小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

ものの価値は知らなくても知っていても恐ろしい

2008-09-13 12:36:42 | 鉄ネタなんてどうよ?
そういえばもうすぐ「敬老の日」ですか。
お年寄りには優しくしなければなりません。
間違っても特攻をかけるのはいけません。

日本最古の現役鉄道車両、踏切事故 - goo自動車&バイク

8日午後、島根県出雲市内の一畑電車・北松江線の踏切で、回送中の下り列車と軽ワゴン車が衝突する事故が起きた。クルマを運転していた男性が軽傷を負っている。電車は1929年製で日本最古といわれる貴重な車両。衝突によって一部が小破したという。

島根県警・出雲署によると、事故が起きたのは8日の午後0時30分ごろ。出雲市園町付近の一畑電車・北松江線、湖遊館新 - 園駅間の踏切で、警報機鳴動後に踏切内へ進入してきた76歳男性の運転する軽ワゴン車と、回送中の下り列車(平田市発/松江しんじ湖温泉行き、1両編成)が衝突した。

衝突によってクルマは小破。運転していた男性はガラスに顔を打ちつけ、額などを切る軽傷。列車の運転士2人にケガはなかった。

事故を起こした車両は1929年製造のもので、現役の車両としては日本最古だという。来年までに廃車されることが決定しており、この日も団体ツアーの客を乗せるために松江しんじ湖温泉駅に向かっていた。列車は衝突によってブレーキ系統の一部が破損。修理復旧は可能だというが、この日のツアーは中止となった。

警察では事故の原因を調べているが、警報機を無視して踏切内に進入したことが主因と推測されている。(13日 01:55)


ありゃあ…。・゜・(ノД`)・゜・。

こうした踏切事故は、日本の各地至る所で毎年起きているので、ニュース自体は射して珍しいと言うほどではないけれど、その路線の利用客、その踏切周辺の一般道を利用するドライバーには甚大な被害が及びますな。
先日も新潟の白新線でクルマと列車が衝突、クルマが炎上して列車の側面も焦げる事故がありましたな。
2年くらい前には、川越線で踏切事故があり、クルマと一部車両が燃えて、哀れ燃えた車両(モーター車のユニット同士の2両)は、今でも車籍は残っているものの、今でも一般列車の運用には復帰していなかったはず。

しかし、今回の相手は…。

デハニ50ですか。

ちなみに一畑電鉄デハニ50は、これ。

記事にもあるとおり、来年3月に引退予定と公式にアナウンスされている古い車両で、お座敷電車に改造されてはいるものの、荷物室を備えた古き時代の「電車」の形を色濃く残す車両として、ファン垂涎の的のクルマだったのに、この車両と大して年齢が違わない76歳ドライバーも、また罪なことをしてくれたものだ。
いくらお年寄りが増えていく一方の少子高齢化社会とはいえ、お年寄り同士でジェノサイドせんでもよかろうに。。。

生憎とおいらは、本州で唯一、島根県だけには足を記したことがないので、一畑電鉄にも乗ったことはないのだけれど、時の流れで、こうした旧型車両がどんどんなくなっていくのは、致し方ないとはいえ、やはり寂しいものがある。
特に最近は、大手各鉄道会社も、一部を除いて「叩き直して使うより新造する方が遙かに安上がり」として、車両の代替を積極的に推し進めていて、ともすると、旅客車両の最古参車両の製造年月日が昭和50年代…という私鉄事業者すら現れそうな気配。
こうした旧型車両の取り替えは、JRを中心に、特に21世紀に入ってからは加速度的に進んだと思う。5年前と走る車両がガラリ一変した会社すらあるほどだし。
そうなれば、ことに旧性能車両などは、真っ先に取り替えの対象になるわけで、大手私鉄で走る旧性能車両、いわゆる「ツリカケ電車」も、どんどん消えていく。今度は名鉄瀬戸線のツリカケ車も見納めらしいし。

こうした車両も命あるもので、余命幾ばくもないことは分かり切っているだけに、最後まで無事故でいて欲しかったのだが…。

この事故、地域に住んでいる人達からすれば、「ポンコツ電車に特攻」くらいの認識でしかないだろうが、ファンからすれば、「こんな電車に体当たりするなんて!」と、青白い肌を紅潮させて激怒しそうな話で、そうしたコントラストも、文章に起こしてみたら面白そうな話ですなあ。
来春までの半年、何とか無事で走りきって欲しいところ。
事故でリタイヤだなんて、それも鉄道車両の宿命とはいえ、とくに70年以上生き延びた車両には、あまりにも酷な話ですからねえ。。。

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