渡辺喜美代表が衆院の代表質問で「長期政権の予感が現実になりつつある」などと安倍首相をもち上げたことについて、「国民的支持を失う中で分裂状態を深めており、渡辺代表は孤立感を強めている。それが安倍首相への“秋波”につながっている」と解説。「みんなは分裂状態、民主は沈没、維新はカオス(混沌)。その中で共産党だけが自民党に対するアンチテーゼを明確にして支持率を上げている。3年前に5~6%の支持率だったみんなの党と共産党の勢力が逆転した」と述べます。
自民党はどこへ
「一強」といわれる自民党のなかからさえ、「自民党にいながら、いまこの党には“そもそも論”がない。TPPだって守るべき『国益』の定義がないし、集団的自衛権で何をするのかもわからない。正直どこへ向かっていくのかわからない。“そもそも論”に戻るべき時期がとっくに来ているのに古いままだ。共産党とは解決方法が違うところが大きいが、自民党も自分の解決が本当に正しいかわからなくなっている」(前出の同党議員)との声がもれてきます。
(このシリーズは、中祖寅一、前野哲朗が担当しました)
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対案実現の道筋を開いて
神戸学院大学の上脇博之教授(憲法学)の話 自民党政治の転換への期待が、この間の政治プロセスの根本にある。民主党はその期待を受けて政権に就いたが、期待を裏切り国民から見放され、対決姿勢を評価されて共産党が躍進した。いま共産党は、国会論戦を通じて政治の対決軸を明らかにし、自民党政治の本質がどのようなものなのかを示し、対案実現の道筋を開いてゆくことが重要だ。
民主党は、自民党が批判を受ければ、いずれは振り子のように自分のところに支持が戻ってくると考えるのは非常に甘い判断だし、無責任だ。野党として国民の立場に立って、一致できるところは共産党とも協力し、自民党と対決するという姿勢も示せなければ政党として存在価値をますます失うだろう。今求められているのは、世論と運動の力を国会内のたたかいに反映させ、野党協力を進めることだ。
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NHK経営委員に“お友達”ズラリ 安倍政権の露骨すぎる言論介入
2013年10月28日 掲載 日刊ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/news/145502
NHKの松本会長もアングリだ/(C)日刊ゲンダイ
「皆サマ」から「安倍サマ」のNHKにする気なのか。安倍政権が示したNHK経営委員の人事案には、首相の“お友達”がズラリ。経営委はNHKの最高意思決定機関で、会長の任命権など強い権限を持つ。来年1月に任期が切れる会長人事をにらみ、日本最大の放送機関を「安倍カラー」に染めようとする狙いはミエミエだ。秘密保護法案で国民の「知る権利」や「報道の自由」を奪おうとする中、安倍のさらなる露骨な言論介入は民主主義への挑戦である。
<なぜ傍観しタレ流しているのか、この国の大新聞>
NHKの経営委員は国会同意人事だ。衆参両院に提出された新任委員の顔ぶれは、JT顧問の本田勝彦氏(71)、哲学者の長谷川三千子氏(67)、小説家の百田尚樹氏(57)、海陽中等教育学校長の中島尚正氏(72)の4人。安倍とは全員親密な仲で、思想的にも極めて近い。よくもまあ、これだけ偏った考えの持ち主を集めたものだ。
「本田氏は安倍支援の保守系財界人の集まり『四季の会』のメンバー。東大生の頃に小学3、4年生だった安倍氏の家庭教師を務めた。東大卒後に当時の日本専売公社に入社し、00年にJT初の生え抜き社長となり、06年まで務めました」(経済ジャーナリスト)
長谷川氏は「オンナは子を産み育てよ」がモットーで、少子化を口実に家父長制の復権を公然と唱える保守論客だ。
百田氏は「永遠の0」や「海賊とよばれた男」のベストセラー作家で、安倍も作品の愛読者のひとり。「探偵!ナイトスクープ」の構成作家という経歴から、単なる「おもろいオッチャン」と思ったら大間違い。いわゆる「自虐史観」を一貫して批判し、ある月刊誌で「安倍政権の最も大きな政策課題は憲法改正と軍隊創設」と言い切ったバリバリの軍国主義者だ。
中島氏が校長を務める「海陽学園」は次世代のリーダー育成を掲げる全寮制の中高一貫校。副理事長を務めるJR東海の葛西敬之会長は、本田氏と同じ「四季の会」の一員だ。葛西氏は財界きっての原発推進論者で、NHKの松本正之会長に不満タラタラだという。
「『アイツは国益に反する放送をしてけしからん』とボロクソに言っている、と雑誌に書かれました。松本会長はJR東海の元副会長で、葛西氏自身が3年前にNHKに送り込んだ。脱原発に転じた小泉元首相が『NHKが震災後に放送した海外ドキュメンタリーを見たのがきっかけ』と発言したのも、元部下への不満に火をつけた。中島氏は、葛西氏の意向に従った“松本降ろし”の刺客でしょう」(財界関係者)
恐ろしいのは、これだけ保守色の強い面々がNHKの首根っこを掴んだことだ。会長選任には経営委員12人のうち9人の同意が必要だ。新任4人が反対すれば「拒否権」が発動される。
安倍やその取り巻きの意に沿わない会長は、簡単に葬られてしまう。
「つまり、安倍首相や偏った思想の“お友達”が、NHKトップの人事を左右し、公然と公共放送を乗っ取ろうとしているのです。
狙いはひとつ。放送法第1条に定められた『不偏不党』の原則をかなぐり捨て、NHKの報道姿勢を権力の思うがままに操ること。安倍色に染まった会長の下で、原発推進の一大キャンペーンや、反中反韓の偏向報道だって始まりかねません。
戦中の大本営発表を想起させる言論封殺の危機なのに、大手メディアの追及は鈍すぎます。
民主主義の基盤である『言論の自由』を抹消する動きを、絶対に許してはいけません」(元NHK政治部記者で元椙山女学園大教授の川崎泰資氏)
安倍ファッショは、すでに始まっている。
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ホテル業界の「氷山の一角」に過ぎない!
阪急阪神ホテルズ社長が辞任、食材偽装で引責
(2013年10月29日01時56分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131028-OYT1T01185.htm?from=top
記者会見の冒頭で謝罪する阪急阪神ホテルズの出崎弘社長(28日午後、大阪市北区で)=若杉和希撮影
阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)が運営するレストランなどで発覚した食材偽装問題で、出崎(でさき)弘社長は28日、大阪市内で記者会見し、11月1日付で、社長と、親会社の阪急阪神ホールディングスの取締役を辞任すると表明した。
出崎社長は、従業員が虚偽表示を認識していたケースがあったとする再調査結果を説明したうえで、「お客様に偽装と言われても仕方ない。阪急阪神ブランドへの信頼失墜を招いた」と謝罪した。偽装は2006年3月以降、ホテルズ直営の8ホテルにある23か所のレストランや宴会場などが提供していた食事47品目に及んでいた。出崎社長は、明確に食材が異なるなどの6品目について、自ら従業員らへの聞き取りを行っていた。
調査結果によると、大阪新阪急ホテル(同)の宴会場で、「芝海老(えび)」との表記で安価なバナメイエビを提供。別のレストランでは「九条ねぎ」としながら白ネギなどで代用していた。
再調査に対し、それぞれの調理担当者らは「小ぶりのエビは『芝海老』と表記していいとの認識だった」「添え物の野菜を変更したことまでお客さんに伝えなくてもいいだろうと考えた」などと話したという。
出崎社長は、このほかに〈1〉「手作りチョコ」との表記で既製品を使用〈2〉「天ざるそば(信州)」としながら中国産などのブレンド麺を使用――などのケースについても「従業員の認識に甘さがあった」などと指摘。「誤表示のレベルを超えており、お客様にとって裏切り行為にほかならない」と述べた。
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