小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

史上2度目の珍事

2006-11-13 10:03:37 | 競馬の話をしようか
フサイチパンドラが優勝 競馬のエリザベス女王杯(共同通信) - goo ニュース
第31回エリザベス女王杯(12日・京都11R2200メートル芝16頭、G1)牝馬日本一決定戦は7番人気の伏兵、フサイチパンドラ(福永祐一騎乗)が2分11秒6で勝ち、賞金9000万円を獲得した。同馬はG1初制覇。福永騎手はこのレース初勝利で、白井寿昭調教師は2勝目。

最後の直線を向いて激しいたたき合いとなった。真ん中から抜け出した1番人気のカワカミプリンセスが1着でゴールしたが、斜行して他馬の走行を妨害したため12着に降着。フサイチパンドラが優勝した。2着はスイープトウショウで、3着はディアデラノビア。

払戻金は単勝が2620円、枠連が(4)-(8)で400円、馬連が(8)-(15)で4180円、馬単が(15)-(8)で1万6200円、3連複が(8)-(11)-(15)で7980円、3連単が(15)-(8)-(11)で9万2970円だった。


詳しいレース結果はこちらから。
レース映像はこちらから。
パトロールビデオはこちらから。

GⅠレースとしては、1991年の天皇賞・秋以来、15年ぶり2頭目の1着降着。
重賞レースになると…、いつ以来という詳細なデータが残っていないのでわからないが、少なくとも2002年カブトヤマ記念は目の前で見ていたからなあ…。

レース映像とパトロールビデオを見れば一目瞭然だが、明らかにヤマニンシュクルは行き場をなくして躓きかけており、この降着は致し方ない。
デビュー以来無傷の6連勝で牝馬女王の座に輝いたカワカミプリンセスが、一転して悲劇のヒロインに転落してしまったばかりか、自身の連勝記録もこれで途切れることになってしまった。
もちろん鞍上に非があるのは間違いのないところだが、鞍上の強引なレースぶりを招いたのは、ひとえにカワカミプリンセスのエンジンの掛かりの遅さにある。一度かかってしまえば素晴らしいトップスピードを誇るが、どうも勝負所での反応があまりよろしくないようで、いきなりローギアからトップギアには入らない脚質の馬なのだろう。このあたりはゴーアンドストップで軽自動車と勝負する高級車と相通じる所以である。さすがに低速域での加速は大衆車にはかなわないが、高速域での伸びは、高級車は一般車にはないものを持っているだけに、エンジンの違いであろう。
もっとも、馬を車に例えてしまうとフジテレビの佐野瑞樹アナになってしまうがwww
余談ついでだが、佐野瑞樹の実況はともかく、昔は馬をよく車に例えて話されていたものだ。マルゼンスキーを「スーパーカー」、その当時の、スピリットスワプスなどの外国産馬は「外車」なんて呼ばれていたし、更にその当時の競馬実況アナウンサーだった長岡一也氏は、1991年スプリンターズステークスでケイエスミラクルが故障した瞬間、「ケイエスミラクルはパンクした模様です」なんて表現をしている。

これを機に、JRAの裁決も、大レースであるなしに関係なく、厳しくルールを適用して欲しい。
カワカミプリンセスの無敗牝馬伝説は崩せても、ディープインパクトの衝撃は崩せないなんてことになったら、それこそ心あるファンはますます競馬から離れていくだろうし、裁決の威信にも関わる。こうした厳しい姿勢を見せることによって、ファンも裁決への不信感はなくすことが出来るだろうし、今回の裁決は頑張ったと評価したい。それこそが「公平な裁決」への第一歩である。ましてや今は昔とは違い、裁決一つで暴動が起こる時代ではないのである。

  
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